第9話 束の間の団欒

パパタローはルミエルのことを思い出していた。

婿殿とはどういうことだろうか…そりゃ婿殿だよなぁ。やっぱ婿だよなぁ。

そもそも『木漏れ日の谷』ってどこだろうか。


「聞くのが早いか」

と独り言をつぶやき、パパタローはヴィクターがいるであろう書斎に向かって歩きだした。


歩いていると、カリンと屋敷内を歩いているとカタリーナがいた。


「カタリーナさん、ちょうどいいところでお会いしました。ヴィクターさんはいらっしゃいますか?」とパパタローは尋ねました。


カタリーナは優美なトーンで答えました。「あっ。パパタローさん、ご主人様は宮廷に呼ばれてお出かけ中です。」


カリンはカタリーナが「パパタローさん」と呼ぶトーンがなんとも色気があると感じた。


これは恋!?


「宮廷?ヴィクターさんって、宮廷に呼ばれるほどすごい人なんだね。」とカリンは驚いた。


カタリーナは微笑みながら頷きました。「はい、そうですよ。」


「何と言ってもヴィクター様は宮廷魔道士の9人のうちの一人だったんですよ!」


「だった?」


「宮廷魔道士から降りてしまいましたが。その代わり、先代の王よりこの地域を守るようにと与えられたのです。」


カリンは興味津々で尋ねました。「降りたのに宮廷に呼ばれるの?」


「いえ、今回は珍しいです。なんでも急ぎ招集がかかったとのことですよ。」


「大変なんだな、ヴィクターさんは。」


「それより、どうされました?パパタローさん。私で分かることであればお手伝いしますが。」


「そう?ありがとう。」


「木漏れ日の谷に行きたいんだけど、場所が分からなくって。」


「木漏れ日の谷ですか?」


パパタローは続けました。「はい、この間、市場で知り合った方に、『木漏れ日の谷』で光の祭があるからと誘われまして。」


カタリーナはふむと考え込んでいました。「ふぅ~ん…。その方は女性ですか。」


「はい。そうですが。」


その時、カタリーナのするどい表情に気がつき、カリンは思わずあごに手を当てて、目を明後日の方向を見て、考えているふりをしていた。


「パパタローさん。気をつけてくださいね。」

「はい。気をつけます…?」と雰囲気で答えるパパタローだった。

「ふぅ。まぁいいですわ。」


その時、元町もとまちせいさんのことを思い出したカリンは”また”ですかと思った。


思わせぶりはやめなさい~。


「木漏れ日の谷は、エルフの里のことですね。人間族とはあまり交流はないはずです。」

「そうなんですか。こないだ市場でばったり遭遇しまして。」

「え?王国の市場でエルフとですか?」

「いえ、最初は人間の老婆でしたけど…。」

「なるほど、人間族にエルフ族があまり来ることはないですよ。推測ですが、何か余程の事があったのではないでしょうか。普通にいると、迫害がおきてしまうので…。」


衛兵が後を付けていたのは彼女がエルフと知っていたからだろうか?それでも合点がいかないなぁ。


「人間族がエルフ族を訪れるのは大丈夫なんですか。」

「いい顔はされないでしょうね。招待されているのなら、深い理由がありそうなので、許可証みたいなものがあれば、別でしょうが…。」

「許可証ですか?…これなんてどうです?」


とパパタローはルミエルから貰った杖を見せた。


「これはエルフの杖ですね。アイナリーフの模様もようが彫ってあります。」

「アイナリーフですか?」

「簡単に言うと頭に葉っぱを乗せたお狐様ですね。」

「お狐様?」


「パパタローさんはご存知ないかもしれないですが、アイナリーフ様はエルフの守り神なんですよ。祖先が狐らしいのです。9つの尻尾を持ったお狐様は長生きするんですよ。あわせて知恵もあるので、神の仲間になった9つの尻尾のお狐様が、外界に降りる時にエルフの姿に変化へんげしたとか。ということで、エルフは聡明で長生きなんだとか。言い伝えですけどね。また、変化へんげというのが独り歩きしてしまって、騙し騙され的な要素があって、疑い深い人間とはあまり交流ができないのですよ。」


「なるほど…。」

日本にもあったなぁ…。

カリンが思い出したように

「そういえば、あの人、パパタローのことを『むこどの』って言ってたね。」

「なんだろうねあれ?」とパパタローが返す。

ムコドノですって!

「私も行きます。心配ですから!」

「え、お仕事は大丈夫なんですか?」カリンはカタリーナの暴走を止めるべく質問をした。

「うっ。」

「パパタロー、モテモテだね。」

「そんなわけないだろう。俺、おっさんだぜ。やっと見た目は15くらいになったけど。」


「カタリーナさん、大丈夫ですよ。お忙しいでしょうし。」

《う”~~~パパタローさん鈍感すぎっ》

などと思っているカタリーナの気持ちは、パパタローは知るよしもなかった。

「ムニンを連れて行ってください!!」

廊下を通りかかったムニンがこちらを向いた。

「え!?僕にゃ?」ムニンが驚いている間に

カタリーナがムニンに近寄り耳元でささやいた「いい!変な虫がつかないように監視するのですよ」


「ええ~」


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 


~にゃんにゃんにゃにゃーん♪

ムニンはパパタローのリュックから顔と長い尻尾を出し、鼻歌交じりにご機嫌だ。

「お前、人間化したり猫化したり便利だな。」

「特訓したからねぇ~。血のにじむような努力だっだにゃ。」


「楽ちんだなぁ~、もう少し揺れを抑えてくれるといいんだけどにゃぁ。でもこの揺れも最高だにゃ。眠くなってきたにゃ~。ふあぁぁ…」とムニンがあくびをしながら目を細めて言った。その言葉には、満足しているのか、不満なのか、はたまたただの感想を述べているだけなのか、微妙なニュアンスだ。


「いいなぁ。私も背負いたい。」カリンが言う。

「いいかい。カリンにゃ。私はカタリーナに頼まれて、パパタローに背負われてやってんだからにゃ、離れるわけにはいかんのにゃ」とムニンは当然のように言う。

「はいはい。わかりましたよーだ。」とカリンは意地悪に返した。

「分かればよろしいにゃ」とムニンが続ける。

「仲がよろしいことで」とパパタローが付け加える。


カリンはパパタローの後ろについていき、ムニンの鼻に猫じゃらしを振って楽しんでいた。

「くしゅんっ。へくしゅっん。止めるのにゃー。」と猫じゃらしと遊びたい本能と今は遊んではいけないという理性が鼻水をながしながら戦っていた。

「きゃは。かわいい~。」とカリンが笑っている。


「そろそろ木漏れ日の谷みたいだぞ」

置灯篭おきとうろうの柔らかな光が周囲を照らし、門までの空間をに幻想的な雰囲気を与えていた。風に揺れる木々の葉が、灯篭とうろうの周りに踊る影を落とし、静謐せいひつな光景が一層美しく感じられた。


パパタロー達は、白き門に見入った。門の両側には、9尾のアイナリーフの白い像が対に配置されていた。それぞれの像は、威厳に満ちた表情を浮かべ、門と一体化されており、谷を守るようにそびえ立っている。


門の前には、アイナリーフの紋章が入った白い甲冑を身にまとい、深緑のローブをまとった2人のエルフが立っていた。門の上にも人影が見える。彼らは剣と弓矢を従え、厳かな雰囲気の中で見張りをしていた。


「…緊張してきた。どうしよう。」カリンがキョロキョロと共同不審者になっていた。

「大丈夫。」パパタローも内心ドギマギしていたが、覚悟を決めた。

パパタローは門番に声をかけた。


「ルミエルさんに光の祭りに招待されたんだが、通ってもいいかい?」

門番はパパタローを疑うような眼差しを向けたが、パパタローが杖を見せると、すぐに通行許可が下りた。

「本物か?」

門番が杖をアイナリーフ像の開いた口に杖の尖端せんたんを入れると、緑色に輝いた。

「本物だ…よし、通れ。」

パパタローはその言葉を聞いて、カリンに向かって言った。

「カリン行くぞ。」

と、背を向けた時、突然、エルフが襲いかかってきた。

「きゃっ!」「にゃ”ぁー!」

二人が悲鳴を上げた。

しかし、パパタローの杖が防御結界を瞬時に張り、剣と矢を弾いた。

「何をする!!」

いつもの癖で突発的にブチギレるパパタロー、頭上にバカでかいウォーターボールを瞬時に浮遊させてしまった。大気が歪みだした。


「ちょっとパパタロー。止め方がいいにゃ。あそこにいるのはきっとおさだにゃ。」

とリュックに背負われパパタローとは反対を向いているムニンが門の先にいた女性を見て言った。


長老が歩いてくると、はっきりと顔が見えた。周りのエルフが膝まずいている。

彼女の顔は、知恵と優しさに満ちた微笑みを浮かべていた。その美しい顔立ちは、深い理解と穏やかな包容力をにじませており、周囲に安心感を与えていた。

身長は、約170cmほどである。彼女の背筋はまっすぐに伸び、長老としての気品を備えた姿勢を保っていた。人々は彼女のそびえ立つ姿に敬意を払い、その威厳に見とれていた。

額には、繊細なエルフ族のアクセサリーが輝いていた。その輝きは彼女の優雅さを一層際立たせ、長老としての品位を象徴していた。

彼女は、清らかな光を反射する白いローブを身に纏っていた。その清楚な姿は、彼女の地位を示すと同時に、周囲に静かな尊厳をもたらしていた。

全ての要素が調和し、彼女の気品はその姿から溢れ出ていた。彼女は長老としての威厳を備え、人々の尊敬と信頼を勝ち得ていた。


パパタローは呼吸を整え、冷静風に声を出したが、若干、怒りが残っていた。

「こんばんは!あなたが長老ですか?熱烈な歓迎ありがたい!」

「なんという!口のき方!!」と他のエルフたちが食ってかかろうとした。


「よさぬか!」と長老が一喝した。


彼女は長い銀色の髪がしなやかに輝いており、その美しさはまるで月の光を映すようである。蒼く美しい目は明るく、賢明な輝きを放ち、その深遠なる知識の証であるかのようだ。優雅な顔立ちには高い頬骨や整った顔の輪郭があり、穏やかな表情を湛えている。身長は高く、その細身で優美な体つきは木々の間を美しく舞う風のようだ。深い知識を象徴するような着飾りをしており、長老である彼女は木漏れ日の谷のエルフのシンボルや特別なアクセサリーを身に纏っていた。


「アーロンディール・セレリアンと申します。数々の非礼を申し訳ない。ルミエルからはお主らの事は聞いておる。にわかに信じられなくてな。」


先程の威厳のある声と変わって、穏やかに話した。


「いえ、私はパパタロー・スターレット・ソレイユ、こちらがカリン・スターレット・ソレイユ《美しい人~と恥ずかしそうにお辞儀をした》、

背中にいるのはムニン《「にゃぁ」と尻尾を振っている》です。」

長老は空のウォーターボールを眺めていたが、パパタローが打ってくる気配がないと察したのか、後に着いてこいという仕草をした。


《パパタロー、あれどうすんの?》と歩きながらカリンは月明かりの中の遥か上空で浮いているウォーターボールを見た。

《いや~、どうしようか。消し方がわからないから、取り敢えず宙に浮かべとうかと…。》


《帰りに海にでも落とそうかな。》

《あれ脅しになってるけど、大丈夫かにゃ…》と、ムニンは思った。


白い門をくぐると、町の中では、狐に扮したエルフと妖精が舞っていた。

エルフ族の長老、アーロンディールに続いて歩く。

歩くたびに、アーロンディールの長い金色の髪が右へ左へ揺れる。風に舞う髪は、光の中できらきらと輝いていた。

後ろにいたパパタローはその美しい髪の手入れの大変さを心配した。一瞬、金色の髪に釘付けになった。

白い塔の階段を登り、部屋に案内される。

部屋に入ると、少し不思議な感覚が漂う。歩くたびにその感覚がふわふわと広がる。部屋の中で微かに甘い香りが漂っている。


「ここで、しばしお待ちを。」とアーロンディールが伏し目がちに言い、その場を去った。


お付きの者が扉が閉めた。扉が閉まる音が響き、部屋は静寂に包まれた。

焦っても仕方がない。待つように言われたし、信じて待とう。

パパタローはリュックを床に置く。静かに部屋の中を見回し、古い家具や美しい絵画に目を留めた。

ムニンはリュックから抜け出し、部屋の中を歩き回っている。小さな足音が床に響き、彼の興味津々な様子が伝わる。

部屋は行灯で照らされ、なんとも古風な雰囲気を漂わせている。柔らかな光が部屋全体を包み込んでいる。

このメンバーで唯一の社会人経験者のパパタローは、まるでおしゃれな居酒屋の接待のようだと思ったが、カリンとムニンは部屋の雰囲気や装飾に魅了されているので、場を壊すまいと言わないことにした。


風がすうっと入ってきたかと思うと、部屋の上でガタンと音がし、部屋が一瞬下に沈むがゆっくりと進み出し窓の外の景色が変わる。

今度はゆっくり上に登っているようだ。

木漏れ日の谷が下に見えてきた。

監禁されたのか?と、瞬間思うが、カリンとムニンは窓辺から外の幻想的な景色を眺めている。

監禁にしては美しい景色が見られるなとパパタローは思った。

カリンは暗闇の中で輝く光に感動し、瞳を潤ませを涙を流している。


「彼氏と来たかった~~」


それを聞いたムニンがカリンに寄り添うように座って、長い尻尾でカリンの背中を撫でていた。

笑える光景だなとパパタローは思ったが、雰囲気を壊すまいと、微笑ましく見ていた。



クスクス…。

女性の笑い声が聞こえた。

パパタローは一瞬、驚いた。

「つっ立っておらんで、そこに座ったらどうじゃ?婿殿」

声の主は、モスグリーンの髪にウェーブがかかったエルフだった。

「ルミエルさん?」


女は頷いた。


「市場では助けてくれてありがとう」

「礼ならカリンに言ってください。彼女が、見つけたのですから。私は、流れに従ったまでですよ。」

「ところで…」

「なんじゃ?」

「その『婿殿』というのは何でしょうか。」

「ははぁ。婿殿では駄目かの。では、「あなた」が良いのか?それとも、旦那様、御主人様?」

「いえ。そういうことではなくて、私は貴方と結婚した覚えはないのですが…。」

「わらわでは、不満なのか。」《少し涙目》

「いえ、そういうことではないのですが、素性を知らない方ですし、いきなりそう言われましても…。

春先の危ない人としか思えないのですが。」

「白洲花太郎殿はサラッと、キツイことを言うのぉ。まぁ、素性を知らせば大丈夫とも聞こえたかいの。」

「はは…。どうして私の名前を…。」

「わらわも日本から来たといえば、その点は納得できるかの。もう一つ付け加えるならばじゃ、私はタロー殿の子供の頃にうておる。森のほこらの苔の生えた石じゃった…といえば、分かるかの?」

パパタローは上を見て ? ? ? 脳内記憶をサーチしつづけ、遂に思い出した。

「…えっと、あの時の石ですか?」


「平安時代といったかの。わらわは九尾の狐だったのじゃ。人間に興味があってな、どうしても人と一緒に過ごしたかったのじゃ。人間に化けることにして一緒に生活がしたのじゃ。

何か悪さをするつもりは毛頭なく毎日を楽しく暮らしておった。ある時、鷹狩に来ていた権力者に見初められてしまったのが運の尽きじゃ。

断り続けたが、親切にしてくれた仲間を人質にされて、言うことを聞かざるを得なかった。

権力者は更に私に更に熱をあげ、政治を蔑ろ《ないがし》にしてしまい、飢える者が増えていった…。

陰陽師の安倍晴明と言ったかの、原因は私が九尾の狐が人間に化けていると分かると討伐対象にされて石にされてしまったのじゃ。

私は贅沢を望んだわけではないのだが…。

それから何百年もあそこにいたのじゃ。一人でいる寂しさに涙も枯れて、何もかも諦めておったよ。

そんな時に、タロー殿が、偶然、わらわを見つけてくれて、わらわの隣で話をしてくれた。


それがどんなに嬉しかったことかの…。


ガタン


上に登っていた部屋が、今度は下に降り始めた。


向こうには地平線が見える。


静かな時が流れた。


行灯あんどんの光が揺れた。


「…?」


「唇、口紅塗ってるんですか?」


「そうじゃ。婿殿に会うのが楽しみでな。」


「もしかして、塗り慣れてないんですか?」


「ん?似合ってないか?」


「いえ、とても魅力的です」


ルミエルが赤くなった。


「ちょっといいですか?」


「え!?」


パパタローが唇に指を伸ばし触れた。ルミエルが顔を真っ赤にして、恥ずかしそうにする。


時々、パパタローは大胆なことを平然と行う。


何を!


「取りましょうか。こっちを向いて」


「え!?ちょっと。何をする!?」


パパタローはルミエルの口に指をそっと当て、いや、むにっと唇を超えて、何かを拭った。


 え!?


「ほらっ。前歯に口紅が付いてましたよ。これで良し!」と、パパタローは良いことをしたと、ただただ思い、純粋にニコニコしていただけだった。


えーーー。前歯が赤いまま、ずっと話してたの?私~~~《涙》



「あー。パパタロー何してるの!?」と景色に酔いしれていたカリンが、景色をみるのに飽きたのか、大人の空間に割って入ってきた。


びくっ!


「あれ、この人誰?」


「なんで、顔赤いのにゃ?パパタロー、角におけないにゃぁ。」


「で…」 カリンが一呼吸を置き、

・私カリン。貴方誰?

・パパタローとどんな関係なの?

・何で顔が赤いの?

・モスグリーンの髪色かわいいね。

・エルフって何歳?

・パパタローのどこが良いの?

・結婚するの?

・え?いつ知り合ったの?パパタロー、そんな暇あったっけ?

・カタリーナさんは大丈夫なの?

など

 カリンとムニンがルミエルに質問攻めし、ルミエルはますます顔が赤くなった《ついでに困惑した》。


ひえーん。助けるのじゃぁー。《ルミエル心の叫び》



コホン。

ルミエルが1つ咳払いをして、脱線した話を戻そうとした。


「婿殿。」

そう言うと、ルミエルはパパタローの顔に近づき、華奢な手で眼帯を外した。ルミエルの髪が、パパタローの顔にはらりと触れた。そして、ルミエルはパパタローの頬を両手で触れ顔を見合わた。


「婿殿、わらわの目を見るのじゃ」


「え?」


二人の目の狐の印が合わさろうとしたとき外で異変がおきた。



ピカッ


遠くから怒号が鳴り、部屋が振動した。


門の近くで閃光がはしり何かが爆発した。


悲鳴が聞こえる。


「何だ?」

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