第27話 セコンドアウト



「コンコン」 「モディ マヌカが着いたようですよ 起きてください」


部屋の外からマーサの声が聞こえる そうか起きねば


「マーサ目が覚めた 今行くよ」 外のマーサに起きた事をしらせる


さて寝てる間に誰かいい方法思いついてくらたかな?


顔を洗い中庭に戻る


「みんな 待たせてしまって すまないね」


グーン卿が代表して声を


「いえ マヌカも来たことですし 話をつずけましょうか」


「そうだなマヌカ シドベアーの事でいくつか確認したいことがあるんだがいいかな?」


マヌカの目を見ながら話す


「はい 私で話せることなら」


「うん まず今朝から俺が感じていたことを話すからマヌカの視点で 


あり得そうか 無さそうか 教えてくれ」


俺は今朝から思っていた疑問をマヌカに話した  


マヌカは俺の話を聞きしばし考えた後口を開く


「シドベアーが復讐とゆうのは ありえるかもしれません 」


マヌカはなにか頭の中で反芻でもしてるのか しきりに頷きながら答えてくれた


「シドベアーは 一人前になるまで親と過ごします、 


親子のつながりが とても深い生き物です」


「子供が 傷付けられれば必ず相手に復讐します」


「そのさい相手を捕まえたら なかなか殺しません 


なぶり殺しにして2-3日生かすこともあります」



「成獣のシドベアーが傷つけられたさい 相手に復讐する ありえる話です」


奴には憎しみの感情があるようだな それが分かれば十分だ


「わかった ありがとうマヌカ あと聞きたいことは」


「奴をおびき寄せたい 何かいい考えはないか?」


マヌカが考え込んでいる


「申し訳ありません とくに思いつかないのですが 


私から言えることは獣を罠に掛ける時は餌で釣る それくらいですかね」


餌で釣るか


「いや ありがとうマヌカ 忙しいさなかに呼び出してしまって 


すまないね もう 戻ってもらって大丈夫だ」


マヌカが一礼して席を立つ


「はい 避難がまだすんでない家もありますので 失礼させてもらいます」


マヌカが部屋をでる グーン卿に視線を移し 


「グーン卿 今の話どう思う?」


グーン卿は すこし考え答える


「シドベアーが復讐する 信じられませんでしたが 


実際に子供の復讐をする例があるのなら 間違いないのかもしれませんね」


獣が復讐するって考えが 完全に信じきれないのか 複雑な顔をしてるな


「うん 奴には憎悪の感情と子供に対する愛情があるのは間違いないみたいだね」


「じゃあ それを踏まえて 次の話だね 奴をどうやって どこにおびき寄せるかな かな」


みんな 難しい顔してるな(笑)


「俺が寝てる間に 誰か思いついていたりしないかな(笑)」


みんなが苦笑してる  うーーーん リラックスしてもらうための冗談んなんだけどな


「まず場所なんだけど 広さは昨日戦った 材木置き場位あればいいのかな?」


グーン卿がうなずく


「そうですね あれくらいあれば十分ですね」


「じゃあ 場所はそこでいいか」


「私たちは構いませんけど 一度ハメられた場所に奴はきますかね?」


「もっともな疑問だな それなりに知恵があるんだ 


ハメられた同じ場所にそうそう こないだろう」


だったらって顔してるな


「奴をおびき寄せる 方法はなんとなくだが 思いついてる」


全員が 俺の次の言葉をまつ


「俺は闇属性使いだ 俺には感情をある程度 操ることができる」


俺が何が言いたいのか理解できてないみたいだな


「つまり俺はやつの憎悪を操り 敵に復讐すること以外のことが


考えられなくすることができる」


だんだんと俺の言いたいことが理解できたみたいだな


「子爵様よろしいですか?」


「なんだい グーン卿」


「それは子爵様が餌になると? おっしゃてるんですか」


「微妙に違うが まあ似たようものか」


溜息をつくグーン卿


「絶対に許可できません」 


「グーン卿 あの場所に奴がくる 君たちの仕事はそこで奴を討つことだ」


「それ以外はきにしないでいい なぜあの場所にくるかなんて気にするな」


「子爵様 やはり駄目です どうしてもとおっしゃるなら 


この家に軟禁させていただきます」


どうするかな どうやって説得するかな?


「グーン卿 今朝おれが 言ったこと覚えているかい?」


「俺は英雄的な行動をしようとしてる訳じゃないよ 出来ることをするだけだ」


「まあ多少の 危険はあるだろうが 君たちに比べれば かなり安全だ(笑)」


ちょっとは心が動いたかな?


「しかし やはり駄目です」


ぜんぜん心がうごいてないな(笑)


「グーン卿 俺は無謀な命しらずかい? 自分の命を捨てて村人を救う聖者かい?」


「どれほどの危険かも分からない馬鹿かい? 


 おのれの能力に目がくらみ 何も見えてない 眼くら かい?」


「それはーーーーー」 


すこしは動いたかな? 


「しょうがないなグーン卿 君に今日出来ることを教えてあげよう」


「俺の言うとうりにすることだ(笑) わかったね?」


溜息をついてるな 


「もう 分かりましたよ あなたを信じます 私はどうすればいいのか 教えてください(笑)」


ふう よかった なんとか なったな


「よし あの場所に奴を 誘導する 君たちは奴に勝つ方法を考えろ」


「はい お互い出来ることをしましょう」


あぁ 出来ることをするだけだ

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