第35話 リーン・バルガスの決断2



私の名前はリーン・バルガス 12歳


決断した 転生者だ


先生と話した次の日 私はお母様に騎士団に入りたいと話したもちろん反対されたが


私は引かなかった、もし認めてもらえないなら勘当してもらって構わないと


お母様も私の決意が分かったのか日を改めて、お父様も交えて話合うことになった


そしてその日


お父様が私に話し始める


「リーンお前の決意は分かった、遊びや、気まぐれなんかじゃないことも」


お父様は溜息をついている、お母様は会話を見えるだけで参加しようとはしないようだ


「はい 絶対に騎士団に入ります」


お父様が口を開く


「リーン騎士団に入るといっても 今すぐ入れはしないぞ?」


「見習の参加資格は15歳からだ まさか私や王太子様のご意向をかりて無理強いするつもなのか?」


お父様に誤解があるようだ


「お父様もちろん存じてます リーンは15歳になったら見習いになりそれから騎士になるつもりです」


「なので いますぐ入るとゆう話じゃありません 


15歳になったら見習いになるという決意の表明です」


お父様も理解してくれたみたいだ


「なるほど お前の言いたいことが理解できたよ、しかし許可することはできない」


「私はお前の父親だ、お前の幸せを願っている」


「だがバルガス伯爵家の当主でもあるんだ」


お父様が苦悩した表情をしていえる


「騎士団に入ることが お前の幸せならそれをかなえてやりたい」


「だが当主としての私は絶対にそれを許可できないのだよ」


「騎士団は危険な仕事もする、お前が伯爵家の世継ぎも生まずに


死ぬことは絶対に許されないんだ」


「はい お父様の言うことも分かっています でもリーンはもう覚悟を決めています」


私はお父様の目を見つめながら話す


「どうしても認められないと言うのなら私を勘当してください」


「そしてどこか親戚筋から養子をおとりください」


私の覚悟を全部お父様に話した もうあとは どうともなれだ


長い沈黙が



お父様も決意したんだろう


「リーン 私も決意したよ」


ついに勘当かでもしょうがない


「リーン 騎士団に入ることを認めてもいい」


ええ まさかの逆転?


「ただし1つだけ条件がある その条件がのめるならだ」


じょうけん?


「あぁ 条件を言う前に一つだけ 教えておく 条件を飲まなくても お前を勘当はしない」


ええ ますます わかんない?


「条件を飲まない時は 家から出ることは許さない 


たとえ家から逃げても連れ戻す、この伯爵家の持てるすべての力を使ってもだ」


むう きたない


「お父様ずるいです 権力で娘を好きなようにするなんて」


お父様が不敵に


「わかってるよ 私だってそんなことはしたくない」


「それで条件だが騎士団に入る前に結婚して跡継ぎを産めば 認めよう」


けっきょく それか(笑) そうだよね跡継ぎがいないから問題なんだもんね


「リーン 騎士団に入ることはできなくても 


いずれ良い婿を取って幸せになれる 考えなおしなさい」


甘いお父様 私はもう迷わないんです


「その条件を飲みます すぐに結婚するんで 相手を連れてきてください」


「15歳になるまでにバンバン産んであげますよ」


お父様とお母様がフリーズしてしまった まさかこの条件を飲むとは思わなかったんだろう


お父様が再起動した  お父様は引きつった笑顔をうかべながら


「リーン ほんとに? いいのか?」


「もちろんですお父様」


お父様は真剣に考え始めたみたいだ


「リーン話を進め初めてしまったら もう戻れないがいいかい?」


「なにせお前の都合だけではない 相手のいる話だ 


我が家の名誉 相手の家の名誉 その重さは理解できてるか?」


私はもう とっくに覚悟完了だお父様に強く頷いた


「わかった お前の覚悟を甘く見ていたようだ 明日から話を進めよう」


「はい お父様よろしくおねがいします」






私の名前はリーン・バルガス 12歳


覚悟を決めた 転生者だ 


結婚でも出産でもなんでも かかってこいやーーーーー

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