No.3 美容室
それまで月1で美容室に行っていました。
でも、美容室にいくような気分になれず、予約していた美容室もキャンセルし、しばらく放置していました。
そんなわたしの髪を友人のひとりが優しく掴んで言いました。
「随分痛んでる。ばさっとこのぐらいまで切ってしまったらいいと思うよ?」
別の友人が、私の自宅マンションから出て1分のところにある美容室が結構良いと言っていたのを思い出した。
マンションから出て1分だし、行ってみようという気持ちになって、次の日に行きました。
そして、傷んでいる部分を残さないように、ばっさりと切ってもらったのです。
不思議ですね。
髪を切っただけですが、美容室の目の前の鏡に、丁寧に整えられていく自分の髪を見ていると、少しづつ気分が良くなってきました。
心も少し軽くなった気がします。
私は美容室を出ると、自宅に戻らず、その足で友達に会いに行きました。
「わあ! いいやん! とても似合ってるよ!」
私をみて、すぐに友達が言ってくれました。
自然と、私の顔に笑みが浮かびます。
ふふ、うれしい。
こんな風に自然と顔がほころんだのは何日ぶりだろうと思いました。
わたしはまた友人と楽しくおしゃべりして微笑むことが出来るようです。
こうやって幸せを感じることができる私は、本当に幸せものです。
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