第9話 認識の修正と黒歴史(世界観説明回)(4)
それにしても兵士任官は100歩譲っていいとして、
なんで俺は1番死にやすい剣兵なんか選んでるんだ?
うーむ・・・カッコよさそうだったからか。。。。
俺の中二病、実害が出てんじゃねーか!!
魔法兵は魔力が足りないから無理として、
あっ、弓兵も技術習得が難しいから無理かもしれないけど、
せめて間合いが取れて死ににくそうで戦列行動が基本の槍兵がよかった。
確かに槍兵だと若干サマル系の臭いがしなくもないけど、、、
それでもやっぱり槍兵のほうがよかった!!!
とにかく死なないやつでー!!死なないやつでー!!(スペ○ンカー先生並感)
剣兵の主な戦場は森林内戦闘(対魔物戦や森林遅滞戦闘含む)や
城壁攻略戦(長梯子登るやつ)、
屋内制圧戦(罠解除含む)とダンジョン攻略戦(こっちも罠解除必須)だ。
他は先行偵察、制圧拠点警邏、特殊工作従事、先行簡易陣地構築、etc・・・
いわゆるひとつの危険地帯の何でも屋に近い感じ。
滅茶苦茶孤立しやすく、とにかく死にやすさ盛りだくさんのアウトホームな職場だ。
OH人事!!OH人事!!
代わりに大規模戦闘なんかの戦列行動に関わる事は少ない。
・・・・・ヤメロー!死にたくなーい!!死にたくなーい!!(ダメギ感)
なんとか遠距離で攻撃できる手段を持ってないと
割とマジで死にそうなんですけど!?
ちなみに前世のニホンと違ってこの世界には魔法があって、
皆が大なり小なり魔法を行使できる。
専門の魔法兵は戦略攻撃魔法やそれに対する戦域防御魔法を使わないといけないから魔力が高くないとなれないし、
エリートと呼ばれる精鋭部隊だ。
聞くとこによるとお給金も一般魔法兵で俺の倍近くあるらしい。。。
格差社会の高い壁・・・とてもとても悔しいです!!
それなら知識チートで銃でも作ればいいんじゃないかとも思ったけど、
どうやらそう簡単な話でもなさそうだ。
それは皆が魔力を持ってるせいで物理攻撃は貫通術式を刻んである武器でないと
相手に傷を負わせることがほとんど出来ないからだ。
ちなみにこの貫通術式はナイフや包丁にも普通に刻んである。
さらに中隊長に兜割りされた刃引きした訓練剣にも何故かちゃんと刻んである。。。本当にいる?それ?いらなくない?
実はこの世界にもすでに銃もあるにはあるけど、あまり発達してない。
というのも貫通術式は着弾時に術式が繋がってないと意味を成さないからだ。
一応銃弾にも貫通術式は刻み込めるらしいんだけど
大きな貫通術式を刻めないせいで実用的じゃないみたいなんだよね。
それに引き換え、矢にはシャフトの部分に貫通術式を刻むスペースがあるから
遠距離攻撃は魔法か弓矢が主流だ。
ぶっちゃけ銃弾みたいな消耗品に精密な細工をする手間をかけるくらいなら
魔法打つほうが早いしコストもかからない。
さらに銃弾を当てるくらいなら投げナイフの方がダメージが大きいらしい。
そりゃ発達しないよね。。。
皆が魔法を使える事もあって俺も一応ストーンバレットっていう魔法が使える。
兵士になった時にみな最低1種類は攻撃魔法を覚える座学があるからだ。
ちなみに威力はかなーりしょぼいけど。。。
まあ、前世で何も無いとこから石作るっていったら
胆石か尿道結石くらいしか思いつかないんだけど。
それから考えると俺Sugeeeeeeって感じなのかもしれんけど。。。
それにしても尿道結石ってなんであんなに凶悪な形してるんだろうね。
あんなの絶対痛いに決まってるじゃん。。。
あっ、思考が逸れちゃった。。。
ちなみに剣兵分隊はサブ武器として遊撃担当や分隊長達がボウガンも持ってる。
まあ、俺は前衛担当だから持たされてないんですけどね。。。
・・・銃→あるじゃん ボウガン→配備済み(俺は持ってないけど・・・)
こうなった時点で俺の知識チートは早くも枯渇したのであった。
一応諸葛連弩って線も考えてみたけど連射は出来ても構造上貫通力は低いし、
さらに連射するにしてもシャフトに全部貫通術式刻まないといけないから
コスト的に絶対割りに合わなそう。
悲しみで前が見えないよ。。。
とにかく今後の優先目標は、
①死なない為にレベルアップ条件の早期解明と可能な限りのレベルアップ。
②知識チート(死なないやつでー!!)を生かす為にも兵役からの早期退役と
知識チート(笑)をどう生かすかの考察。
③早急な遠距離有効攻撃手段の確立。
④カティアちゃんとのねっとり初体験。
これでなんとかしていくしかないよね。
いやいやいやいや④は条令的にいかんでしょ!!
それにしてもフリージア王国とバラン帝国か・・・なーんかどっかで聞いたことある気がするんだけど、そんな国は前世で無かったよな・・・
世界史でも聞いたことないし・・・
オマーンは聞いたことあるけど・・・国際共和国はなんか違う気がする!!
記憶がまだ混濁してて前にも聞いたことあると誤認してるのかな?
「レックスー?いるー?」
色々考えてると部屋の外からカティアちゃんの声が聞こえてきた。
カティアちゃん!?!?!?
ヤバーイ、レックス超ヤバーイ!!
大好きなカティアちゃんが来るのに心の護身が完成してない!!
どっ!どっ!どっ!いったいどうすればいいノー!!
そんなことを考えてると保健室のドアは無慈悲に開けられたのであった。
ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○ー○
更新のモチベに繋がりますのでもしよろしければ評価お願いします!!
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