ギルド対抗戦 準決勝 2

 今日で明日の決勝に進む7ギルドを決める、ギルド対抗戦準決勝。

 ヨミたち銀月の王座は第一ブロックで、グローリア・ブレイズは隣の第二ブロック、夢想の雷霆は五ブロック、剣の乙女は第七ブロックだ。

 本当に上位三位はバラバラになるんだなと運営の忖度を垣間見てしまった気分だが、この三つが決勝まで残ればそれはさぞ盛り上がる激熱な試合になるだろう。

 そしてその優勝を期待されている三ギルドを、新進気鋭の銀月の王座が下して優勝すれば、ジャイアントキリングとしてより盛り上がるに違いない。


 下馬評を思い切りひっくり返してやろうとは意気込んでいるものの、一つだけ大問題がある。

 それは同じブロックにいる、亡霊の弾丸バレッツ・オヴ・ファントムというギルドだ。

 ヨミたちや上位3ギルドほど目立っているわけではないが、その実力はトップクラスと言っていい。

 何しろ、ギルドメンバーが全員プロゲーマーというあまりにも大人気ない構成だからだ。


 フルダイブFPSのプロゲーマー『BULLETS』というプロチームがあり、たびたびシエルが所属しているプロチーム『CRAZY EAGLE』と激戦を繰り広げている、実力者揃いのチームだ。

 メンバーは72人と結構人数が多く、特に得意としているのが大規模戦闘型FPSだ。

 警戒すべきプレイヤーは、ギルドマスターのクルルとサブマスターのリオンだ。


「クルルさんはこっちでは七砲身バルカンって言う、頭悪そうなロマン火力武器を使ってて、リオンさんはリボルバー二丁拳銃のガンカタによる近距離戦。場合によっちゃ遠距離も可能なオールラウンダー。総合的な火力で見ればクルルさんの方が上だけど、俺はアタッカーならリオンさんを、ギルド全体で見るならシェリアさんを一番警戒すべきだと思ってる」

「その理由は?」

「シンプルに、化け物みたいに強いんだよ。ゲームの中で情報処理加速系のスキルがあるキャラを使っていたとはいえ、俺の狙撃を銃弾で迎撃してくる人だぞ? それがこのゲームでは、ヨミみたいに筋力極振りの高火力超速度で高速戦闘を仕掛けてくる。ガンカタもめちゃくちゃ強いし、銃撃も超正確。クルルさんが制圧力なら、リオンさんは対人特化って感じだ」


 試合が始まってすぐ、近くに建物があったのでその中に入ってそこで作戦会議をする。

 リオンというプロゲーマーはヨミも知っている。GBOガンズアンドバレットオンラインにも一時期手を伸ばしていたようで、運がよければランク戦で当たるかもと期待していたが、結局当たらずに終わった。


「では、どうしてギルドで見ればシェリアさんというプレイヤーを警戒すべきなのですか?」


 ヘカテーが、途中で見つけた猫を抱っこしながらシエルに聞く。


「シェリアさんのオペレーターとしての能力が、人外レベルだからだよ。あの人、先読みしてその先読みしたものをギルメンに伝えてるんだけど、的中率はほぼ100%。あまりにも先読みされるからカウントしてみたら、一分くらい先まで読まれてた」

「もう予測じゃなくて予知じゃんそれ」

「だからマジで予知能力者なんじゃないかって言われてる。……最近、とある事情でそれが本当に現実味を帯びてきているけどな」


 間違いなく自分のことだろうと、そーっと視線を逸らす。

 シエルにも自分の体のことや魔術のことなどを共有しており、半信半疑ではあったがそもそも吸血鬼という人外になってしまっているので、魔術やそれに連なる超能力的なものもあるだろうと納得してくれている。


「他にもゼーレみたいに潜入や情報収集、暗殺が得意なアイザックさん、長距離狙撃が得意なトーマスさんがいるから、どの距離にいても安心はできない。トーマスさんとこのゲームの弾丸魔術って相性いいし」

「確か弾道を一回だけ曲げるのあったよね」

魔道弾フライシュッツだな。普通に使ってくるだろうよ。あぁ、あとリオンさんとクルルさんの持つ武器、固有戦技付きだからより警戒するように。それと、ドローンを見つけたらすぐに教えてくれ。それシェリアさんのだから」


 こういう時に、亡霊の弾丸と他ゲームで戦闘経験のあるシエルがいてくれてよかったと思う。

 アーカイブなどでは把握しきれない情報というのを理解しており、それを元に作戦を組み立ててくれる。

 ヨミも自分で作戦や戦術を組み立てることはできなくはないが、やはりプロゲーマーのシエルと比べるといくらか劣る。適材適所で自分が暴れられればいいやと考えながら、インベントリを操作して防具を変える。


 この準決勝は一万近くいたギルドの中から生き残った70のギルドが集っている、いわば実力者揃いだ。

 ここからは本気の装備で行かないと負ける可能性が出てくるので、ブリッツグライフェンの性能をより開放するために防具を変えた。


「……全員、戦闘準備。索敵に引っかかったぞ」

「早速か。向こうから来てくれるなんてありがたいね」

「シエルの言ってた亡霊さんじゃないよね?」

「ありえなくはない。もしあの人たちだったらその時はその時だ。行くぞ」


 右足のホルスターからアオステルベン、左足のホルスターから琥珀のリボルバーを引き抜いて建物から飛び出していくシエル。

 予選には間に合わなかったが本戦前に完成した、シエルのグランドウェポン、ボルテロイドだ。早く試したくて仕方なかったのだろう。

 ヨミもここからは手加減が難しくなるので、インベントリの中に残っているブリッツグライフェンの他の接続パーツを取り出して自分の背中辺りに浮遊させておき、先に出ていったシエルを追いかけていく。


 木の太い枝や幹を足場にして立体起動しながらシエルを追いかけていき、すぐに追いついてぱちりと目が合ったので、ふふん、とどや顔をしてからシエルを追い抜く。

 そこから数秒進むと、広く展開している五人のプレイヤーを見つける。明るい金髪が一人もいないしガンナーではなく魔術師メインなので、亡霊の弾丸ではないようだ。


「銀髪の琥珀色の戦斧! 銀月の王座だ!」

「このブロック最大の脅威といきなり当たるなんてなあ!」

「いくら可愛い女の子だからって油断するなよ! 即死したら雑魚って言われるぞ!」

「ヨミちゃんみたいな子に雑魚って罵られるのは、それはそれでご褒美です」

「できるなら踏まれたいくらいです!」

「なんでボクのファンってキモい変態が多いのかな!?」

「「ヨミちゃんのキモい、いただきましたー!」」

「キモすぎ!?」


 どうして変態がここまで集まってしまうのだろうか、と頭が痛くなってくる。

 容姿と言動、その他の属性が重なりまくった結果なのは分かっている。分かっているが、そうだとしても多すぎるだろう。

 正直にキモいと思ったことを口にしてもそれすら喜んでしまう変態がいるし、口に出さずに汚物でも見るような目を向けても喜ばれる。

 無反応でいてもそれすら喜ばれるし、いっそのこと全工程で行ってしまおうかと思ったがきっとそれすら受け入れられてしまうだろう。

 何をしても変態共に歓喜されてしまうなら、一番自分へのダメージが少ない正直に思ったことを口にするほうがいいだろうという答えに行きつき、日々キモい変態諸君にガチ目のトーンでキモいと言い続けている。今のところ奴らにはノーダメージだが。


 跳躍して木の幹を足場にして、それを砕きながら更に跳躍。

 地面に脚が付く瞬間に両手斧戦技『ジェットブラストディバイダー』を発動して、勢いを殺すことなく突進力に変換して、ヨミの姿がブレる。

 戦技にはシステムのアシストがかかり筋力にいくらか補正がかかるため、バフをかけていない状態でも条件さえ揃えられれば、バフ状態に近い速度での加速が可能だ。


「じ、『ジ・イージス』!」


 ヨミが戦技を発動させて超加速を見せた瞬間、左手にカイトシールドを持っている魔術師が盾防御戦技を発動。

 前方にエネルギーシールドを展開して、それを破壊しようとシステムアシストに便乗して斧形態ブリッツグライフェンを振り下ろすが、触れた瞬間にまるで運動エネルギーそのものが消滅したかのようにぴたりと止まってしまう。


 盾戦技『ジ・イージス』。1秒だけしか持続しない代わりに、全ての攻撃を100%カットすることができる、トップクラスの防御性能を誇る盾防御戦技だ。

 ジンも模擬戦の時は、防ぎきれないと判断した攻撃に対して頻繁に使用してくるが、物理も魔術もダメージを完全に遮断するという破格すぎる性能のため、リキャストタイムは60秒とトップクラスの長さがある。

 なので本当に防げないと思った攻撃に対して、タイミングを合わせて使うのが定石だ。それを魔術師が最初の攻撃を防ぐためとはいえいきなり使ったので、あと一分はその戦技は使えない。


「うわっ、うぎゃ!?」


 リキャストが終了する前に仕留めると、蓄積してあるエネルギーを消費して攻撃に対して追撃を発生させる。

 体の発条を使って右から左への薙ぎ払いを繰り出し、それを盾で防ぐか受け流そうとしたが失敗して弾き飛ばされた魔術師は、雷の追撃を食らってHPを半分ほど失う。


「灰は灰に、塵は塵に!」

「影は消える。黒は青に、白は紅に、寒さは暖かさに。闇があるなら忘却せよ。光があるなら記憶せよ。その光こそが我らが全てなり。最果ての空にて燃ゆる星は、我らを影から引き離す!」


 すぐにその魔術師を仕留めようと追いかけようとするが、剣を持った魔術師が素早く呪文を唱えて炎魔術を使って牽制。

 小さく舌打ちをしながら炎を回避して距離を取ると、もう一人別の弓矢を持った魔術師が長めの呪文を唱えて、かなり大規模な炎魔術を行使してくる。


 ヨミは真祖吸血鬼。聖属性や十字架、聖水、教会が弱点であるほかに、炎属性も弱点だ。

 炎属性の耐性は、なんと素晴らしき-100。耐性ゼロのプレイヤーを基準にすれば、その倍のダメージを受けることになる。


 しっかりと属性相性で攻めて来たなと感心しながら影に潜り、攻撃を仕掛けてきた魔術師たちに向かって移動しようとしたが対策されているようで、フラッシュバンのようなもので強烈な光を発生させることで周囲から影を奪い、近くから飛び出られなくさせられた。

 ちゃんと対策されると本当に何もできないんだなと、便利だからと乱用しまくったことを反省して、潜った場所の近くにうっすらとできていた影から飛び出る。


「主を賛美し、主を称賛し、栄光あるよう祈りを捧げる。世の罪を取り除け、我らを憐れみ、我らの願いを受け入れよ───『エンチャント・パージ』!」

「ボクが言えることじゃないけどさ、全員魔術師なの!?」

「大火力特化のロマン構成じゃあ!」


 これで四人となる片手斧を持っている魔術師。最後の一人も槍を携えているが、きっと彼も魔術師だろう。

 ヨミたちも、全距離対応オールラウンダーのシエルとタンクのジンを除いて全員前衛アタッカーなので人のことは言えないが、それにしたって尖り過ぎだ。

 純魔ではなく武器を扱えるので技魔といったところだろう。かの毒沼好きな会社の死にゲーでも、技量武器の刀を扱う魔術師構成で遊んだことがあるので、下手な純魔よりも厄介なのを知っている。


 そこに、名前からしてヨミ特効の聖属性を武器に付与されたので、これはちょっとピンチだろう。

 しかも弓矢使いが矢に炎をまとわせながらもそれに聖属性が付与されているので、ダブルパンチでクリティカルを受けなくても特大ダメージは必至だろう。

 だがそれは一人だったらの話であって、これはギルドの対抗戦。付き合いは一月もないが優秀なタンク様は、自らを犠牲にしてでもその役割を全うしてくれる。


 タンクスキル『クイックドライブ』でヨミの正面まで瞬間移動してきたジンが、放たれた矢を雷竜の鱗盾で防いでくれた。

 ナイスタイミングと背中に張り付き、そのまま彼に『チャージシールド』を使ってもらって、弓矢使いのところまで走ってもらう。


「よ、ヨミちゃんに背中に張り付いてもらえるだなんて、なんてうらやまゲフンゲフンけしからん!」

「隠しきれてませんけどぉ!?」


 ジンの背中から降りながら血壊魔術『スカーレットアーマメント』でハンマーを作り、それを操作しながら軽く跳躍してハンマーに足を付け、思い切り振り抜いて斜め上に打ち出す。

 人力カタパルトしながらぐんと加速してジンを追い抜くと、それを予測していたのか矢を番えて構えていた。

 ヨミがジンの前に飛び出ると同時に矢を心臓に向かって放ってくるが、『クルーエルチェーン』を飛ばして少し離れた場所にある木の幹に巻き付け、一定の長さまで伸ばしてからそれ以上伸びなくして太い木の枝に影の鎖を引っかける。

 そこを支点にがくんと軌道を変えて真下に超速度で落下し、叩きつけられる前に血の槍を作ってそれを操作して再び上に跳ね上がる。


 左手で作っていた鎖を消して、右手一本で持っているブリッツグライフェンを投擲するようなそぶりを見せて、その場から離れようとしたところで背中辺りに浮遊させている接続パーツとなる刃を一本射出し牽制。

 離れた場所にあった血のハンマーを呼び寄せながらぐっと膝を曲げて、もう一度それを足場にして自分で操作して打ち出して加速。

 逃げようとしたので影の鎖を飛ばして巻き付けて、ヨミに向かって引き寄せながら右手のブリッツグライフェンを全力で振るい、胴体を真っ二つにしてクリティカルで倒す。

 その勢いのまま地面にぶつかると即死するので『シャドウダイブ』で影の中に潜ってダメージを無効化し、近くにある木の上にある影から姿を見せる。


「あ、相変わらずヨミちゃんの曲芸がすげぇ……」

「なんであんな変態機動できるんだよ」

「普通怖くてできないでしょああいうことって」

「つまりヨミちゃんは変態と」

「何を言ってるのかなあ?」


 にっこりと、変なことを言った片手斧持ちの魔術師に笑みを向ける。目が一切笑っていないのが自覚できるほどなのに、相変わらず喜ばれてしまう。

 本当にあの変態はどうしてくれようかと思っていると、銃声が一発聞こえた。

 すぐに魔術師たちが、シエルの銃弾の餌食にならないように散開するが、高い場所にいるからこそ見えたキモい軌道を描いて飛んでくる弾丸に、頬が引き攣る。


 何の術式を込めたのか、銃弾が地面や木に当たっても減り込むことなく跳弾しまくっており、全く予測ができない軌道をしている。

 それはきっと使用者本人もそうだろうが、シエルが無意味にそれを使うはずがない。他に何が入っているのだろうと思っていると、一番近くにいてかつ遮蔽物がないところに体を晒している槍使いの方に向かって、弾丸が意思を持っているかのように急カーブして飛んで行き、剝き出しの頭部に吸い込まれてクリティカルで倒した。


「……なるほど、今のが魔道弾なんだね」


 一度だけ銃弾の軌道を変えることのできる弾丸魔術、魔道弾。

 効果だけ見ればかなり強く聞こえるが、弾丸斬りや弾丸避けをしているヨミの反応速度や動体視力がおかしいだけで、普通のプレイヤーにはまず反応できない。

 遠距離ならともかく近距離でやろうとしたら、下手したら自分自身も巻き込まれかねないのでいわゆるネタ魔術扱いされているが、上手い人が使えばこうも化けるのかと驚く。


「やっぱ君んとこのガンナーくんおかしくない!?」

「そりゃ、あいつはプロゲーマーだから。競争しているわけじゃないけど、負けてられないね!」


 ニッと笑みを浮かべながら木から飛び降りて、ブリッツグライフェンのギミックを起動。

 両手斧形態から不要なパーツが外れていき、そして左手で背中にある追加接続パーツを掴んで、斧形態から外れたパーツが集まって変形して行って機械的な二本の片手剣になる。

 これがブリッツグライフェン三つ目の形態、片手剣形態だ。


「やっぱ変形武器かっけえ!?」

「そんなこと言ってる場合じゃないよ! 流石に二人が一気にやられたから、一旦退くよ!」


 弓矢使いと槍使いの魔術師二人が倒されたため撤退しようとしているが、残念ながら進んでいる先には、銀月の王座が誇る脳筋がいる。


「お待ちしてましたー!」

「お姉ちゃんキター!?」

「えいっ!」

「ぼげぇ!?」


 盾持ちの魔術師が盾を構えてノエルの一撃を防ごうとしたが、すさまじい金属音を撒き散らして盾持ち魔術師が宙を舞う。

 空中で身動きが取れなくなっているところを、最近ヨミの真似をしているようで木々を足場に立体機動してきたヘカテーが、血の鎖を伸ばして木に巻き付け、巻き取りながら加速して盾持ち魔術師を両手斧で盾に両断してしまう。

 もうあんな動きもできるようになったのかと感心しつつ、進んでいる先に木があって減速できておらず体勢も整えられていないので、まだ練習が必要だなと笑みを浮かべて跳躍して、そっとヘカテーを受け止める。


「す、すみません……」

「気にしなくていいよ。随分と上手になったね。びっくりしたよ」

「まだまだですけど、いつかはヨミさんみたいに動き回りたいです!」

「向上心があることがよきことだ。精進するように」

「はい!」


 眩しすぎる笑顔を浮かべるヘカテー。まだ小学生ゆえに無邪気で、純粋な笑顔が可愛い。

 妹の詩月も、こういう感じの無邪気な笑顔をしてほしいものだと、最近の獲物を狙うような笑みを思い出しながら心の中で呟く。


「あんまりそこで和やかな空気出すなよ。残り二人は姉さんが追い掛け回して仕留めたぞ」

「なんか随分張り切ってない?」

「こういう大会に出るのが楽しいんだろ。あとは、お前にいいところでも見せたいんじゃないか?」

「モチベが高いのはいいことだけど、頑張りすぎてもすぐばてるから気を付けてほしいね」

「……まあ、お前がそう思っているならいいか」


 なんか含みのある笑みを浮かべながら言うシエル。

 どうしてそんな笑みを浮かべているのだろうかと首を傾げつつ、ヨミたち以外にもぶつかっているところがあるのか、ヨミたち含めて残り6ギルドになったので、次なる獲物を求めて広いバトルフィールドを捜索する。



「そういや、片手剣形態にしたのに見せ場全部持ってかれたんだけど」

「すぐに追いかけようとしなかったお前が悪いな」

「酷い」

「ごめんね? 終わったらご褒美、あげよっか?」

「……ちょっとだけ、貰ってもいい?」

「……うん」

「え、何この甘ったるい空気。シエルくん分かる?」

「特に何も。まあこの二人は仲いいし、ナニかするわけでもないでしょ」

「含みのある言い方しないでくれるかなあ!?」

「最近、ノエルお姉ちゃんとヨミさんがすごくイチャイチャしてます」

「今更だよヘカテーちゃん。多分今後酷くなるから、慣れていこう」

「はぁい」


===

作者が勝手にやってる『勝手にQ&Aコーナー』


Q.こいつら本当に付き合ってないの?


A.ちゅうはしてないけどちゅーはした関係

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