いじめっ子達に大切な妹を轢かれて

激 辛

第1話

俺は学校で、虐めていた。


殴られて、弁当を崩されて、ノートを破かれて散々な目にあった。


だが、やり返す・・・気力はなく、出来る限り関わりたくなかった。


そんな俺は、今日も春さんと夏さんに


春「ご、ごめん。手がすべちゃった」


階段から落とされた。痛かったけど、骨折とかはしてないようだ。


夏「いつも、したばかり見てるから悪いんだよ」


そして、二人は笑いながら、去っていく。


________


 5時半、俺は妹の塾の迎えに来ていた。


 「今日もありがとうねってどうしたの?お兄ちゃん?」


 「なんでもないよ」


言えない、階段から落とされた痛み治ってないなんて、



 そして、そのあと、俺は急に反対方向から速いスピードで向かって来る二人乗りをした自転車があった。


「止まれない!!避けて!!」「避けろ!優!!」


その瞬間、俺は気づいたが避けられそうだったが妹は避けられなかった。


だから、責めて・・・


________


目が覚めた。


「・・・雪(妹)は??」


病院だった。


全身が痛い。


そして、あの瞬間を思い出す。


たしか、妹を庇うおうとして俺は妹を抱きしめた。けど俺も妹も



「そ、そんな」


妹は隣で寝ていた。


_____




どうやら、医者の話によると俺が庇ったから直接辺りはしなかったが、俺が倒れる時に、妹も衝撃を受けてしまった・・・


「う、嘘だろう。ゆ、ゆき、目を覚ましてくれよ。ゆ・・・き」


悔しかった。妹を守れない己の弱さに・・・


普段から鍛えていたらあの瞬間は守れた・・・


その瞬間、顔は見れなかったけど、声を思い出す。


「・・・ゆ、ゆう」「・・・目が覚めたんだね」


そう、こんな何度も俺を虐めて高笑いをしていた


「・・・」

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