久里 琳さま
こんにちは。
今気づきました。四句は四季(とこころ)の変遷を表していたのですね。
い行の音が多いのですね。そして「ちぎりし」と「ちりて」の「ち」で始まる動詞。「い」の音も「ち」の音も毅然とした強いイメージがあります。
秋風が吹きわたり、恋がすでに自分の手から消え去っていたことを客観的に詠みつつ、それらの音により、かすかに主観をにじませたような印象を受けました。
作者からの返信
応援ありがとうございます!
四季それぞれの情景と心情を映し出そうとしました。移ろいを感じていただけましたら幸いです。
同じ音がつづくのは、響きに心地よさを感じる要素の一つですよね。どんな音が連続するかで印象も変わると思います。
恋の終わりを迎えて心が揺れ動くさまが、客観と主観との間を行き来するような句に表れたのかもしれませんね。
頬を染めて恥じらう春も、両手を伸ばして燃え上がる夏も味わい、そして季節も人生も秋。
一人立つ草原を朱に染め沈みゆく夕陽。
乾いた風が草とともに手のひらに乗せた紙片を運び去る風景を思い浮かべました。
この人物には悲しみよりも、諦念ある悟りのような、冬に向かう勇気のようなものを感じます。
さて、これ正解でしょうか?
これから戻って解説を読んで来ますね!
作者からの返信
応援ありがとうございます!
奇しくも「レター」がテーマですね(^^)
春と夏が熱く燃える時期なら、秋と冬はそれが低調になる時期、、とはいえ秋は実りを迎える時期でもありますね。
いずれやってくる冬にも、けっして後ろ向きにならない勇気。このコメントから新たに勇気をいただいたような心地がします!
『ちぎりし』いいですね。
「まだふみもみず」の二重の意味みたくて、脱帽です。
物憂う秋、切なさが残ります。
作者からの返信
応援ありがとうございます!
「まだふみもみず」も手紙の歌でしたね。平安の頃にすこし近づけて、掛詞にチャレンジしてみました。
☆もいただいて、ありがとうございました!