02 武闘家美女と出会った
覚書にサインした次の日、ボクはギルドに来ていた。
「さあ、いつまでも、パーティを追い出されたことを思い出していてはダメだ。
お金は、すぐになくなってしまう。
なにかできる仕事を受けて、生活費だけでも、お金が入るようにしなきゃ。」
というわけで、ギルドの
ギルドの受付
「ですから、みやび様を入れてくれるパーティはありません。」
「そんなこと言わないで。」
ギルドの受付
「あなたのようなバ、いいえ、パーティリーダーの言う通りにできないひとは、どのパーティも入れられないと言っているんです。」
武闘家 みやび
「わたしが、いくら強くても、ひとりでは生きていけないさ。
だからさ。 ね、ね。」
ギルドの受付
「ムリ。」
ボクは、その会話に入りたいと思ってしまった。
苦労人 ミエル
「あの、話に入れてくれますか?
こちらのおねえさんを、入れてくれるパーティがないのですか?」
武闘家 みやびは、髪が長くて、背が高くて、ボンキュボンのナイスバディの美しい女性だった。
ボクは、こんな女性が好きになってくれたらなあ、と思ってしまった。
顔に出ていたのかもしれない。
ギルドの受付
「みやび様、こちらのミエルさんは、戦い、魔法からお金の計算まで、なんでもできるひとなんですよ。
しかも、ひとりで仕事されています。」
武闘家 みやび
「それはすごいさ。
わたしはバカだからさ。
あなたのように頭がいいひとに、あこがれるのさ。
あなたのパーティに入れてくれると、うれしいのさ。」
苦労人 ミエル
「ボクは、こまかいこと言うから、やめたほうがいいよ。」
武闘家 みやび
「わたしはバカだからさ。
ひとつひとつ言ってくれる方がいいさ。」
苦労人 ミエル
「自分のことを、バカと言わない方がいいよ。」
武闘家 みやび
「ミエルは、やさしいのさ。
わたしのことは、みやび とよんでほしいのさ。」
苦労人 ミエル
「みやびは、
武闘家 みやび
「そうさ、でも、むずかしいから、ひらがなで書いているさ。」
苦労人 ミエル
「それは、いいね。」
武闘家 みやび
「いいね、って言うひとは、ミエルが、はじめてさ。」
ギルドの受付
「では、決まりですね。
おふたりともサインしてください。」
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1.苦労人 ミエル と 武闘家 みやび は、パーティを組むこと。
2.リーダーである 苦労人 ミエル の言われたことをすること。
3.メンバーである 武闘家 みやび の言うことも聞くこと。
4.パーティで手に入れたものは、話しあって分けること。
苦労人 ミエル のサイン
武闘家 みやび のサイン
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ボクとみやびは、覚書にサインをした。
ギルドの受付
「では、パーティが
がんばってくださいね。」
武闘家 みやび
「これから、よろしくさ。」
苦労人 ミエル
「こちらこそ、よろしく。」
ボクたちは、おたがいのことを知るために、レベルが
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