第23話 はじめてのお茶会



私の名前はリーン・バルガス 10歳


初めてのお茶会に浮かれてる 転生者だ


そう今日は 今生で初めて出来た友達を招いてのお茶会だ


いやカテナは前世からの友達なんだけどね(笑)


お父様、お母様は 私がボッチじゃなくなったのが ずごい うれしいらしくて


お母様なんか このごろ事あるごとに言ってくる婚約の話をしなくなったほどだ


このまま忘れてくれないかな(笑)


「リーン お茶とお菓子の準備は間違いないですか?」


お母様、私の交際相手紹介するんじゃないんだから そんなに緊張しないでよ


「はい 大丈夫ですよ お母様 まったく問題ないです」


「そう」 「リーンお友達といっても 公爵家の方なんですから失礼のないようにね」


「はいはい もう何回も聞きましたよ お母様」





「お嬢様、カテナ様が おいでになりました」


お ようやく来たね


「ありがとう ここに 来てもらって」


「コンコン」


「どうぞ」


カテナが部屋に入ってくるので笑顔をで出迎える


「ようこそ わたしの部屋に」


「お招きありがとうございます バルガス伯爵令嬢様」


彼女に微笑みながら言う


「気持ち悪いから止めろ(笑)」


彼女も微笑みながら答える


「死にたいのか? この野郎(笑)」


彼女に微笑みながら言う


「テーブルにどうぞ どこ産か知らないけど 一番いい茶葉ですって」


「いや あなたも貴族の令嬢なんだから それくらい覚えときなさいよ(笑)」


そんなどうでもいい事に使う容量は私の脳にはないな(笑)


「どうでも いいよそんなの 美味ければ」


カテナがあきれたように 私を見ながら口を開く


「ほんと あなたは かわらないわね」


むう 心外だなこんなに お嬢様なのに


「そんなことないよ すごいお嬢様なんだから」


ビックリしたような顔を見せ


「え どのへんが?」


ほんとに失礼な奴だ


「もう 幼いころからお嬢様の英才教育を受け礼儀作法はおろか


帝国語や神聖国語さえペラペラなんだから」


そう ほんとに辛かった


「そんなの 私やジョウだって できてるわよ」


そうか 同じ上流階級で同じような教育を受けてるんだったな


む? なんだいきなり 笑い出しそうになってるぞ?


「なに? なにがおもしろいの?」


「いや 思い出しちゃて あなた英語の授業の時 


自己紹介を英語でしなさいって 言われて」


「my name is kyokoTanaka iam boy」 って言ってたわよね(笑)」


くそ余計な事 思い出しやがって  みてろそっちの黒歴史も思い出してやる


「あぁ お互い不毛なことはやめて 未来の話をしましょう」


むう 調子のいいこと いいやがって


その後 お互い昔の話などで 盛り上がった






「でね 私たちの転生と出会いには意味があると思うのよ カテナはどう思う?」


「そうね そう言われてみると あるような気もするわね」


「絶対そうよ」


「でも どんな意味があるの?」


それが難しいのよね


「さっぱり 分からないわ カテナやジョウには心当たりとかないの?」


「ぜんぜん 分からないですわね」


まったく役に立たない奴だ


「こんどジョウにも聞いてみるかな?」


ジョウならもうちょと真面目に考えてくれるはずだ


「あなた あれでもジョウは王太子なんだから そんなにホイホイとは会えないわよ」


そうか そうだよね


「じゃあカテナ会ったときにでも聞いといて」


「忘れなかったら 聞いときますわ(笑)」


まったく役に立たない奴だ(笑)




今日はカテナと昔の馬鹿話したでけで何も実りのない1日だった


まあ そんな1日が有ってもいいだろう(笑)

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