第5話 魔法チートはないんですか?3



私の名前はリーン・バルガス 9歳


修行途中の転生者だ


魔法の修行を始めてから、だいたい半年くらいがすぎました


某少年誌的なきつい展開を予想していたのですが


少し疲労したら、終了するとゆう なんともヌルい 


もうちょっと きつくても大丈夫と先生には伝えたこともあるのですけど


先生いわく


自分自身を鍛えぬくような修行を否定しはしませんが


私が重要と思っているのが効率よく魔法を使えることと


精神や肉体をどれだけ長くベストな状態で保てるかです


あと肉体が成長しきっていないのに、体を痛めつけるような修行は害の方が多いとのこと


そうか あの少年誌の主人公たちは大人になってから


修行したほうが良い結果が残せたのかもしれないんだね


「お嬢様どうしました? 気が抜けていますよ」


「すいません先生、ちょと昔の思い出に気を取られました、集中します。続けてください」


「いえ、少し休憩にしましょう」


「はい 先生」


「休憩中ですが、少しいいですか? 先生」


「どうぞなんでしょうか」


「大魔法いとかが、いないのは分かったんですけど


先生の思う最強とか偉大なとか思う魔法使いはいますか?」


「最強ですか? うーん 偉大ではありませんが、最強の魔法使いは魔獣でしょうね」


「え? 魔獣ですか?」


「そうです魔獣です、魔獣とは文字どうり魔法を使う獣です


奴らは人とは比べ物にならないくらい魔法の元を上手く使います」


「知能なぞまったく持ち合わせていない奴らですが


生まれながらに本能で魔法を使うことできます」


「ざんねんですか人は奴らほど魔法の元を感じることはできないし


早く使うことはできません」


「なるほど じゃあ魔獣と戦うことになったら、どうすればいいんですか?」


「そうですね魔法では奴らにかないませんが知恵ではこちらに分があります」


「戦う場所、戦力を整えてって すいません良いアドバイスがうかびません」


「じゃあ魔獣1匹と戦うしたら、どれくらいの戦力が必要になるんですか?」


「戦う魔獣によりますけど そうですね


よくいるシドラットだと仮定すれば、私クラスの人間が2人は必要ですね」


「ああ 戦うのに2人で 確実に勝とうとするなら3人以上ってことですからね」


「先生が二人、魔獣おそるべしですね」


「はい お嬢様もし、魔獣とまみえるような事があれば


戦うより なんとか逃げる方法がないかまず考えるようにしてくださいね」


「まあすべての魔獣が危険という訳でもありません


現に王国軍でも数は少ないですが騎獣とし使っていますし」


「それに今 人が使ってるほとんどの魔法はそういった魔獣を観察して


使えるようになったのが、ほとんですしね」


「じゃあ休憩終了です、 木刀を持ってください」


「はい 初めから型どうりに」


「はい わかりました」


ふう今日も充実した1日だったわね、心地よい疲れに、知的な会話、それにしても魔獣か


シドラットのどんなのか知らないけど 先生二人分とは 


まあ今は無理だけど2~3年後には無双できるようなっているはず


あれ 考えてみると 先生ってどれくらい強いんだろう? 


王国騎士で一番下っ端ってよく言っているけど


まさか一番弱いって訳じゃないよね?


もし そうなら先生より弱い私は もしかしてあんまり 強くないとか?


はは ありえないよね?



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る