応援コメント

自らに課した罪を背負いて (5)」への応援コメント

  • 続きが気になりすぎてしまい、ルンルン気分でこちらにもお邪魔しましたが、過去編は少し辛いお話でしたね。

    ですが、あまりに内容が深く興味を唆るものだったので一気に読んでしまいました。

    躾といって過度な暴力の数々を受けるノアの姿はつらいものがありますが、

    何よりノアは子供でありながら自分のことを客観視しすぎていて、度重なる悪い環境のせいで心が壊れてしまっていると感じることが辛かったですね。

    親の気を引くため、もしくは自分に関わった人の不幸を防ぐためか。父を挑発する様子が本当に痛々しく丁寧に書かれていて圧巻でした。

    辛くてもどこか読み進めてしまう。そんな不思議な感覚でした。
    ノアのことをしっかりと知りたいという想いの方が大きいためでしょうか。

    過去編を読むと本編で印象的だった場面が次々と蘇ってきます。

    リラがノアの瞳について言及したときに、彼が感情をあらわにさせた場面。

    ノアの体中の傷をリラが一つずつ丁寧に治していく場面。

    詳しく明かされる過去によって、より鮮明にキャラクターたちの心情を知ることができる所が本当に好きです。

    また、過去編ならではのエピソードも素敵でした。

    あの執事様が気になりすぎますね。
    居場所を聞くということは野暮かもしれません。彼は幸せに何処かで暮らしていると願うばかりです。

    リオンの
    「でも俺は、お前はよくやったと思うよ」というセリフが素晴らしすぎました!大好きなセリフです。


    ライアン夫妻のスピンオフ!
    二人で雨を降らし続けたなど。面白そうなエピソードも出てきたので、この二人の過去も楽しみです。


    これからも楽しく読ませて頂きます!
    いつも心揺さぶられる物語をありがとうございます。

    作者からの返信

    間話との温度差が大きい過去編までご訪問頂き、ありがとうございます。

    この劣悪環境の中、よくぞ今の真っ直ぐな青年に育ってくれたものだなと、私自身、彼には頭が下がる思いです。

    本編と過去編を繋げてお楽しみ頂けたことが、コメントからひしひしと伝わってまいりました。作品を読み込んで頂けていること、作者として冥利につきます。

    言及頂いた場面は特に、ノアの人物像や心情を表している場面だと私自身も思います。心情を鮮明に知ることが出来たというお言葉、心に染み渡っております。

    (素敵すぎるコメントに嬉しくなってしまった作者の勝手な一人語りになってしまいますが、ノアが自分の過去に触れられることを避けようとする理由や、随分前になりますが一章で少し出たノアが甘い物を好んで食べようとはしない理由など、この辺りも過去編との関連が強いところですかね…)

    リオンのセリフ、私も気に入っているところなので、大好きと仰って頂けて、胸が弾んでおります!

    4章ではこれまでに撒き散らした伏線を拾っていけたらなと…。

    ライアン夫婦スピンオフ、二人で雨を降らせるエピソード、しっかり入っております…! 泡沫よりも緩い雰囲気の学園ものです。
    こちらも楽しみという温かいお言葉を頂いてしまい、早く投稿したい…!という気持ちです。

    いつもお楽しみ頂き、そして、素敵なコメントや♡も沢山頂き、シンシア様には感謝してもしきれない思いです。
    いつも本当にありがとうございます!