第10話

授業が終わったら、流石に話しかける人が居ないそう思っていた。


「あ、あの優君」


まさかのまだ話しかけてくる奴が居た。


「なに??俺話したくないんだけど、わかんない?」


川さんである。俺に一応恩がある筈なのに仇で返した。ごみ


「・・・あ、あのそれは分かるのですが、そのぉ、そのぉ」


「反省、謝罪、要らない。だから話しかけんなよ」


「あの、前に助けてくれてありがとうございました」



優はその瞬間、笑顔になった。



もう馬鹿馬鹿しくなっている。


謝罪が出来なかった嫌味の感謝??


笑わせに来ているんだろう。





そして、そんな笑っている笑顔の優から


 






「・・・じゃあ、次こそ地獄行きだね。」


と一言が出た。

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