伊藤こんぺ/ある少女の、学校での出来事。
みーん みーん みーん
セミの鳴き声。
「どうしたのー??早くきなよー」
2年生になって、新しくできた友達の声。
「まってーー!!」
2年生になって、前より明るくなった私の声。
夏休み前の暑い日。
去年の冬休みまで、彼女と私は、友達だった。
入学式前日に熱を出して、そこから一週間休んでしまった学校。初めての登校に胸がときめくことはなかった。
心臓の音が聞こえる。手と額から汗が吹き出ているのがわかる。どうしてこんなに緊張しているのか、自分でも分からなかった。
意を決して教室の扉を開ける。ガラガラガラと古い横開きの扉が音をたてる。ガヤガヤとした教室の中、自分の椅子に腰をかける。
分かってはいた。もうすでにグループができていることなんて。分かってはいたが、やっぱりキツいし悲しい。自分から話しかけに行くなんて、受け身な私にはハードルが高すぎる。
1年間、下手したら3年間、私はひとりで過ごすことになるんだろうな...。
そう考えると、少し泣きたくなった。どうして私はこう、いつも運が悪いんだろうか。
テストの後に知恵熱を出さなかったことなんて一回もない。当たりたくないなと思った問題で当てられなかったことなんて一回もない。
もうこれは運命なんだ。仕方の無いことなんだ。
そう自分に言い聞かせ、これからひとりで過ごしていく決意をした。
それから1ヶ月後、お昼の時間。
いつもどうり教室を出ていつもの場所に向かう。
外階段、と言えばいいのだろうか?あまり人が使わないその場所に向かい、小さなお弁当を広げる。いつもどうりの、ひとりごはん。少食だから、すぐにお弁当は食べ終わる。だが、教室には戻れない。私がいないのをいいことに、クラスの中心的な人達が私の椅子や机が勝手に使っているからだ。別にいい。確かに昼休みが終わるギリギリまで使っているのは、少し迷惑...というか困るが、その分本を読むことに費やせるからだ。
私の趣味は本だ。それもいろいろなジャンルを読むから、一向に本に対して飽きがこない。少し前にショッピングが趣味だったこともあるが、好みのジャンルが偏りすぎてるせいで行けるお店が限られ、何回も行くうちに飽きてしまったのだ。
さっきまで曇りだった空が 、晴れていく。1枚、また1枚とページをめくっていく。やっぱり本は最高だ。本があればひとりでいることなんて全く苦じゃない。それに、元々ひとりは好きな方だ。
「あ!!それあたしも好きー!」
「え!?」
本に夢中で、目の前に人がいることに気が付かなかった。
急に大きな声で話しかけられ、思わずこっちも大きな声を出してしまう。目の前にいたのは、綺麗な女の子だった。
「あ、ごめんねー急に大きな声で話しかけてさ。」
「あ、いえ、べつに...。」
「その小説好きな人初めて見たー。あ、上履きの色赤ってことは同級生だよね??」
「そうですね...。」
「敬語やめてよー!!あ、隣座るね。
あたし想野 夢!!ゆめって呼んで。あなたは??」
「理内 向、こうでいいよ。ゆめ...ちゃん...。」
少し茶色かかった長い髪。綺麗に通った鼻筋。惹き込まれそうな大きな目。自分に合うメイクを分かりきっている感じ。とにかく目を惹く子で、同時に圧が凄かった。すごい勢いで詰められる距離に、私が拒否できるはずなんてなく。流れで名前は教えてしまうし、連絡先も交換した。
「こうってかっこいい名前だよねー。あたし2文字の名前って好きなんだよね。なんとなくだけど。」
なんだか男の子っぽくて、あまり好きではなかった名前を褒められる。意外と話があって楽しくて、この子と友達になりたいな、なんて考えていたときだったからか、素直に嬉しくなって言葉が出なくなった。
「そうだ!!今週の土曜日か日曜日、どっちか空いてない?好きな本とか言い合っていっぱいお話したいな。本屋とか行こうよ、おすすめの本教えて!!」
「う、うん...!!いいよ。でもいいの...?私なんかで。」
「何言ってんの?こうだから誘ってるんだよ。」
今年度になって初めて人に誘われた。嬉しくて笑みがこぼれる。なんだか、心が少し温かくなった気がした。
キーンコーンカーンコーン
予鈴が鳴る。もうそんな時間なのか、とふたりして驚き、そして笑う。きっと私は、強がっていただけで、ずっと寂しかったんだと思う。ひとりが好きなのは本当だし、友達がいなくても比較的大丈夫なのも本当だ。けど、心の奥底ではこういう話があって、休日には一緒に遊べるような子が欲しかったんだと。そう気づいた。
「私1-1なんだけど、ゆめちゃんは?」
「あたし1-4。体育とか一緒にやれないね...。マジ運悪ーい。」
道理で見たことないと思った。こんな綺麗な子、一度見たら忘れないだろうから、きっとクラスが離れているんだろうなと思った。
私が通っている学校は、1-1、1-2と1-3、1-4では使う階段が違う。1、2組は東階段。3、4組は西階段を使うという決まりがあるのだ。
「じゃーね!!これから一緒にお昼食べよ!!」
「うん、もちろん...!!」
彼女と別れたあと、私は変なことを言っていなかったかどうかひとり反省会を始める。初めてあんなに話が弾む人といたせいか、すごく舞い上がっていた。テンションが上がっていた。というのが自分でも明白だった。恥ずかしい気持ちになる。もしかしたら引かれたかもしれない。明日からは、もっと落ち着いて話そう。
その週の日曜日。
私はこれから、彼女と遊ぶ。待ち合わせの公園に予定の時間より30分も早く着いてしまった。胸の動悸がすごい。緊張している。けど、胸がときめいてとても楽しみだ。何度も服のシワを伸ばす動きをする。アイロンをかけてきたから、シワなんてひとつもない。わかっているけど、なにか動いていないと落ち着かない。今までも友達と遊んだことはあるのに、こんなに緊張するなんて初めてだ。きっと今日は、私の一生の思い出になるだろう。そんな気がする。
「おーーーい!!やっほーもしかしてまった!?」
待ち望んだ彼女が来る。まだ約束の5分前だ。
「ううん、大丈夫。」
私もいまさっき来たんだよ。と伝える。テンションが上がりすぎないように話しているからか、なんだかぎこちない気がする。それでも変なことを言うよりはいいと思ってそのまま話を続ける。彼女の話に相槌を打つ。彼女は所謂話し上手、聞き上手と言うやつで、聞きやすくわかりやすい話をしてくれる。逆にこっちが話をしている時は適度に相槌を打ってくれるし、話を広げてくれる。会話の中で出てくるコミュニティや知識も豊富で、本当にお話するのが楽しい。ラジオとかやったらいいんじゃないかな。
「やっぱ人多いねー。」
市で1番大きいデパート。ここには本屋もカフェもある。ここだけで1日遊べるくらいだ。故に休日はすごく混む。別に身動きが取れないわけではないが、あんまり長居はしたくない感じだ。
その時。目の前を歩く女性から何かが落ちた気がした。落ちたものを目線で追うと、そこには可愛らしい花のキーホルダーがあった。
どうしよう
きっとあの女性のものだ。でも、私はチラッと見ただけでちゃんと女性のカバンから落ちたところを見た訳では無い。それに、もし拾って声をかけて違かったときの空気に耐えられる自信が私にはない。かといって、このまま無視する勇気もない。気づいていたのに広いすらしないなんて、そんな人間なんだと思われたくない。自分自身にそう思われたくない。
「すみませーん。これ落としてないですか??」
私がうだうだしている間に、彼女は行動していた。
他の人の邪魔にならないようにキーホルダーをサッと拾い、持ち主と思われる女性に話しかけていた。
なんでそんなにすぐに行動できるんだろう。
初めて会った時もそうだ。私だったら絶対階段に人がいる時点で逃げるし、知っている本を読んでいたとしても話しかけたりなんか絶対しない。話しかけたとしても絶対あんなに楽しい会話になんかできない。話すことも聞くことも上手くできない。
「それは良かった!!気をつけてくださいね!!」
人が邪魔でよく見えないが、おそらくあの女性のものだったんだと思う。よかった。なにかを知らぬ間に無くしてしまうのは、ちょっと悲しい。彼女がこちらに小走りで戻ってくる。私は、彼女に問いかけた。
「どうしてそんなにすぐ行動できるの??」
「え??」
彼女は驚いた様子で聞き返す。できるだけ分かりやすく。変な感じにならないように。
「だってさ、もしかしたらあの人のものじゃないかもしれないじゃん...?もし違ったら、なんかこう、気まずくなっちゃうじゃん...。」
あ、今の私、気持ち悪いかも。
自分が他人からどう思われるか気にしてばっか。変なことしたら恥ずかしくなって耐えられない。友達にこんなこと聞いて。ほんと私って気持ち悪くってダメな人。
恥ずかしくなって顔が熱くなる。きっと彼女にもバレている。
「んー。まあ当たって砕けろ的な??困ってそうな人とかさ、なるべく手を貸したいんだよね。人助けって楽しいし。あとは...困ってる人とか、そういう人を見て見ぬふりする自分になりたくないからさ。」
「そっ..か...。」
私もそうだ。そういう人を見て見ぬふりする自分にはなりたくない。でも私は、彼女のように実際に行動することはできていない。だから自分が好きじゃないんだ。こんな根暗で、友達
まともに出来ないような、そんな自分が。
「てかさ、なんかよそよそしくない??テンション低め??っていうかさ、初めてあったときはもっといっぱい話してくれたじゃーん!!」
「わっ!!ああ、ご、ごめん。変なこと言って、引かれたくなくて...。」
彼女に抱きつかれて、勢い余って本音を言ってしまう。しまった。『変なことを言って引かれたくない』なんて、正しく変なことではないか。ただの知り合いに、そんな重いことを言うなんて信じられない。ああ、最悪だ。
「えー!!そんなこと気にしないでよー!!
あたしたち、友達じゃん!!」
友達。そうか、私たちは友達なのか。友達って、こういう感じでできるものだったっけ。嬉しい。と同時に、ゆめちゃんのようになりたいと思った。ゆめちゃんは、私の理想そのものだ。流石に綺麗な見た目までは似せられないけれど、優しくて、人のために積極的に行動できるような、そんな人になりたいと思った。
「ありがとう、ゆめちゃん。」
「え、なにがー??」
「えへへ、なんでもない!!」
「えーー!!なあにそれーー!!」
なんだか、仲が深まったような気がする日曜日だった。
翌日。授業中の出来事。
眠たい午後の授業。国語の時間。おじいちゃん先生の声がさらに眠気を誘う。うとうととしていると、隣の席の女の子が、なにやらなにか探しているようだった。
「あれ、消しゴムどこやったっけ...。」
どこかに落としてしまったのか、消しゴムを探していた。
彼女がいつも一緒にいる子は席が離れていて借りられない。
これは、私が貸すべきではないだろうか。そう考えたら、体が勝手に動いていた。
「あの、これ。もし良かったら使って。」
「えーいいの?!ありがとー助かるー!」
新品の消しゴムを差し出すと、女の子は顔を明るくして受け取る。笑顔でそう言いながら。
なんだか、こういう感じで人に感謝されたの、久しぶりだな。
まだまだゆめちゃんには程遠いけれど、第一歩を踏み出せた気がする。
キーンコーンカーンコーン
「ねーねー。」
「え、な、なに??」
授業終わりの合図。教科書やらなんやらを閉まっていると、先程消しゴムを貸した女の子は話しかけてきた。
机に手をついて、貸した消しゴムを見せてこう言う。
「消しゴム無くしちゃったからさ。あと一時間だけだし、このまま使っててもいい?」
「うん、もちろんいいよ。」
正直、いきなりなんだ!?と身構えていたが、大した用ではなかったようだ。断る理由もないので、了承する。ゆめちゃん以外の子と授業中以外で話したの、何時ぶりだろう?
その時、視線を感じた。教室の扉の方を振り向く。そこには扉の前に立つゆめちゃんがいた。嬉しくて笑みがこぼれる。教科書を机にしまい、ゆめちゃんの元に向か......おうとした。そこには、もうゆめちゃんはいなかった。席を立って先程までいたはずの扉に向かう。廊下を覗き込んで、左右に何度も首をふる。だが、もうどこにもゆめちゃんはいなかった。何か用があったんじゃないのか??どうしたんだろう。そう思いながら、次の授業の準備をする。ロッカーを開けて、教科書を探す。が、なかった。どうやら家に忘れて来てしまったらしい。ちょうどいい。ゆめちゃんに借りに行こう。なんの用だったかもついでに聞ける。我ながら名案だ!!なんて思いながら、1-4に足を運ぶ。教室を見渡すが、教室にゆめちゃんの姿は見当たらなかった。近くにいた子に、勇気をだして話しかける。
「ごめんなさい、ちょっといいかな?
このクラスの想野 夢って子、どこにいるかわかる??」
話しかけた子は、笑顔で応答してくれたが、想野 夢、という名前を聞いた後、笑顔を崩し、なんとも言えない表情をした。うーん...?唸ったあと、近くにいた友達とアイコンタクトをとる。私、そんな変なこと言ったかな...?と不安に思っていると、その子が口を開く。
「クラス間違えてなあい??想野 夢って子は、ここにはいないよ?」
「え...?」
言っている意味が分からなかった。教室から顔を出して、クラス表記の札をみる。そこには確かに 1-4 と刻まれていた。間違っているはずがない。だってゆめちゃんのクラスは本人の口から聞いたものだから。しかし、話しかけた子に座席表を見せられ、納得せざるを得なかった。その座席表には、ゆめちゃんの名前は載っていなかったのだ。もしかしたら、私の聞き間違いだったのかもしれない。ごめん。ありがとう。と言い残し
その場を後にする。時間を見ると、授業開始の2分前だった。早足で教室に向かう。3組でゆめちゃんを探す時間は無い。仕方がない、教科書は隣の人のを見せてもらおう。ゆめちゃんにはあとでまたクラスを聞こう。思えば、途中まで一緒に下校する時、ゆめちゃんはいつ私を教室の前で待ってくれていたから、ゆめちゃんの教室に行くことなんかなかった。うちのクラスはホームルームが長いから、いつも教室の前に別のクラスの人が複数人溜まっているのだ。
下校時、ゆめちゃんにクラスを聞く。
「んー??1-4だよー??言わなかったっけ??」
おかしい。そんなことは絶対に無いはずだ。そう言いたかったが、友達に嘘をつかれたかもしれない。というショックでその言葉は喉まででかかったが、唾と一緒に飲み込んでしまった。
その日からだった。少しゆめちゃんに疑念を抱くようになったのは。人ならば隠したいことなんかあるに決まっている。それはわかっていたのだが、クラスを隠す、なんてこと、賢いゆめちゃんがするとは思えなかったし、何より意味不明だった。
(でも、唯一の友達だし...。)
ゆめちゃんに対する少しの不安を抱えながら、長い月日を共にすごした。そう、長い月日がたったのだ。体育祭があって、文化祭があって、テストがあって。そのどれもをゆめちゃん過ごした。あの日感じた不安なんか、忘れちゃうくらい楽しかった。冬休みまでは。
冬休み。3週間の休み。にしては多すぎると感じる宿題の量。ゆめちゃんと図書館で一緒に消化したり、そのままデパートに行ったりした。そんなこんなで2週間もすぎて、冬休みも残り1週間。いつものように、ゆめちゃんに連絡を取ろうとした。
「あれ」
ない。ゆめちゃんのLINEが。あったのは、ゆめちゃんという名前の、あたし一人しかいないグループライン。開くと、そこにはゆめちゃん送ったはずのあたしのメッセージが全て記録されていた。
理解が追いつかなくて混乱する。どういうことだ??だって、だっておかしい。こんなの。1-4の座席表にいないゆめちゃん。私に送ってくれたはずのメッセージが消えている。一緒に撮った写真から、ゆめちゃんが消えている。そもそも、初めからゆめちゃんはいなかったようn「嘘!!!!!!!!!!!!!」
そんなはずない。だってあたしは、ゆめちゃんと毎日話していた。だって、だってわたしと
「ゆめちゃん、あたしいがいの ひとと はなしてたっけ」
女の人が落としたキーホルダーを拾って渡した時!!!あの時は確かに話していた!!他の人と!!
「あの時は女の人が見えなかったよ。人混みで。」
でもキーホルダーは拾ってた!!じゃあ
「キーホルダーなんか、最初っから落ちてなかったんじゃない??見えなかったよ。あたしには。落ちたかもって思っただけ。あたし飛蚊症酷いし。あれってなんかすごい速さで動くし。それがキーホルダー落ちたように見えたんじゃないの。」
じゃあなんだっていうの。ゆめちゃんはじゃあ、最初っから
「いなかったんだ」
そっか。
なんでいなくなったの。
「ゆめちゃんといるの、楽しかったのに。確かになんか変だなって思ってたけどさ。」
「ゆめちゃんは、あたしの理想だったのに。」
そうだよ
「ゆめちゃんは、私の理想だったんだ。」
あの時の私は、寂しくて、勇気がない弱虫で、どうしようもなかったから。だから彼女が来てくれたんだ。私は自分じゃどうにもできなかった。このままじゃダメなんだって思ってたのに、勇気がなかったから。背中を押すためにゆめちゃんは、彼女は来てくれたんだ。私のために。
「あたしのため...。」
じゃあ、ゆめちゃんがいなくなったのは。
「きっともう、大丈夫なんだ。あたしは。」
彼女は私の理想の人。師友とも言って良い。だって彼女から学んだこと、勇気を貰ったことは数しれない。
じゃあどうしなければならないか。
あたしは、彼女を裏切ることは出来ない。
大丈夫。私はもうやっていける。
ひとりじゃない。大丈夫。心の中のあなたと、もうすぐ始まる新しい生活。これと共に頑張る。
今のクラスじゃ、結局一緒に遊ぶような友達はできなかったから。だから次から。こういうとなんだか結局やらない人みたいだけど、大丈夫。あなたを裏切るようなことはしない。
みーん みーん みーん
セミの鳴き声。
「どうしたのー??早くきなよー」
2年生になって、新しくできた友達の声。
「まってーー!!」
2年生になって、前より明るくなった私の声。
夏休み前の暑い日。
去年の冬休みまで、彼女とあたしは、親友だった。
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