第2話 声で聞く日本語の素晴らしさ

日本語というのは、読んでも素晴らしいのですが、今回、耳(だけ)で聞くことにより、あらためて日本語の素晴らしさを再認識しました。


① 音(声)だけで聞く日本語の素晴らしさ

  素人のど自慢大会の女性司会者の声、男女の参加者の声、男女の招待歌手の声、そして会場(観客)の声。ラジオ深夜便(女性アナウンサー)の声。

  顔も衣装も見えない、声だけのコミュニケーションの素晴らしさ。

  日本語の語感の優しさ・心を伝える力を実感し、同時に自分の音感(音に対する感覚。音の高低・音色などを聴き分ける能力)をもっと鍛えようと思いました。


② (NHKの女性)アナウンサーの声の風味(が心地良い)

民放各局の女性アナウンサーというのは、選ばれた人だけあって確かにいい声をされてはいるのですが、少なくとも、のど自慢大会やラジオ深夜便の女性アナウンサーたちとは違い、心に染み入るような声質ではない。話す内容・話題の違いに由来するのかもしれませんが。

  **男性アナウンサーが向いているのは、民謡の司会など、ではないか。


③ 視聴者の投稿文に心が同期できる

  アナウンサーが読み上げる、日本全国の視聴者の声。聞いたこともなく・行ったこともない、また、名前も顔も知らない日本人の話に共感できる・感動できる自分、が嬉しい。視聴者のお勧め「お休みソング」


④ 淡々と視聴者からのお便り、そして自分の心を、素のままに読み上げるアナウンサー

  まさに素材の風味を生かす日本料理(精進料理)の趣(おもむき)。

  その点で民放のアナウンサーというのは、技巧に凝るというか、わざとカワイこぶった話し方をしたり、意図的に話を面白おかしくしようする印象を受けます。彼女たちの話し方とは、まるで、アミノ酸や合成着色料を使った料理のようです。


⑤ 気迫・気魂(魂。精神。気魄)・気根(物事に堪え得る気力。根気。)

大学日本拳法女子もまた、技巧に凝らない、あからさまなパワーを行使しない、素のままの日本拳法。

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