第22話 魔法の袋を手に入れた!
魔猪を倒した部屋は部屋から出ても扉は石化しないが開かない。・・・う~ん時間が経てば開くのかな?また出入りできる部屋お助けルームか?・・・これからはこんな部屋をお助けルームと呼ぼう。
通路を進むとう~ん?このダンジョンに潜って初めてのT字路だ。
右にしか通路が無い右に曲がると行き止まりでゴブリンが10体ほど湧いて出たのでこいつらを倒した。
『本日魔物1体を倒したので
剣術・見習い・初級者レベル6
になりました。』
『本日魔物10体以上倒したので特別ボーナスとして
剣術・見習い・初級者レベル7
になりました。』
と脳内にアナウンスが流れる。・・・う~んダンジョンて本当に最高 ❣
もとの場所・T字路に戻る・・・本来なら反対側にも通路があるはずなのだが?
壁を戦斧で叩いてみた。
『ガツン』『ガツン』『ガツン』『ガーン』『ガーン』
う~ん反響音がする。
T字路の丁度反対側が空洞のようだ。
そのまま戦斧で
『ガーン』『ガーン』『ガーン』
壁を叩くと
『ガラガラガラ・・・』
と壁が崩れて確かに空洞・通路が現れた。
その空洞・通路から赤い目をした身長3メートルはあろうかと思われる鎧を着たゴブリン・・・ゴブリンキングがゴブリンソードを振り上げて向かって来た。
戦斧を手放して守り刀に手をかけるや守り刀を伸ばしながら
面抜き胴
でゴブリンキングを倒した。
ゴブリンキングは光となって消えた跡には宝箱が一つ、その宝箱の中を開けるとお洒落なポシエットバックが入っていた。
俺がそれを手に取ると
『魔法の袋』
と頭の中にまたもや女性の言葉で語りかけてきた。・・・魔法の袋?・・・ラノベ風の物がまたきた。
試しにゴブリンの腰巻に包んで持っていた魔石をジャラジャラと魔法の袋に入れるとステータス画面の2枚目が
『魔法の袋在中品』
と表示され魔石を入れるそばから種類や数が表示されていく、最後の一個を入れると
魔石
ゴブリンの魔石・・・172個
等と表示・・・目の前に板が浮かんでいる・・・が出たよ。
試しに異空間収納にゴブリンの腰巻に包んで持っていたスライムの魔石をジャラジャラと魔法の袋に入れると魔法の袋在中品に
魔石
スライムの魔石・・・999個
ゴブリンの魔石・・・172個
になった。・・・スライムの魔石は999個以上入らないようで残りはペッと吐き出された。
スライムの魔石をゴブリンの腰巻で包んで入れようとしても同様にペッと吐き出された。
余ったスライムの魔石はゴブリンの腰巻に包んで異空間収納する。
これで沢山の物を背負ったりする必要がなくなった。
試しにスライムの魔石を押すと何個と表示されたので1個と押すとポロッと魔法の袋から出てきたので、それを噛み砕きながら魔法の袋に荷物をドンドン放り込むが、俺の守り刀だけは異空間収納と同様に魔法の袋にも不思議と入らなかった。
異空間収納は生き物は駄目だが、魔法の袋は生き物でもO.Kみたいだ。・・・う~んなんかこれも怖いのでやらない。
ただ守り刀は魔法の袋でも駄目だった。
そこから先にも十字路が5ヶ所あり、その左右の通路どちらか一方がボブゴブリンが10体以上湧き出し、反対側に小部屋がある。
小部屋の主はいずれもボブゴブリンで石の斧と石の穂先の槍を持つて向かって来た。
そのボブゴブリンを倒した宝箱の中にはポーションや毒消しが入っていた。
小部屋の主を倒せばセフティールームになるのでその部屋で食事や仮眠を取り体力回復に努める。
更に進むとこの階層最後の部屋の扉に突き当たった。
その小部屋のゴブリン主はボブゴブリンより背の高いハイゴブリン2体で得物は銅の剣に銅の穂先を持って襲って来た。
遅い襲って来た2体のハイゴブリンを倒したら宝箱1個しか現れなかった。・・・う~んなにか釈然としないものがある。
それに何が悲しくて宝箱の中には銅の剣が1本入っているだけだ。
これで銅の剣は2本目だが、やはりさっそく俺の異空間販売でポッチっと5千円で2本とも販売だ。
頭の中に久しぶりに女性の声で
『レベルが上がりました。』
『本日魔物百体以上倒したので特別ボーナスとして
剣術・見習い・初級者レベル8
になりました。』
と聞こえた。
~~~~~~~~~~~~~~~
種族 --(魔族とエルフ族の混血種)
名前 ボドヴェル・マリヌーバ・ジョー
年齢
魔王暦24562年1月15日生まれ 9歳
称号 放浪の王子・スライム惨殺者・ゴブリン惨殺者
レベル 32
使える魔法
身体強化魔法(固有魔法)
異空間収納(レベル数に応じる)
異空間販売・異空間購入(水のみ100円・能力購入1回に付き1億円)
能力
剣術・見習い・初級者レベル8
レベルアップ酔い耐性
持ち物
守り刀
兵士の戦斧
大蛇の牙 2本
魔法の袋(中の品はステータス画面№2)
所持金 1億2549万3014円
やっと五千円の銅の剣が二振りだけ販売したが、この階層ではほとんど
丁度魔物を百体目を倒したのでこの小部屋で夕飯を食べて休む。
日が段々と落ちるように小部屋も薄闇に包まれた。
日が変わったのか朝になると小部屋が明るくなっていた。
日課の千本素振りをして朝食を取り、異空間販売でペットボトルの水を飲み身なりを整えてその小部屋から出ると地下1階へ降りる階段が現れた。
このダンジョンは階層ボスの小部屋の主を倒すと階段が現れるようで、部屋から出ると階層ボスの部屋の扉は石化してもう開かなくなっていた。
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