全員飛び
「じゃあ縄に並べ、始めるぞ」
「行くぞ!せーの」
高野の掛け声と共に縄が回った
「キャーー」
これまでは体が破裂して消えていたがこれは違う、体が切断され死ぬ…これじゃ精神もキツイ…その後も何度も飛んだが死体や血の恐怖で足がすくんで飛べないやつもいた…
現在28人
「い、行くぞぉせーの」
『一、二、三、四』
初めて縄を飛ぶことがで来た。だがもう人が死んでも誰も気にしなくなった?そういえば俺も…
「とても終わりそうにないな、後10分だ10分以内に20回飛べなくては全員殺す」
いきなりの時間制限!?
「おいおい、それは理不尽だろ!時間制限なんて一言も言ってなかっただろ?」
「だったら早く飛べ、そんなことを言ってるうちにもタイマーは動いてる!何でもかんでも待ってくれると思うな!」
「せーの」
『一、二、三、四、五…十六』
ゴールはすぐそこなのにそれが遠い、あと数回なのに…
「ラストだ!行くぞ、せーの」
『一、二、三…二十!』
飛べた、飛べたのか…
体育館内は活気で溢れていた。
「おめでとう、1stステージ突破だ」
ファーストステージ?これでこのゲームは終わりじゃないのか?
「おいこれで終わりじゃないのか?」
「んなわけないだろ、この26人は二学年だろ?他に3学年、一学年が25人ずついるその中で生き残れるのはたった一人なんだよ」
全員が絶望に浸る中、俺は心が高鳴り、高揚感に浸っていた
「一三学年はもう終わってるから行くぞ、校庭へ行け」
校庭につくと知らない並んでる一三学年がいた
「まずは1stステージ突破おめでとう、ここにいるのは選ばれし101名だこれからお前らはここにいる奴とゲームをしてもらう、3rdステージに行けるやつは10人、せいぜい俺を楽しませれるように頑張れ」
「それでは早速1stゲームだが…」
男が話を辞めた、
「港ーー」
聞こえてきたのは俺の名を呼ぶ母さんの声だった
俺の親だけではない他の奴等の親も外にいるのか?警察の声も聞こえる気がする…
しばらくすると男が声を荒げて言った
「今あなた達のお子さんは俺が預かってる、もう死んでる子供もいる早く帰れ!」
一瞬その場は静まり返りすぐに騒ぎは再度起こった
「死んでるってどういうことだ?」
「意味がわからない校長を呼べ!」
「校長も教師も全員俺が殺したし、死んでるってのも本当だ。早く帰らないと親も殺すぞ?」
「母さん本当だ、本当に殺されるぞ」
「意味がないぞ港、中からは何も聞こえない…」
「ここは私たちに任せてください」
そう警察が言い親達を帰らせた
「お前等も早く帰れ」
「早く子どもたちを返せ!」
男が大きいため息をつくと
パパン
警察が死んだ…
ゲームに夢中になって忘れていたがもうすでに時間は夜を回っていた
「では2ndステージ1stゲームを始めよう、」
男は何の焦りもなく言った
「おいおい、親たちは大丈夫なのか?」
「大丈夫、殺したのは警察だけだ、まぁもう一回来たら殺すかもね。ではゲームを始めようか、次お前らにやってもらうのは二人三脚だ。二人一組を作ってやってもらう、ちなみに71人今ここにいるから余った奴は殺す。」
「誰かー俺と組まないかー?」
「俺と誰か組もう」
「港くん、私と組も」
朝宮まおが声をかけてきた
「く、組もう」
「だ、誰か組まないか?やだ、やだ、」
パンッ
「全員組めたっぽいからルールを説明するね二人三脚でかけっこをするんだけどいろんなギミックがあるわけさ、それを超えてゴールした奴が勝ち
70人35グループだから5グループずつ出ろ
5グループ中最後の1グループが負け両方殺す、良いな?ギミックはその都度変えていく」
二人三脚、しかも俺の好きなまおとって絶対遅くなる気しかしない…
「じゃあ一列目並べ」
俺等は3列目に並んだ
「始めるぞ、よーいスタート」
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