三十九話 勇者部と認可と
シトラスはアンリエッタとイスト魔法俱楽部の方針を巡って対立。
その結果、一年生から在籍していたイスト魔法俱楽部を退部した。
自身で魔法俱楽部を立ち上げることにしたのだ。
学園長であるネクタルから、魔法俱楽部が学園で正式に認められるためには、七人の部員を集めることを求められた。
同性の幼馴染、ミュール。
異性の幼馴染、メアリー。
年上の幼馴染、ヴェレイラ
猫人の友人、ブルー。
勇者部の設立を決意した際に、その場にいた初期構想のシトラス含めた五人に加えて、謎多き美少女――ハロルシアンが加入することになった。
トントン拍子でその日に六人をかき集めることに成功したシトラス。
ヴェレイラはイスト、ハロルシアンはセントラルからの転部である。
彼女と同学年のヴェレイラは、ハロルシアンと過去に因縁があるのか。
彼女に対して終始敵意を見せていた。
それもシトラスの強い制止もあり、最終的に渋々と彼女の入部を認めることになった。
そして、勇者部認可に必要な人数の最後の一人だが――。
「――へ? な、なんて言いましたか?」
一人の男子生徒の間の抜けた声が、イスト魔法俱楽部の本拠地、魔法塔の二階にある会議室に響いた。
その男子生徒の名は、エイト・ワード。
衛とは今年でカーヴェア学園の最上級生である五年生。
この日、同い年で実質的なイスト魔法俱楽部の棟梁であるベルガモットに呼び出されていた。
エイトにとってはおよそ二年ぶりに、幹部のみ立ち入る二階の会議室であった。
「お前にはシトの作った勇者部に行ってもらう」
会議室にある円卓。
入り口から最も離れた座席に座るベルガモットは開口一番に、そう告げた。
事情を知らない今のエイトには、告げられた内容は青天の霹靂であった。
「つ、作った? 勇者部? ちょっ、ちょっと話が見えてこないんですが……」
宝石のような翡翠色の無機質な目が、エイトのしどろもどろな反応に対して、僅かに歪む。
それだけで、呼び出されてから冷汗の量が倍増する。
エイトは自身の脇が、十二分に湿ってきたことを自覚した。
エイトは大きく一度唾を飲み込むと、
「あっ、いや、その、今年で学園を卒業する身としては、王国に名高いイストで引き続き精進させていただければなー、なんて、ははは……は……。はぃ……。今すぐ荷物を纏めてきます……」
精一杯明るい口調に努めたその声も、相対する彼女の目力の前に、すぐに尻すぼみに終わった。
何も口を開かないベルガモットの様子から、話が終わったことを察したエイトは、これまでのイストでの生活に礼を述べると、肩を落として部屋を後にした。
「……地下都市の占い師の野郎、今度会ったらとっちめてやる。ちくしょうめ。何が『案ずることはない』だよ。最終学年で四大俱楽部を退部って、案ずることだらけじゃねーかッ……」
エイトは、勇者部なるものを探すために、イストの管理する魔法塔から校舎に足を進めるのであった。
「――という訳で、やってきたんだが……。"
人伝に勇者部を尋ねて、エイトは旧勇者科の教室を探し当てた。
シトラスとは、自主練で一時期よく顔を合わせていた仲。
文句の一つでも言ってやろうと、教室に足を踏み入れたが、教室にいた面々を認識すると、不満より驚きが勝った。
机の上に腰かけたシトラスは、エイトを部屋に入って来たエイトを見ると、破顔し、
「やあ、エイト。待ってたよ」
手を上げて招き入れる。
「またよろしくね。エイト」
「ねぇレイラちゃ~ん、彼が最後の一人~? あんまりパッとしないね~」
ヴェレイラとハロルシアン。
学園最強の七席の一角を占めるヴェレイラはもちろんだが、セントラルに所属し、二つ名を持つハロルシアンも実力者として、その名が学園では知られていた。
関係者の一部には、彼女のその力は七席級であるとも言われるほどである。
「これで七人そろったね。あ、エイト。こっち来て、この羊皮紙に名前書いてくれる?」
予期せぬ二人の存在に、エイトは訳がわからず混乱している。
言われるがままシトラスの下まで来ると、羊皮紙のリストの七人目の欄に名前を記入する。
そこには、この場にいるエイト以外の六人の名前が既にあった。
"シトラス・ロックアイス"、
"ヴェレイラ・ガボートマン"、
"ミュール・チャン"、
"メアリー・シュウ"、
"ブルー・ショット"、
"ハロルシアン・ハーロウィン"。
見間違いかと、エイトはペンを片手に目を瞬かせるも、リストの名前は変わらない。
エイトが七人目の欄にその名を記すと、シトラスは羊皮紙を丸めて、
「じゃあ、ぼくはこれから学園長の所に行ってくる。一人で来て、って言われてるからみんなはお留守番ね。みんな喧嘩せず、仲良くしていてね。……そうだ。ぼくがいない間に、これからの活動内容を考えておいてよッ!」
「わーッた、わーッた。心配すんな。むしろ、俺はお前の方が心配だ。学園長室の場所は覚えてるか? 寄り道せず帰って来いよ?」
ミュールの心配に、はいはーい、と軽い返事を返すと、シトラスは教室を後にした。
シトラスの去った教室には、無言の時間が流れる。
シトラスを介して集まった者たち。見知った顔もあれば、見知らぬ顔もある。
ミュールが、首に手をあてがいながら、
「……えっーと、自己紹介でもするか?」
と口を開くと、ハロルシアンが萌え袖を振って、これに同意する。
「いいんじゃない~? これから付き合う仲だしね~?」
「じゃあ、言い出しっぺの俺から、俺は三年のミュール。シトラスの幼馴染だ。あー……彼女募集中だ、あ、やっぱなし! あ"ー、言うんじゃなかったッ!」
場を和ませようと、一言付け足したが、ミュールはすぐに顔を赤くして後悔する。
ハロルシアンは、袖に隠された手を口元にもってくる。
赤面するミュールをクスクスと笑いながら、
「ミュールも面白いね~。じゃあ次は私~。私は五年のハロルシアンだよ~。ハロって呼んでね~。じゃあ、私も彼氏募集中だよ~」
ハロルシアンの萌え袖を振りながらの悪ノリに、ミュールはますますその顔を赤く染め上げる。
彼女の次に口を開いたのはヴェレイラ。
「……私は五年のヴェレイラ・ガボートマン。シトの 最 初 の幼馴染よ。……残念ながら、彼氏は募集していないの」
彼女はミュールの自己紹介に張り合ってか、『最初の』という言葉が強調して聞こえたのは、決して気のせいではない。
また、ヴェレイラも悪ノリして、いたずらっぽくミュールに笑いかける。
互いにシトラスほどの親密さはないが、それでも二人は共に、過去に一時期ロックアイス領で同じ屋根の下で暮らした者同士、知らない仲ではなかった。
ヴェレイラの自己紹介が終わると、次はブルーいけよ、と隣に陣取るミュールに促す。
促されておずおずと口を開くブルー。
「私は、三年、ブルー……。彼氏は、募集して、ない……」
見知らぬ人族に警戒しているのか、ブルーはその視線をせわしなく動かして、小声で名乗りを上げた。
しかし、空気はしっかり読んで、ちゃっかりと悪ノリして。
ヴェレイラとハロルシアンも、ブルーに対して笑みを浮かべながら温かい言葉を返した。
ブルーにとって幸いなことに、彼女たちもシトラスたち同様に、獣人に対する偏見はなかった。
ここまで悪ノリが続くとミュールも苦笑いを零す。
「お前も悪ノリするのかよ……」
自己紹介も、残るはエイトとメアリーの二人。
エイトがメアリーに視線を送る。
彼女は興味なさそうにぼけーッと椅子に座っていた。
エイトは先に口を開くことにした。
「えー、俺はエイト、五年だ。シトラスとは自主練仲間だ。絶賛彼女募集中だ。いい子がいたら紹介してくれよなッ! な、なんて……」
エイトも悪ノリの波に乗ったものの、ハロルシアンとヴェレイラの値踏みをするような視線に気がつくと、最後は尻込みしてしまう。
彼女たちの目は、口ほどに笑ってはいなかった。
エイトの自己紹介が終わると、ミュールがメアリーを紹介する。
彼女は教室内の視線を一身に集めても、それを全く気にした様子がない。
「こいつはメアリー。俺とシトの幼馴染だ。多分知ってるだろうけど、めちゃくちゃ剣がつえー。メアリーの取扱説明としてはだな、手に負えなくなりそうだったらシトを呼べ。なんでか知らないけどシトの言うことには従順だから」
彼女の強さは、彼女の対抗魔戦と魔闘会を目にしたことがある者であれば、忘れられないぐらい強烈なものであった。
特に昨年度の魔闘会において、""
恐る恐るエイトが口を開く。
「……もし、その場にシトラスがいなかったら? 例えば今みたいに」
ミュールは言葉を選ぶように視線を左右に動かしながら、
「あー……全力でその場から逃げるか。実力でメアリーを押さえつけられる力を持つ奴を見つけるか。この場なら、レイラ、頼むぜ」
「――え? 嫌よ?」
間髪入れずに答えたヴェレイラに、ミュールが何とも言えない表情を浮かべる。
ヴェレイラが噴き出す。ちょっとした悪戯心を見せたようだ。
「あ~ん、レイラちゃんの意地悪~」
とハロルシアンがヴェレイラの悪戯に便乗してくるが、
「……貴女は自分でなんとかできるでしょう」
とミュールへの対応とは打って変わって、冷めた視線で彼女を切って捨てた。
「それに貴女、セントラルはどうするの? カルバドスやマルタンが貴女の転部を許すとは思えないだけど?」
「うん。無許可」
綺麗な歯並びをヴェレイラに見せると、音符マークがつきそうな軽快さで言葉を返した。
これには唖然とした表情を浮かべたヴェレイラであったが、
「貴女はそういう人だものね」
それ以上は聞くだけ無駄だとでも言うように頭を振った。
「まぁ、なんだ。まず間違いなくこの一年はシトに振り回される一年になるぜ。これまで二年間、いやシトと出会ってからずっーーと振り回されてきた俺が言うんだ。違いねぇ。シトを通じて集まったのも何かの縁だ。これからよろしく頼むよ」
ミュールの言葉に、教室内の全員がそれぞれ肯定の意を示した。
◆
ミュールたちが、旧勇者科の教室でその仲を深めている頃。
シトラスは学園長室に足を踏み入れていた。
「――いやぁ、よく来たね。さ、座って座って」
ニコニコと小さな揉み手でシトラスを迎え入れたのは、童の容姿を持つ年齢不詳の学園長、ネクタルその人であった。
ネクタルは白髪白眼の童顔の持ち主。
子どもに多い中性的な顔立ちと、その白髪の床に届こうかという長さも相まって、少女にも見えないことはない。
学園長室には、来客用のローテーブルとローソファが部屋の中央に陣取っていた。
窓際にはパンパンに本が詰まった本棚。
部屋の奥には実務用と思しき机と、その上に束となっている書類が目についた。
シトラスはネクタル促され、ローソファに腰かける。
すぐに目の前に紅茶のセットがぷかぷかと浮かんできた。
カップの中が赤褐色の透明な色で満たされると、
「お砂糖とミルクは?」
「えっと、じゃあください」
中身が零れない程度に子気味の良い音を立てて、それらがカップの中の液体に交わる。
カップの中の液体は音もなく螺旋を描く。
螺旋は時間と共にやがてその動きを止めた。
対面に腰かけたネクタルは、ミルクの入った紅茶で唇を湿らせる。
ネクタルはその小さな口を開いた。
「それにしても、昨日今日でもう部員が集まったのかい。君は優秀だねぇ」
「ありがとう、ございます。これが部員のリスト、です」
ネクタルは聞かずとも、シトラスが学園長室に訪れた理由を知っていた様子であった。
シトラスも用意された紅茶で喉を潤すと、手にしていた羊皮紙をネクタルに差し出した。
「ふむふむ。おや、"不動の巨人"以外にも"王の道化師"まで入部したのかい? ……いったいどんな魔法を使ったんだい?」
ネクタルは差し出された羊皮紙を開き、中に書かれていた名前は確認すると、くりくりとした可愛らしい目を驚きで更に丸くする。
「魔法? レイラもハロもぼくの友達だよ?」
きょとんとした様子で言葉を返した。素の反応であった。
「そうか、友達かぁ。いずれにせよ、これで明日から学園には新しい新風が、それも烈風が吹き荒れそうだね。これだから学園は面白いんだよ。それを学園長という特等席で見れるんだからね。たまらないね。……こほん。そうそう、もちろん正式に認可を出そう。名前は勇者部? だっけ?」
「うん! 去年でなくなっちゃった勇者科の代わりに、勇者になれるようなことを行うから勇者部、です」
敬意を払って話すことに慣れていないシトラスの言葉は、取って付けたようにたどたどしい。
ネクタルはそれを気にした様子はなく、むしろ微笑ましいと感じていた。
「うんうん。しかし、"不動の巨人"が実力者と言え、勇者に対して、そこまで造形が深いとは思えない。ここは学園長であるネクちゃんが、初回サービスで勇者部のために、一肌脱ごうじゃないかッ」
「え? いいのッ!?」
ネクタルは、腰かけたソファの上で、小さな胸を張るとエッヘンと小さな拳をその胸にあてた。
「いいともいいとも。……おっと、そろそろかな?」
「えっと? 何が――」
ネクタルがチラッと壁に視線を送る。
すると、どこからともなく無数の蝶々が、視線の先の壁に飛んできた。
彼らは壁の一部に固まると、瞬く間にその姿を掛け時計に変えた。
最後に遅れて飛んできた二頭の蝶々が、その姿を短針と長針に変えた。
ネクタルの発言にシトラスが首を傾げる。
部屋にノックの音が響いた。
ネクタルが指を扉に向けて軽く指を振るうと、扉が一人でに内側に開く。
そして、部屋に入って来たのは――
「――アドニス先生?」
「シトラス?」
――いささか薄くなった赤茶色の髪に、覇気の感じられない黄色の瞳の中肉中背の男性教諭――アドニス。
昨年度、シトラスの在籍した勇者科の担当教師であった人物であった。
アドニスの外見年齢は中年に差し掛かっていた。
高い魔力が老化を遅らせる効果があっての中年は、見た目以上に年齢が高いことを示唆していた。
総じて、アドニスは冴えない中年男性と言って差し支えのない容姿の持ち主。
しかし、学園に教師として就任前は、ポトム王国で勇者としてその名を轟かした実力者。
今はその容姿が物語るようにその力が衰えて久しい。
それでもまだ、勇者科の四人と同時に相対して、四人をねじ伏せるだけの実力の持ち主である。
そのおかげで、強者との戦いを好むメアリーから目を付けられて、昨年度はひいこらひいこら言う破目になったのだが。
アドニスがシトラスから、学園長であるネクタルに視線を動かす。
その瞳には困惑の感情が浮かんでいた。
それを知ってか知らずかニコニコとした表情を浮かべるネクタルは、
「いやー、よく来てくれたね。アドニス。さ、座って座って」
と言って、シトラスの座るソファの隣に座るように促した。
ネクタルに促されまま、アドニスはシトラスの隣に腰かける。
腰かけた先でシトラスに再びチラチラと視線を送る。
席に着いたアドニスであったが、ネクタルはその童顔の頬を緩めて、シトラスとアドニスを見つめるばかりで、口を一向に開かない。
痺れを切らしたアドニスが、
「はぁ……学園長。色々とご説明頂けますでしょうか?」
「いいよ。何が聞きたい?」
相変わらずニコニコとした表情を浮かべているネクタルに、
「はぁ、まず私は何の用件でここに呼び出されたのでしょうか?」
「シトラスがね。新しく魔法倶楽部を作ったんだ。実になん十年ぶりだろうね。最後に魔法俱楽部の創設を正式に認可したのは」
はぁ、と覇気のない相槌を打った。
それに自分がいったい何の関係があるのか? と言わんばかりの表情である。
言葉を続けるネクタル。
「それで、アドニス。君には彼らの面倒を見てあげて欲しいんだ。知ってるかな? シトラスが作った俱楽部の名前は勇者部。これはまさに勇者である君には打ってつけじゃないか」
「はぁ、元、ですよ、学園長。私は元勇者です。……しかし、学園長もご存じのように、私は勇者システムの廃絶を願う者。この人事は不適ではないでしょうか。加えて、魔法俱楽部は生徒による自治組織。そこに教師が加わるのはよろしくないかと」
アドニスの反論にネクタルは頷きつつも、
「うんうん。君の言い分もわかるよアドニス。でも、既に賽は投げられたんだよ。君の存在の有無に関わらず、勇者部は設立され、後はその道を進むだけだ。君は、君だからこそ、彼らに伝えられることがあるはずだ。それを知ることで避けられる不幸があるかもしれない。それとも何か。一人の教職者として君はそれを見過ごすのかい?」
『でも』の下りから、それまで浮かべていた笑みを消して、相対するアドニスの瞳を見つめる。
最後には探るようにその瞳を細めた。
二人の間に、沈黙が流れる。
先に折れたのは、アドニスであった。
大きく息を吐き、深呼吸をすると、
「はぁ……。学園長、あなたは狡いお人です。わかりました。引き受けましょう。しかし、再度念を押しておきますが、私の願いは勇者システムの廃絶。これだけは譲れません」
ネクタルは、アドニスの言葉に、再度その相好を崩し、
「それに関しては、何も言わないよアドニス。君は君の道を行くといい。――という訳で、シトラス。アドニスも引き受けてくれるから、勇者への道は、その道の先達である彼に聞くといい」
「うんッ! ありがとう、ございますッ! またよろしくね、アドニス先生ッ!」
シトラスは感謝の言葉と共に、キラキラとした純粋な瞳で隣に座るアドニスの瞳を真っ直ぐに見つめる。
アドニスはその眼差しに一瞬だけ、目をギュッと瞑ってみせた。
裏や含みもないその純粋無垢な眼差しは、社会に揉まれ飲まれ、擦れてしまった大人には眩しすぎたのだ。
二人のやり取りを、机を挟んで向かいに座るネクタルも、嬉しそうに見守る。
何も学園生活を通じて変わることができるのは、子どもだけとは限らない。
子どもほど早く、大きくはないかもしれない。
しかし、大人であっても契機さえあれば人は成長することはできるのだ。
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