第3話 魔法チートはないんですか?



私の名前はリーン・バルガス 8歳


魔法に目覚めた転生者だ


その日はあっさり訪れた、なるほどお母さまの言ってたどおりだ


朝、目が覚めたら自分や人の体の周りがぼやけて見えるような感じ


どうやら光に属性に目覚めたらしい


お母さまいわく、なんでも魔法使いの半分は光の属性使いらしいです


6属性使い、無属性使い、レア属性使い 全部はずれた  ちくしょう


OK 落ち着こう そうあれだポピュラーな属性でも


修行によって強大な力を持つようになるたぶんそのパターンだ。


お母さまが良い家庭教師を探してくれるみたいなので修行を頑張ろう


あぁ楽しみでなかなか眠れない




今日は家庭教師の先生がやってくる日だ


お母さまの親戚筋で名前はシム・グーン24歳(女) 王国騎士らしいです


どんな人なんでしょう? いろいろ考えてるうちにお着きになったみたい


リーンお嬢様、 奥様が客間にお呼びでございます


「はい いま参ります」 



緊張してきた


ふう 軽くノック


コンコン 「お母さまリーンです」


「リーン中にお入りなさい」


「リーン紹介しますね、この前お話しした王国騎士のグーン卿よ」


「始めましてリーンお嬢様 シム、グーンと申します 


私のことは、シムでもグーンでもお好きなように読んでいただいて結構です」


「初めましてシム、グーン卿、じゃあ グーン先生と呼ばせていただきますね


これからよろしくお願いします」


「それじゃあグーン卿あとはお願いしますね、リーン先生の言う事よく聞くのよ。」


「はいお母さま。」


敬礼してお母さまを見送る先生、かっこいい


できるキャリアウーマンって感じね


ふむ お母さまの親戚って言ってたから、私やお母さまと同じ金髪、碧眼だと思っていたけど


赤髪ぽい茶髪に茶色い瞳なんだ


かなり遠い親戚なのかな?


「うっほん もうよろしいですか?」


「はいすいません どうぞ」


「では、改めまして今日より リーンお嬢様の魔法の指導を担当させていただきます」


「指導にあたっては、私流にさせていただきます

そのさいリーンお嬢様が言う事を聞かないようなら」


「多少の体罰もかまわないとのお言葉を奥様より頂いておりますので 


その心ずもりで いてください」


「先生 心配はいりません まかせてください10年後には 


あのリーン・バルガスの師であったと部下に自慢できるはずです」


「はあ? ふふ分かりました今は一番下っ端なんですが


10年後に部下に自慢話ができるように私も精進するとしましょう」


「さてではこれからの予定を決めましょうか」


「はい」


「私には騎士の仕事もありますし、お嬢様も他の習い事がありますので


指導は1週間に1回になりますので


お互い無駄な時間を過ごさないようにいたしましょう。」


「はい」


「今日の所は 私が魔法を使ってるところを見てもらいます」


「まずはよく見て 魔法の元がどのようなものか観察し感じてください」


「はい お願いします」


「では 光の属性では基本的な 肉体強化をお見せします」


おぉ ついにきた 


先生の顔が引き締まる、例えるなら少女漫画で壁ドン直前の


絶対にこの女を落としてやるぜってイケメン顔だ


「どうですか? わたしの体の周りの魔法の元の変化にきずきましたか?」


しまった、先生のイケメン顔に集中しすぎてしまった


なにが起きたのか、さっぱりわからない(笑)


どうしようか? よし正直に報告しよう


「すいません先生が、すごいかっこいい顔したんでそれ以外目に入りませんでした」


「え? おふざけにならないでください」


まずいわね 怒らせてしまったみたい


まあ悪いのは間違いなく私だしここは素直に謝りましょう


「申し訳ありません先生、先生のりりしい顔に見とれてしまいました


次はちゃんとやりますので ゆるしてください」


「りりしいって まあ分かりました、では 


私はまだ肉体強化を継続中です注意して、私の周り


魔法の元がどうなっているか見てください」


「はい 」


よし 遊びの時間は終わりだ、


集中、集中 む 魔法の元が消えていく?


「先生 魔法の元が消えてなくなりそうです?」


「そうです、今日は極端に消費を上げて、分かりやすようにしてますが」


「魔法を使えば魔法の元は減る、なくなれば魔法は使えない


この当たり前の原則をまず理解してください。」


なるほど使えば無くなるんですね


「そうです、そして光の属性に限っていえば自分自身の体力や精神力のようなもの 


使い切れば最悪、命がありません


そのことをまず1番によく理解してください」


「はい わかりました」


「では、今日はここまでにしましょう、私も魔法を使いすぎて、かなり疲れました」


「あと私が良いと言うまでは、魔法の使用は自粛をお願いします


コントロールできない力はとても危険です」


「分かりましたか?」


「分かりますコントロールできない力は悲劇しか生み出さない、よくわかります」


「え? まあご理解いただけているようで なによりです」


「では 御前をしつれいさせていただきます、 次は来週の同じ時間いや 


少し早めに訪ねさせていただきます」


「はい よろしくおねがいします」


こうして修行1日めは終わった


いや見てるだけで何もしなかったんだけどね(笑)


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