チューナーを買うのを忘れていたのです
早い話、チューナーを用意していなかった。
チューナーとはバイオリンの絃を調整して音の高さを決めるに必要な道具だ。
これがないとバイオリンを演奏するときに毎回音の高さが変わってしまうかもしれないのだ。
例えばAさんのバイオリンとBさんがバイオリンを一緒に演奏しようとしても音の高さがそろわない。と言うよりも、バイオリンの四本の弦一つ一つを決められた音の高さにそろえないと演奏などできやしないのだ。毎回それぞれの弦の音がバラバラではとても音楽にならないのは、想像してみたら簡単にわかることだ。
うん、なんかすごく偉そうだな。でもドヤるほどの事でもないよね。
さて、気を取り直して話を進めよう。
先ほど書いたように、バイオリンには四本の弦がある。高い音の弦から第一弦、第二弦と数え、第四弦まである。またはE弦、A弦、D弦、G弦とも呼び、それは基音の高さを表す呼び方だ。基音とは弦を弾いてぴ~んと鳴る一番大きな音の高さを言う。大抵は一番低い音が大きく聞こえる。バイオリンなど、楽器には基音だけではなく、倍音成分が含まれていて、それが楽器の音色に変化を与えるのだが、それは今回説明はしない。
で、その弦が鳴る音の高さを調整するのに使う道具が、チューナーと言う訳だ。どうやって使うかと言うと、こいつは電気を使って動く。電池を使うことがほとんどだ。スイッチを入れると音をマイクで拾い、その音の高さを表示する仕掛けになっている。
試しに「あ~~~~~っ」って声を出してみるとチューナーの液晶画面には「2A」と表示される。同じようにバイオリンの弦を鳴らし、チューナーの液晶画面の表示を見ながら決められた音程になるまで調整すればチューニング完了だ。
ちなみに、昔はピアノや他の楽器で音を出し、その音を聴きながら高さを合わせていたそうだが、素人の私にはそんなことは絶対に無理だと思う。でもできたらかっこいいだろうとは思うよね。
ところで、なんでそんなに詳しく説明ができるのか?チューナーもってるじゃん?って疑問があるかもしれない。これは二年前のお話だけど、今持ってる多少の知識もたまに割り込ませてるからだと理解して欲しかったりする。と言うことでよろしくお願いしたい。
なので過去に戻り、さっそくチューナーを用意しよう。
これは通販サイトなんかでどんなものがあるのか見ることが出来た。
画面に音の高さが表示されるもの。音の高さがスピードメーターの針のように左右に振れて見えるもの。カラー表示ができるものなんかもある。楽器の種類毎の設定が出来たり、メトロノームにもなるものもあった。
ここで私はシンプルに音程が文字表示されるものを選んだ。ついでに音が表示の音程より高いか低いかはわかるようになっている優れモノだ。クリップ式でバイオリンに直接取り付けて使うタイプだが、値段は思ったより安かった。すぐにオンライン注文したが、品物が届くのをいましばらく待つことになったのだった。
ところで話は変わるのだが、バイオリンという楽器は、ジャンルを超えて様々な曲に使われているのは以前にも書いたと思う。
それはロックというジャンルの楽曲でもいろいろ使われている。特に記憶に残っているメジャーなものとしては、「The Style Council」の「Shout to the Top」と言う曲がある。1984年の曲だ。ずいぶん古いな。ちょっと驚いた。
これはイントロからインパクトのある使い方だし、曲の全体を通して効果的に使われているので一度聴いてみてもらいたい。
そんな楽曲なんだが、私が子供の頃に、なぜかテレビで毎年クリスマスのCMでBGMに使われていた記憶がある。実に不思議である。
Eastman VL80 オッサン @ossane
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