第3話[スライム化 Part3]
大部屋に呼ばれて何を言われるのか気にしていたら、責任者の方が
「悪いけど、真城先生としばらく同棲してみてほしいんだが」
と言われました。
訳を聞くとボクが寝てる1日の間に寝言で「真城先生、、、好き、大好き、、」等と言ってたらしく、真城先生が責任者の方に相談したらしいです。
はっずかしい、、、けど嬉しかったのもあり、即「お願いします!」と言ってしまいました。
真城先生は
「俺なんかで良いの?俺より良い人なんて幾らでも居るんだし同棲なんてしなくてもすぐ良い人と同棲した方が、、、」
と言っていましたが、
責任者の方が。
「あのね?別にそういうのが主な理由じゃないんだよ。イオリさんが「スライム化」に成功した時色んな人が居る中でなんで真城先生を選んだと思う?生物は自分にとって害を与える存在を敵とみなして最初からは近付こうとしないんだよ。「スライム化」に成功した時点で新しい生物になったって事になる訳で本来周りを全て敵とみなし威嚇したり警戒したりするんだ。なのに真城先生にはその様子が一切無かった。つまり安心出来る味方って訳だろ?だから真城先生にはイオリをしばらくの間護ってやってほしいんだよ。」
ボクは納得しましたが真城先生に迷惑がかかると思って断ろうとしましたが。
責任者の方が「それにイオリさんの方見てみろ。自然と真城先生の腕にしがみついてるだろ。凄く懐いてるんだよ。だからしばらく一緒に居てやれ。住む場所はこの研究所の中だがまぁなるべく他の研究者や研究員達にはイオリさんに近付かない様に言っておく。そんじゃ真城先生、後は頼んだぞ。」と真城先生に言っていました。
真城先生はとても苦笑いしながらこちらを見て撫でてくれて心地良かったです。
その後住む部屋に行きましたがとても広く、寝てる間に間違って「液状化」して変な所に落ちない様に低めの壁があるベッドがありました。
勿論の事ですがめっちゃふかふかでした。
そして早速お風呂に入ります。
その時真城先生に頭をコツンと当てられました。
どうやら最初はちゃんとした手順を踏まないお風呂に入れないらしいので真城先生にしてもらいました。
お風呂に入ってる時は心も身体もリラックス出来るので「液状化」しやすくなり排水口に落ちてしまう可能性があり蓋をしないといけないとの事でした。
怖いですね。しばらくは1人でお風呂に入らない様にします。
あと「スライム化」したボクの身体は「スライム化」させる時に脳に投与した超高濃度の媚薬の所為でお風呂に入ったり水を飲んだりした時等の「水分摂取」をトリガーに、媚薬が作用してそれに慣れない間は年中発情期状態になるらしいです。
なんてえっちな体質だ。
真城先生はそんな時火照りを落ち着かせる為としての役割もあるそうです。
水分摂取する度に真城先生とえっちな事するなんて興奮しますね。
ちなみに唾液等の分泌液系は問題無いとの事です。
さてではお風呂に入りましょうかね。
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