月見草 儚き揺れる 恋の風


つきみそう はかなきゆれる こいのかぜ



         ◇


月見草は、夏の季語です。


 夏の終わりの季節になると、夜はだんだん涼しくなってくる。月見草は夕方から咲き始めて朝になると萎んでいる花だ。


 月見草に夜、晩夏の風が吹いて揺れていることと、ひとなつの恋が始まって、終わった人もいれば、続いている人もいる。


いろんな人々の儚い恋模様が風となって月見草を揺らしている様を詠んだ句。


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