第15話
また月日は流れ、流石は勇者のバフと言いますかまぁ教えてもらえば覚えるものである程度の剣術と座学や魔法を覚え、今日は旅路の仲間の選抜を行いそうだ
のは良いのだが…
何故に女ばっかなのだ… 何かの意図を感じる…
「俺、女と旅はしないぞ」その場にいた者たちの視線をいっせいに浴びた事にハッとし弁明する「勘違いするなただ女と”だけ”旅をするのが嫌であって女と旅をするのが嫌と言う訳じゃないぞ」言い訳みたいになったが仕方がないこればっかりは自分の言葉が悪かった
ちなみにこの場には俺の他にカルロス、エミリア、エレナ嬢と初日の朝食会で紹介された女の子たち三人、お師匠さんのサミエルさん、騎士団長のダニーロさんとその他もろもろがこの”選別会”に立ち会っている
選抜メンバーは多分メインの三人、剣士のフィオナ、聖職者のナナ、魔法使いのサンドラのほかに獣人の子と他にも女の子が何人かとなんとエミリアもメンバーに入っている、なんとなく稽古や魔法の授業で何かと一緒の事が多いと思っていたが…
この国の女は強い
それは断言できる、頭の良さにしても魔法の使い方も剣術にしても、それにこの国の権力者は騎士団長と魔術師長を除いて殆どが女だ、騎士団長に関しては悲しきかな他国になめられない為の対策として男性を選んでるだけだそうだ
現に副団長は女性だ、ダニーロさんも実力があるから選ばれたのだから自信を持てばいいと励ました事もあったが自分はまだまだと悲しそうに笑っていたのが記憶に新しい
そんなアマゾネスな国なので必然的に女性が選ばれるのは仕方が無いのかもしれないが俺は男だ
間違っても間違いは起こらないと思うが…
正直彼女たちの視線が怖い…エミリアは単純に俺と馬が合わないから一緒に旅をしたらどうなるか、あとは聖職者のナナは単純に入れるとして他は無理かな…うん…目が…ね
「メンバーは俺の希望で良いんだよね」取り敢えず聞き入れてもらえるか分からないが言うだけ言う「まずはカルロスは絶対だ、他は聖職者のナナとそこの獣人の子一人の合計3三人がいい」
カル「俺でいいのか?」まさか自分が選ばれるとは思ってもみなかったようで目を見開いている
「あぁ俺にはお前が必要なんだ」カルロスの肩をつかみ真剣な顔で訴えかける
エレ「そのメンバーで宜しいのですか?エミリアの方が実録は上ですし頼りになると思います」
心配そうな顔で俺とカルロスの間に入る「カレンもい働きをしますがフィオナやサンドラの方が旅路では安全ですよ」
「いや、すまないがこのメンバーで頼む、それに三人とも実力での不足はないですよ」ナナとカレン(獣人の子の名前らしい)方へ手を差し伸べ「一緒に来てくれるか?」
そう問いかけるとお互い差し伸べられた手をつかみ元気よくはい!と答える
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