第11話

「キョウイク?」


カル「そう!そこらで野垂れ死られても困るからね!俺達が直々に訓練させてるんだ♪」さっきまでの奴は何処へやら口調もいつもの調子に戻っている、さては馬鹿にされていたな


「じゃぁ他の勇者がここに居ないのは…」


エレ「えぇ、我々の元を離れて冒険者をやってます」


「はぁぁあ``あ``あ`` Vai assustar os outros caramba」(ビックリさせるなよ)緊張が解け椅子から崩れ落ちる「朝から勘弁してくれよ」 


エレ「勇者様たちは我国で、ある程度の訓練を受けたらギルドに登録し経験を得てから魔王討伐に向かわせるようにしているのです」


カル「そうそう、初めに来た勇者は力はあってもその力がうまく使えづに早々にやられたからな」


エレ「そこで我国では貴重な人材を無下にしない為、ある程度の戦えるすべを身につけさせてから旅に向かわせているのです」


「あぁ…そう…」何だか拍子抜けした気分だ


昨日の魔王絶!対!討伐‼の態度と部屋の結界といい盗聴といい変に気遣いをしてしまったではないかww なんだてっきりてっきり、人は疑うもんじゃないなハハハ


ロべ「ん?結界は貼れど聞き耳など使っておらんぞ」


「ん?」考えていたことが口から出ていたのか思わぬ回答が来る


ダニ「何者かが探りを入れているのかもしれません、すぐに調べてまいります!」そういった騎士様は席を立ち去っていった


ロべ「わっわしも同行する」そう言った爺さんも慌てて後を追う


ジェットコースターの様な感情の行き来に食欲も去っていく


「せっかくの料理なのに…」目の前の皿を押し出し、もう食べませんとアピール


カル「?なんだ、もう食べないのか食後の甘味もあるというのに」


「デザート!食べる!食べる!絶対食べる」落ち込んでいた感情は一気に吹き飛び椅子に座り直す「俺は後はデザートだけでいいから!ほかの食事は運ばなくていいぞ!」


カル「ハハ!元気だな!」言いなが近くにいたメイドに指示を出す

メイドはすぐさま俺の皿を片付けデザートを持ってくる

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