最終話 終わりの音

両親の墓の前に、掻き切った奴の首を供える…


「これで終わったんだ…」

改めてそう感じる…


これ以上この仕事に関わる意味もない…それに、手は十分すぎるほど汚した。


鐘がなる これが僕の終わりの音だった…


立ち上がって、ゆっくり歩き出す…

今までの事が、走馬灯のように流れてくる…


門外に出ようとした刹那、

銃声がした…

その後の事は…判るだろう…



これが、復讐の最後で、手を汚した者の終わりだ

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女殺し屋の事件簿  暁椿 @Akatuki-Tubaki

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