石炭袋

色街アゲハ

石炭袋

 巨大な岩山を、螺旋を描いて這い登って行った先にあるその街では、深夜になると、灯 と云う灯は全て消えてしまい、後に残るのは、余りに鮮明に過ぎて星座板をそのまま拡大したのでは? と思わせる夜空だけだった。

 山の頂には、不器用に歪みながらうねり登って行く階段が見え、その尽きる処にみすぼらしく朽ちた小さな小屋があるきりだった。その小屋は、下界からこの街でも一際孤立する様に、高く屹立した岩塊の上に危うげな形で乗っていた。

 街の人々でさえ其処には寄り付かず、其処に誰が住んでいるのかも知らない、いや、彼らにも説明できない畏怖の念から、敢えて知ろうともしなかった。

 人々はどう云う理由か、夜を極度に恐れていた。その為、昼は鳴りを潜めている頂上の小屋が、夜になるとその扉が開かれる事になるとは、誰も知る由も無かった。

 其処から現れる人物の詳しい絵姿を示す事は出来ない。頭から頭巾をすっぽり被って、全身を覆い隠しているので、それ以上の描写が困難なのである。その為、その手に下げられた洋燈について述べた方が良さそうである。其れは一見して年代物であることが分かる、鉄の枠組みには所々赤褐色の錆がこびり付いており、四方を摩硝子で囲まれた内部には、どんな光源が使われているのか、真っ白な冷たい光が摩硝子を通して、仄かに灯っていた。

 持ち主である人物は、この光の存在の前に存在を消されてしまい、光が上下左右に振られると、ただ光だけが独りでに揺れている様に見えた。洋燈が揺れる度に、白い光の帯が静かに吐き出され、、奇妙に捻じ曲がった軌跡を描き出していた。同じ処を何度も行ったり来たり、交叉したり、突如あらぬ方向に伸びたりと、生み出された帯は複雑に絡み合い、生き物の様にうねり這い廻って、やがて消えて行く。

 其れが何時果てる事無く続けられているのである。もしかしたら、人々は之を恐れているのかも知れない。其れに一旦心を囚われてしまうと、二度と目を逸らせない様な奇妙な魅力を持っていたのだから。人々はその事に却って底知れぬ恐れを抱いたのだった。

 其れは一種の誘惑であった。彼ら人々が営む日常の世界とは余りにかけ離れた物への誘い。敢えてその誘いに乗る者は、誰もいなかった。長年にわたって受け継がれて来た恐怖は、其の正体が分からないが故に、より深く人々の心に根付いていたのだから。


 であるから、此の日の夜、この死んだ様に寝静まった夜の街を一人歩いていた男は、外から迷い込んだ人間だった。この男は、偶々この街の何某を訪ねて来たのであったが、出発の準備に手間取っている間に、すっかり遅れてしまい、到着した頃には深夜に近い時刻になってしまったのであった。この街の右も左も分からない男は、真っ暗になった街中を、目的の家を見付ける当てを失って、ただ意味も無く彷徨っていた。

 しかし、根が楽天的であるこの男は、此れは困った事になったぞ、と思いつつも、こうして無人の街中を一人で歩いてみるのも悪くない、貴重な経験だ、などと暢気な事を考えているのだった。

 

 空に浮かぶ月は、今夜はやけに丸く立体的に見え、作り物の様な空々しさを見せていた。耳を澄ましていると、今にも内部で動く発条や歯車の音が聞こえて来る様だった。それにしても、今夜は歯車が上手く嚙み合わないらしい。時折聞こえるギクシャクした音が如何にも不自然だった。その度に月の内部に滞った光が、大小様々な大きさの塊になって吐き出され、バケツの水を一気に逆さにした様な勢いで、街の舗道の敷石にぶつかり、勢い良く飛び散った。

 降り掛かって来る光の飛沫を巧みに避けながら、飛び廻る男の姿を、もし誰かが見たのなら、それは光と戯れながら踊る無言劇となって映った事だろう。無言劇。此れだけの動きにも拘らず、其処には何の音も無かった。それでも男には光の飛び散る、水風船の弾ける様な音を、何処か遠い所で聞いた様な気がした。其の中の微かな悲鳴の様な物から必死に気を逸らそうとしながら。


 気が付けば、彼は街の随分高い所まで登っていた。振り仰ぐと、頂上らしき所で、夜空の黒い垂れ幕を背景に、白いリボンが躍っている。と見れば、それは誰かが何らかの光源を振り回している、という事に気付いた。

 既に男の心はその光に捉われていた。身体が自分の物でない様に、足はその光に向かって動いていく。月の光は驟雨の様に降り注ぎ、周囲の風景は影絵の様に過ぎ去っていった。そして、とうとう男の足は頂上の小屋へと続く石段の縁に掛かっていた。

 その姿を見た時、最初彼は細長い岩場に洋燈が引っ掛かっているものだとばかり思っていた。それ程、洋燈の持ち主は生きている気配が希薄だったのだ。しかし、直ぐに気付いた。頭巾の奥からこちらを覗き込む、双眸の貫く様な強烈さに。何時までも続く様に思われた視線が、小屋の奥へと促す様に逸れると、すくみ上る様な心持でいた男には、それに抗う事が出来なかった。

 小屋の中には、ニスも何も塗っていない朽ちかけた椅子が、一つ置いてあるきりであった。何の感情も認められないが、怖ろしい程の意志の篭った視線に、又しても従わされる様に、男はその椅子に座って仕舞うのであった。

 座った途端、男の中にある何かが、ストンと落っこちた様な感覚がした。身体中の力が抜けてしまい、自分の身体がスーッと小さくなって行く様な感覚、それまで自分の生きて来た記憶が自分の物ではない、まるでそれらが目の前で仄かに光る洋燈の向こう側で踊る影絵の様に思えて、もしかしたら自分は最初からここにすっとこうして座っていたのではないか、と思わせる瞬間があった。

 

 長い間、いや、もしかしたら、それはほんの一瞬の出来事だったかもしれない。男がふと気を取り直すと、目の前で白々と光る洋燈が、変わる事無く部屋中を照らしていた。そして、男は急に何故自分がこんな処に居るのか、どうしてこんな成り行きになったか、不安と共に言いしれない恐怖の感情が湧き上がって来るのを覚えた。最早、自分ではこの状況をどうする事も出来ない、後戻り出来ない処まで来てしまった!

 其れが証拠に、それ迄微動だにしなかった洋燈が、入り口と反対側の壁を照らし出した時に、それ迄認められなかった扉が、くっきりと浮き上がった。何処に通じているのか分からないにしろ、其の行き着く先は、二度と帰る事の叶わない世界へと通じている事が、彼にはありありと理解出来てしまったのだ。


 黒い影の様な目の前の人物は、さも当然と云った様に、戸惑う事なく扉に手を掛け、大きく開け放った。


 その先には……、こんなにも空が近くに見えた事が嘗てあったろうか、と感じるに充分な見事な星月夜であった。いや、それにしたって近過ぎた、と言ってよかった。星々の細かい形や、互いの遠近までもが手に取る様に分かると云うのは尋常な事ではなかった。

 小さな星はチカチカと忙しなく瞬き、大きな星はゆっくりと脈打つ様に明暗を繰り返す。

 其処には、あたかも上も下も存在しないとばかりに、何処を見渡してみても、目の前に広がる空を遮る何の障害も見受けられなかった。思わず扉から身を乗り出してみても、まるでこの世界に存在しているのは、彼が唯一の確かな足場として佇んでいるこの小屋と、その土台としての岩山だけであった。左右を確認してみても、何処迄も合わせ鏡の様な星空が延々繰り返され、下方に目を向ければ、単調な岩肌が本来の高さを忘れたかとばかりに引き伸ばされていた。


 戸惑う間も無く、洋燈が空に向けて放たれていた。洋燈が残す白い光の軌跡は、何時まで経っても消える事無く、それどころか、それはより一層光と太さを増して行き、見る見る内にくっきりとした輪郭を持つ一本の帯となって光輝いた。


 男には迷う暇も無かった。不意に背中を突き飛ばされ、次の瞬間には眼前に広がる虚空の世界へと投げ出されていたのだから。しかし、思いがけず彼の足はそれ以上空を切る事は無かった。と云うのも、空の真ん中を横切る様に伸びた白い光の一刷毛の上に、彼の足裏がしっかりと乗っていたからだった。洋燈の持ち主は容赦なく男の背中を小突き続ける。よろけた拍子に、又しても足が数歩前に押し出されたが、白い光の帯はその度に彼の全体重をしっかりと受け止め、びくとも揺らぐ事は無かった。

 光が結晶化した? 幾分大胆になった男はその場で何度も足踏みをしてみる。すると思ったよりも固い感触があり、この予想を裏付けるのだった。

 後ろの外套が苛立たし気に小刻みに揺れる。どうやら自分を先に進ませたいらしい、彼はそう考え、半ば開き直った気分で、大股に光の道を渡って行った。


 しかし、此れが思ったより大変だという事を、彼は直ぐに思い知らされるのだった。彼の周囲に鏤められた星々が、それ迄の素っ気ない無表情から一転して、互いに結び付き、一つの形を成して彼を脅かし始めたのである。

 其れは星座と呼ぶには余りにも生易しい言い方であった。これまでに語られて来た言葉では到底表す事の不可能な、悍ましい未知の怪物達が、隙あらば此方を引き裂こうと、鋭い鉤爪や牙を伸ばして来るのであったから。

 彼がそれらの脅威から逃れようと足を速めると、星々の組み合わせはその度に解れるのだが、直ぐにでも新たな組み合わせを作り出し、彼の心を一瞬たりとも休めようとしないのであった。従って、のんびり立ち止まっている事など考えられなかったし、かと言って走ろうものなら、忽ち光の道を踏み外し、何処まで続くか知れない無間地獄に落ち込んで行く事になりかねない。結局、彼は何時自分の首筋に致命的な一閃が引かれるかも知れない恐怖に怯えながら、可能な限り速足で歩き続けるしかなったのである。


 しかし、終わりは呆気ない物だった。光の道が途切れる処に差し掛かると、彼は奇妙な感覚を味わう事になった。身体がフワリと回転する様な感覚。行き場を一瞬失った足が落ち着いた先は……、空と云う名の固い地面の上だったのだ。



 男は、ついさっきまで歩いていた筈の世界を、頭上に見上げる恰好で立っていた。どうやら、この世界と地上の世界とは思ったよりも離れていないらしい。鮮明とは言わないまでも、地上の様子を案外詳しく眺める事が出来るのであった。

 先程彼が出て来たと思しき小屋の扉が、開けっ放しになっている様子が見られたし、其の下方に広がっている街も、まるで地図を眺める様に見て取れた。

 夜なのに此処まで見えたのも、月のおかげかも知れない。其れは、彼が今立っている場所からそれ程離れていない処で、何の支えも無しに宙に留まっていた。

 彼と月との間には、星々が溢れんばかりに密集していた。其の密度は他の空間と比べてみれば明らかで、まるで、彼と月との間に流れる大河の様に、大空を横切って何処迄も続いていた。


 不意に、男の脳裏に〝銀河″と云う言葉が浮かんだ。そうだ、確かにそれに違いない。余りにイメージとかけ離れた世界である為に、つい忘れがちになるが、此処は空の世界なのだった。地上から見上げた通りに〝地理″が整っていたとしても何の不思議はない。しかし、こうして間近でそれを目の当たりにすると、圧倒されずにいられなかった。星々は宙に在る分だけでは飽き足らず、空の表面にまで、打ち捨てられたかの様に、山盛りになっている物まであった。


 何とも言い難い眺めに、我を忘れて見入っていた男の腕を、黒頭巾の人物は強い調子で揺さぶった。明らかに男は急かされていた。一体この自分に何をさせようと云うのか、それが碌でも無い事であるのは明らかだった。こんな処迄自分を引っ張って来た上に、おまけにこんな物まで見せて脅しをかけようとは……。

 

 男と黒頭巾が佇んでいたのは、銀河の中でも特異な箇所、通称〝石炭袋″と呼ばれる場所だった。地上から見上げた時、銀河の中で其処だけ星々が存在せず、ポカン、と大きな穴が開いている様に見えるので、そんな名前が付けられたのだと云う。しかし、実際に穴が開いているとは思わなかった。しかも、穴の縁に設けられた巻き上げ機から察するに、此処で本当に何かを採掘しているらしい。その昔、夜空を見上げて此の箇所に名前を付けた人物は、何かの暗示らしきものを感じたのであろうか?


 黒頭巾の人物は、手にした洋燈で穴の底を照らし出した。其処には、嘗て人であったであろう者達が、今にも崩れ落ちそうな干からびた腕を振るって、何かを掘り起こそうとしている様子が見て取れた。察するに、星だろうか?

 何故だか、男にはそれだけで此の傍らにいる黒頭巾が何を言わんとしているのか分かってしまった。正直分かりたくも無かったが。此の黒頭巾は、明らかに自分に何かをさせようとしている。其れがどんな事かは分からないが、もし其れを拒もうと云うのなら……、お前もこの穴の底に居る者達と同じ運命を辿る事になるぞ、とそう言いたいらしい。

 そんな運命など真っ平御免だ! 男にしてみれば其れは当然の反応であったのだが、かと言って、此れから待ち受けている事を自分が成し遂げる事が出来るかとなると、其れも些か心許ないのであった。


 ついに、男と黒頭巾は目的とする処に着いた。彼等が立っている直ぐ近くには、月が他から孤立する様に浮かんでいた。月? 月をどうすると云うのだ? 訝し気な男の様子を意に介する事無く、黒頭巾の人物は、男に月の裏側を見るよう促した。


 

 其の途端、男は何も考えられなくなり、その場にへたり込んでしまった。叫ぼうにも身体が全く云う事を聞かず。喉から出て来たのは切れ切れの喘ぎ声だけであった。

 地上から見上げている分には決して拝む事の無い月の裏側。其れがこんなにも恐ろしい表情を隠していたとは、全く予想の外だった。


 古来、月にはどんなイメージであれ、〝狂気″の要素が付されていた。程度の差はあれ、人々は其の要素を見逃す事は無かった。


〝狂気″


 人の考えも及ばぬ処の物を言い表すのに使われる言葉。しかし、月の表側しか眺めた事の無い人々に、果たしてこれ程までの純粋な狂気が月の裏側に隠されていた事など想像出来ただろうか? 或いは、こうとも言える。人々が月の表に認めていた物は、その裏側に潜む物のホンの一欠けらであった、と。


 此処に至って、全てが明らかにされようとしていた。男は今やはっきりと理解していた。自分が何の為に此の世界に連れてこられたのか、と云う事に。此の自分の目と鼻の先に浮かんでいる月、此の自分の手で以て其の表裏を入れ替える、其れが自分に課せられたたった一つの役目である、と云う事に。

 その理由も何となく見当が付く。自然と云う枠組みからはみ出してしまった存在である人間以外に、此の行為は不可能なのだ。しかし、何故自分なのだ? 数多く存在する人間の中で、何故選りにも選って此の自分でなければならない? 

 男は気付いていなかった。数多くの人間達の中で、今この時、此の世界に辿り着いたのは、例えどんな偶然が積み重なったにせよ、彼一人だったという事に。


 逃げる事は許されなかった。彼の取る事の出来る道は二つだけ。即ち月を裏返すか、さもなくば石炭袋に放り込まれるか。後の方は何としても避けたかった。とすれば、この手で月を裏返すのか? いや、逡巡している余地は無かった。其れしか選択の道は無いのだ。いい加減覚悟を決めるべきだった。両手の震えるのを叱咤しつつ、彼は目の前の、自分の身長程の大きさで光っている月に手を掛けた……。



 その瞬間、彼の脳裏に在る映像が鮮明に流れ込んできた。まだ何もしていないのに、自分が月を裏返したら確実にこうなるであろう処の映像が。



 少しだけ軋む様な音を立てながら、月はゆっくりと回転していた。遂に、地上に向けて、月の真の表情を現わす時がやって来たのである。

 月の表裏が完全に入れ替わったその時、月の狂気を湛えた光はいや増しに光輝いた。其れは何かに対する勝利の凱歌の様にも見えた。

 その光は、地上を隈なく照らし出し、全ての物に其れは浸透していった。

 

 その時、何も無い筈の空間から、何かが這い出して来るのが見えた。其れも一つや二つではない。数えるのも悍ましい圧倒的な数の何かが、後から後から地上に降り立って行ったのである。

 其れ等は……、どんな忌わしい伝承でさえも語る事を避けて来た種類の者ども。ただ人々の悪夢の中でのみ、其の片鱗を垣間見れる事の出来る存在であった。

 彼等は、地上の何物にも似ないやり方で、地上を飛び跳ねて行く。其の後には、巨大な山程の何かが、此れ迄見た事も無い様な動きで、うねり這いずり回って行く。

 地上に存在する全ての者も、月の影響を受けない訳にはいかなかった。其れ迄、裏面に隠れて決して表には現われなかった相貌が、月が裏返る事で、入れ替わる様に、はっきりと表に現われて来たのである。

 地上の人々が、此の狂気の世界に耐えられる訳が無かった。彼等は、この情景を一目見た途端、正気を失ってしまうだろう。そして、其れによって、彼等は皆、人間としての特徴を喪失してしまうだろう。

 最早、それぞれの違いも分からなくなる程に歪んでしまった彼等は、先を行く異形の者達に倣って、発条の壊れた人形さながらに、跳ね転がりながら、狂気の光を湛えた月が燦然と輝く平原を走り抜けていく。光は輝きを増し、彼等は其の中に次々と姿を消して行く……。



 男は、此れ以上耐え切れずに、月から両手を離してしまった。其れが合図だった。突然堰を切った様に男は走り出した。其の姿は、彼が先程垣間見た、月に魅入られた人間達と見分けが付かなくなっていた。何も考えられず、意味の無い叫び声を発しながら、ただ無我夢中で駆けずり回った。何処でも良い、此の狂った世界の外であるなら、彼は喜んでその中に身を投じた事だろう。

 しかし、男の行き先は既に決まっていた。不意に襟首を掴まれ、大声で喚き散らす中、男は引き摺られて行った。そして、訳も分からぬまま、自分の陥った運命を理解する間もなく、男は深い深い奈落へと落ちて行くのだった……。


 そんな訳で、残念ながら此の話は、ハッピーエンドとはならないのである。





                                   終


 

 

 

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