第39話…台風の中でデート

1988年9月某日…厨房にて

「なぁ~清ちゃん」

「なんだい!加奈子ちゃん」

「今日は台風やね!お客さん来れるかなぁ!」

「う〜ん!わからないなぁ~」

「それはそうと、紀子や由紀子とデートしたんやろ!?」

「あっ!バレてたのね!!」

加奈子ちゃんにもしっかりとバレていた俺は開き直っていた。

(……では和子も知っているよなぁ……)

みんな好きだった俺は4人それぞれが好きだったので1人に決められなかった。

(……自業自得と言えばそれまでだが……)

「清ちゃん!?」

「加奈子ちゃんどちたの!?」

「仕事が早く終わったらどこか行こうよ!」

「行っても良いけど!何処行く?」

「こんな天気だからゲーセンでも良いよ!」

「そうかい!!ゲーセンに行くか!?」

「うん!!」

ゲーセンデートが決まったのである!

……数時間後……………

やはりこの天気で誰一人とお客様は来れず、俺と加奈子も仕事は休みとなったんだ。

「加奈子、ゲーセン行くか!?」

「うん!行こうよ!」

こうしてゲーセンに向かう事にした。

……車内似て……

助手席に加奈子が乗っている。

「なぁ~二人きりだとドキドキするね♥」

「うん!」

「まぁ!清ちゃんは何回も二人きりでデートしたんやろ」

「う!うん!」

「まぁ!今回してくれたから許してあげるわ!」

とまぁ!そんな話で盛り上がって居た??

車を走らす事、45分ゲーセンに着いた。

ゲーセンはMAXボールと言うゲーセンとボーリングのある施設だ。

まずは、UFOキャッチャーに挑戦した。

景品はうちタマのベーの腕時計があった。とてもかわいらしいので取って加奈子にプレゼントしようと思っていた。キャッチャーにチャレンジする事2回目でベーの腕時計が取れたので加奈子にあげると加奈子は

「清ちゃんありがと〜う!!」

と喜んでくれたんだ。

UFOキャッチャーの後は対戦ゲームで遊んだ。

特に巨大なスクリーンで対戦出来るパズルゲームはお互いに燃えて白熱した戦いを繰り広げたよね!対戦ゲームの後はメダルを借りてメダルゲームを楽しんだんだ。

一通りゲームを楽しむと!MAXボールには卓球台が有り30分300円と言う値段で楽しめるのでピンポンを楽しんでから!加奈子を家まで送る

……車内では…

「なぁ~車を停めてや〜」

俺は近くのお店に車を停めた。

「加奈子ちゃん!どーしたの!?」

加奈子は瞳を閉じてこっちに向いた。

(……これってひょっとして……)

と思ったが、俺は我慢しておでこに軽くちゅ~をした。すると!

「いけずやわ〜でも!そこが清ちゃんらしいけど!」

こうして加奈子ちゃんとの初の二人きりデートは幕を閉じるのである!


………台風の中でデート 完


PS

ここでも鈍い男の子で終わる清ちゃんであった。いつまで続くこの関係、誰か一人を選べる日は来るのか!?

ではでは!!







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