第4話
エレ「あなたのその願いは聞き入れ出来ません」深く考えた後、エレーナ嬢は静かにそう答える
チっ
エレ「貴方の考えは素晴らしいと思います。ですがそれは人に対しての事、魔王は魔物です感情など無いに等しい、有るのは破壊神のみ、その行動に理屈は無いのです」
シュレーディンガーって聞くからもっと物事を別のベクトルから考える人達かと思ったが違ったようだ
「そうか、ならこれ以上は俺は何も言わない、理解はしたでも納得はしていないからな」
エレ「構いません、ただ魔王を討伐しこの世界の救世主になってくだされば」
「abraça kk 」(御冗談をw)
此処はもう協力すると言わないとまずいな、多分エレーナ嬢は俺が魔王を討伐したくないたの気づいていると思うし
なぜこんなことに… いや今は頭を抱えている場合ではないと思うけど様子見だな…
一旦協力するふりをして隙を見て逃げるなり何なりやればいいか
エレ「ではさっそく貴方のステータスを見ましょう、それから貴方に合う訓練をして貰います」
訓練かぁ…
今駄々お捏ねたら話が長くなるから辞めておこう
エレ「ロバート鑑定して頂戴」そう呼ばれたのは年季のかかったおじいさん、いかにも魔術師ですっいう姿をしている
(おぉ、あの人が異世界漫画でよく見る宮廷魔術師って奴か、知らんけど)自身のステータス鑑定と聞いてちょっとワクワクす、召喚なのでスキルの良し悪しは期待できないが、それでもワクワクする
ロバ「はい陛下」彼はゆっくりと自分へ手をかざし何やら呪文を唱えている、最後にステータスオープンっと言ってから周り一面を光が照らす、あまりの眩しさに目をつぶる
ロバートのもう目を開けても良いぞという声でまた目を開く、彼の手には薄いガラスの様な板があった
名前:レオナルド・智・樋口・ダ シルヴァ
種族:人間
レベル:60/100
称号:無し
HP:436/1000
MP:674/1000
スキル:射撃/魔法/体術/回復/クラフト/鑑定
なんだか凄くざっくりしている気がする、ステータス表記ってこんなんだったか?
ここの世界の普通が分からないが体力が少ないのだけは分かったw
(まぁ元の世界じゃインドアだったからな、スポーツも何もやってなかったからしょうがないっちゃしょうがないのか?問題はエレーナ嬢がどう思うかだよな)
っとそちらの方をチラッと見ると彼女はステータスボードを見て眉を潜めていた
エレ「貴方は結構高貴なところの生まれなのね」
「?なんで?違う…あぁ、俺の住んでた所は親のセカンドネームをまとめてもらうんだ、名前が2つなのは日系では珍しくもないよ」
エレ「ニッケイ….」
「俺は二重国籍なんだ、どっちの国にも馴染める様に名前が二つ付いている」だから位のやり取りはないよと言った
エレーナ嬢は俺を下から上へと見た後またステータスボードに目を向ける。
深くは聞かないタイプなのかそれとも興味が無いのか
どちらにせよ必要以上に説明しなくて良いのはとても楽だ
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この物語に出てくる言葉や言動はあくまで作者が知っている範囲内の事なのでご了承ください
ポ語のスラング用語は地域によって異なりますので注意を
意味合いは口調のイントネーションで違ってきますので直訳すると疑問が生まれると思いますが作者の和訳を信じて読み進めてください。
ではまた来週に。
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