そして私は、百合、新たな扉へと召されるであろう!
「えーと、部屋にまで呼び出して何?」
美津葉は今私の泊まっている宿舎に来ている。
なんて事は無い、私は美津葉にお土産を渡したかったのだ。
渡したかったのだけど……
美津葉は何と言うか、同じ女性の私から見ても美少女だし、胸も大きくてうらやましい限りだ。
こうなって来ると、やはりそれをしないとダメだと思う。
「美津葉、服を脱ぐアルネ♡」
「はいっ!? ちょ、ちょっといきなり何言い出すのよ!?」
「だって美津葉の身体、凄く魅力的アル」
私がそう言うと、何故か美津葉は胸を両の手で隠し、にじりにじりと鍵のかかった扉に向かう。
「あ、あのねミンメイ、私はそう言う趣味は無いから!」
「でも服を脱がないと試せないアルよ? こう言うのは実際にやってみないと相性がいいかどうかわからないアルよ?」
「いや、試さなくていいから! 私ノーマルだから!! 女の子同士でそう言うのはダメだからっ!!」
「あーもうじれったいアル。私の部屋にのこのこ来たあアル、とっと服を脱いで始めるアル!!」
仕方ないので、美津葉に襲いかかり、服を脱がせてゆく。
「いやぁっ! 私、初めてなの!! 初めてが女の子なんて、いやぁっ!!」
「往生際悪いアルね! さあ、大人しくするアルね!!」
そう言いながら私は美津葉を下着姿にひん剥く。
美津葉は涙目でイヤイヤ言ってるけど、服を脱がなければ出来ないではないか?
「ダメぇ、私たち女の子どうしなんだよ? そりゃぁ小説では読むけど実際で女の子どうしなんて! 初めてはステキな男性とじゃなきゃ、いやぁっ!」
「安心するね、私もこう言うのは初めてアルね。さぁ、大人しくその大きな胸を出すアルね!!」
いやいや言っている美津葉の腕を取り、隠された胸をさらけ出す。
そして思わずうなってしまう。
「うっ、やっぱり大きいアルね……」
「いやぁ////////!」
私は美津葉のその胸に触れる。
大きくて柔らかい。
これはやはりしっかりと大きさを確認しなければならない。
「お願い、かんにんしてぇ////////」
何故か涙目になる美津葉。
しかしここまで来たら私だって止められない。
さっと美津葉の背中に手を回し、ブラジャーの上からその大きさを計る!
「うーん、バスト87センチ、やっぱりお土産で持って来たチーパオでは入らにアルよ。これは修正アルな」
「ぐすんぐすん、もう私って汚されちゃうのね? 同じ女の子に」
「汚す? 違うアル。サイズを計って修正するあるね」
「……しゅう、せい? ミンメイ、何の修正よ?」
「これある、チーパオ、アルよ!」
私はそう言って、鞄の中からそれを取り出す。
それを広げて美津葉に見せるけど、腰のサイズやお尻のサイズは何とかなりそうだった。
でも美津葉は胸が大きい。
この辺はゲルマン民族の血のせいか?
「これって…… チャイナドレス?」
「ああ、そう言えば海外ではそう言うアルな。お土産に美津葉に持ってきたアルが、現物を見たらどうも入りそうになかったアル、その胸」
私は大きな胸を指さし言う。
多分、Dカップはあるだろう。
動けばたゆんたゆんと動くそれはうらやましい限りだ。
私なんてAカップしか無いと言うのに!
「え、あ、その、私とエッチなことするつもりじゃなかったの?」
「なんでそうなるアルね! 美津葉の胸が大きいから、このチーパオ……チャイナドレスをお裁縫で胸の部分修正するアルね!」
私がそう言って、裁縫道具を出すと美津葉はその場に座り込んで安堵の息を吐く。
「はぁ~、怖かったぁ。本当に襲われてしまうかと思ったわよ」
「何言ってるアル? とにかく他の場所も計るから全部脱ぐアル!」
「え、あ、そのサイズ計るなら下着姿で良いのじゃ?」
「チーパオ…… チャイナドレスは下着のラインが出るアルね、だからラインが出ない様に大元のサイズ計る必要がアルね。さぁ脱ぐアル!」
「いや、ちょ、ダメ、そんなとこに手を入れないでよ! 駄目だって、あんっ♡」
結局美津葉のサイズを計るのに苦労したけど、なんかその後の美津葉の私を見る目が熱い視線に変わったのは何故だろう?
うーん?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます