《雑記❶:チームA創作レポート ASAYAKE》
【ASAYAKEによる雑記:強者に挟まれた太陽】
皆さんこんにちは。名古屋を愛し、名古屋に愛された物書き、ASAYAKEです。こちらのサンシャインも輝いていますよ!
……さて、ふざけた自己紹介は置いといて。今回のワークショップは「タイトルからプロットを作ろう」というテーマでした。田丸式ワークシートで"違和感のある単語"を繋ぎ合わせてタイトルを作り、そこから連想してプロットを作る。想像力がかき立てられそうな内容でワクワクしますね。
そしてそして──グループでご一緒したお二人が超豪華! ステキブンゲイやエブリスタで活躍中の純不純文学作家、坂水さん。数多くの出版経験を持つ詩人、エッセイストの犬飼愛生さん。
そんな強者達に挟まれた僕。はい、光栄の極みです。
そんなこんなで、タイトル作りがスタート。まずは各々、田丸式ワークシートで黙々とタイトル作りに集中。3人で3個ずつ、合計9個のタイトル案を作成しました。
しかし、案が多すぎると決め手に欠けてしまうのも事実。平行線のまま話し合いが進んでいると、坂水さんが「抽象的な内容は一旦やめよう」と言ってくださり、1人1個ずつまで案を絞ることができました。加えて、事前に用意されていたタイトルからも1つ候補を選び、合計4個の決選投票。ちなみにタイトル案はこんな感じでした。
・坂水さん案:出てこない夏
・犬飼さん案:お茶うけ先生
・ASAYAKE案:子供が好きな子供
・用意された案:終わらない遠足
さて、またしても悩ましい選択。各々がタイトルを見て、瞬時に思い浮かんだストーリーを自由に出し合いました。ブレストのようにアイデアをどんどん出し合う雰囲気で、話し合いは比較的活発に行われました。しかし、1つに絞るのはなかなか簡単ではありません……。
起承転結まで物語を繋げられるか? 興味を引くタイトルなのか? 色々な角度から話し合いを重ね──最終的に[終わらない遠足]に決定しました。
タイトルが決まり、いよいよプロット作りがスタート。坂水さんも犬飼さんも、どうやら各々で構想が浮かんだらしく、1人1つずつプロットを作成することになりました。
ちなみに坂水さんは愛用のポメラ(執筆に特化したデジタルメモ)がよく似合います。序盤にしばらく熟考した後、ものすごい速さで指を進めていく姿はさすがのひと言。最終的にはタイトルも少しアレンジし、坂水さん自身の世界観でまとめ上げていました。カッコいい作家のお手本を見た気がしました。
犬飼さんは原稿用紙へ直接書き込んでいく文豪スタイル。よほど納得の出来だったのか、なんと応募用のネタとして取っておきたいという運びになりました。決して長くない時間の中でそこまで精度を上げられる執筆力に、もう感服です。
そして僕は[終わらない遠足]というタイトルそのままに、600字ほどのプロットを作成。動物園へ遠足に出かけ、夢中で楽しむ小学生達の前から、突然先生が姿を消します。しかし閉園間際、不安がる生徒達のもとへ、生徒より動物園を楽しんだ先生が戻ってきます。終わらないと思われた遠足は、和やかな雰囲気で終わりに向かいました。という内容です。
最後に、1グループ2人ほど朗読をして作品発表。自分も参加しました。自分の中では「こんなもんか」という完成度だったのですが、読み上げた後の会場のリアクションが思いのほか良かったので、ひと安心です。当たり前ですが書く人によって個性が分かれていて、「そのタイトルでこんな物語になるのか」と感心しました。人の発想を聞くのは面白いですね。
そして毎回驚かされるのがカクヨムキッズ達の才能。ホラーを交えた大人顔負けのプロット構成もさることながら、自分でBGMと自動音声を付けていました。もう立派なクリエイターです。将来有望。
前回同様、今回もたくさんの刺激を貰うことができました。今後の執筆へのモチベーションにも繋がりそうです。坂水さん犬飼さん始め、皆さんに負けていられない。メラメラと情熱を燃やしております。太陽だけに。
名古屋という大好きな地で創作の輪を広げながら、良い小説の為にさらに精進します!
-了-
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