第2話

「お兄ちゃん、行こうよ」


妹は俺が家でダラダラしていると、必ずどこかに行こうと言ってくれる。


そんな妹のお陰で俺は暇な時間がない。毎日忙しくて、楽しい。


学校では虐められるし、本当は泣きたくなるようなことがあるけど・・・


それでも可愛い妹がいるだけで幸せ者だと思える。


________


春「・・・ゆ、優・・・ご、ごめんなさい」


夏「ごめん。本当にごめん!!」


殺したい。



「・・・」


怒りのままに動きかけた。だが横には眠っているが妹もいるし、ここで俺がやらかして今後の目が覚めたときに妹に大きなマイナスになってしまう。


だから、抑えられた。


春「私、あなたの大切な妹さんをこんなことにしてしまい、すごく反省しています」


夏「私も、今回のことはすごく反省した・・・いままでのことも全て」


二人は泣きながら謝っている。


殴りたい。


だけど、抑えないといけない。


「・・・とりあえず部屋から出て行って貰って良いかな。俺も目を覚ましたばっかりだし」


春「・・・うん」


夏「わかった」


二人が部屋が出ると、


「・・・あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

 抑えられない言葉が溢れ出てきた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る