第2話:よろしくね、ホウセイくん。
「私が気持ちよく寝てる上にデ〜ンって乗って来たの、あなたが」
「ごめんなさい・・・そんなこと知らなかったから・・・」
「いいのいいの・・・最初は驚いたけどね」
「あの・・・それでここはどこでしょう?・・・君は誰ですか?」
「ここはね、キャロットって種族が住んでるイエロースティックって世界」
「で、私の名前は「
「
「それにめちゃ猫に似てるね」
「そうだね、よく寝るね・・・私」
「それと人間の世界には猫って呼ばれてる種族がいるのは知ってる、でも私たちは
猫とは関係ないから・・・ルーツはどうか知らないけど・・・」
「おまけに私たちは猫ほど下等じゃないんだよ・・・え〜と?」
「あ、僕「
「ホウセイくん?」
「よろしくね、ホウセイくん」
僕が飛ばされて来た世界の住人はキャロットって言う、とっても猫に似た種族が
住んでるところだった。
しかも
「こんなことになって父ちゃんも母ちゃんもは心配してるだろうな」
「息子が行方不明なんだもんだ」
「ホウセイくんのご両親、あなたがいなくなって誰気兼ねなくラブラブしてるよ」
「え〜僕はお邪魔虫なわけ?」
「どこのお父さんもお母さんも子供にバレないようにエッチするって苦労
してるんじゃない?」
「なに言ってんですか?・・・どさくさに紛れて、そんなこと女の子が」
「いいじゃん、乙女ぶってもすぐに化けの皮が剥がれちゃうでしょ」
「それに、せっかく来たんだから帰れなくても、ここにいて私とニャンニャン
して過ごそう?」
「猫と?」
「猫じゃないってば・・・」
「それにしてもこんな世界があるなんてね」
「そうね、でもこの宇宙にはいろんな世界があるみたいだよ」
「人間の世界もイエロー・スティックもそう言う世界のひとつだと思うけど・・・
よく分かんないけどぉ」
てことで、僕は否応なしに「黄色い棒」って名前の世界で生きていかなくちゃ
いけなくなった。
「私ね、ほんとはね、ホウセイくんと出会えてよかったって思ってるんだよ」
「ここに人間が来ることなんて万に一つもないことだからね」
「それにホウセイくん、私のタイプだし・・・」
「タイプ?・・・僕が?
「これから、ふたりでラブラブで楽しく過ごそうね、ホウセイくん」
「冷たくしたら私も階段から突き落としちゃうかも」
どうやら僕はこの世界に来て最初っから
とぅ〜びこんて乳。
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