第12話
目の前に置かれたのはフルーツタルトだった
色とりどりのフルーツが小さくカットされその下にクリームとビスケットがある、一人用のミニタルトだが手のひらより少し大きく、見た目もよい乗っているフルーツが輝くほどに瑞々しい印象だ
フルーツタルトなんていつぶりに食べただろうなんて思いながら一口サイズに切り分け頬張る
「ん~// ….ん?」
カル「どうした?口に合わなかったか?」
美味しいのだけれど、想像していた味と違っていた、ビスケットはバターが少なくパサついておりクリームもほのかに甘い味はするのだが何だか物足りない感じがする、肝心のフルーツは
酸っぱい
それしかなかった、いや甘いものもいくつかあるにはあるが全体的に酸っぱいが勝ってしまう、これでクリームがもう少し甘ければ気にならないのだが…
嘆いている俺の横からフォークが伸びてゆきタルト切り分け食べるカルロスはしっかりと味わい飲み込む
カル「十分美味しいが何か問題でもあったか?」
「酸っぱくない?」そんな俺の問いにカルロスはタルトの味を思い出しながらしばらく考え込む
カル「そうだな、 確かに少し酸味はあるがここではこれが普通だぞ」
「残念ながら俺は甘党だから辛いのも酸っぱいのも苦手でな」しょぼくれ目の前のタルトに視線を流す
そこでカルロスから‘’嫌なら下げてもらえ’’と言われたが甘味に罪はないのでそのまま食べることにした
別に食べられないほど酸っぱいわけではないただ物足りない
「でもデザートはデザートなので食べる…ます」
次は甘くしてもらうよう依頼しておくと言ったカルロスを初めて尊敬的な目を向けてしまった
不覚だ…
カル「貴様、失礼な事を考えているな」
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お久しぶりです
最近不定期投稿すみません
やる気やアイデアなどは山ほどあるんですが最近は時間が無くて更新できませんでした
もうしばらく不定期投稿が続くと思います。
すみません
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