第115話 焼きキノコにしてや……

「あースッキリした!」


スノーピンクをボッコボコにして最高に気持ちよかった!


それにしても隠していた悪魔転生とか使うつもりだったのに使う機会が無くて結局使うことはなかったね。


これもモブさんが事前情報を教えてくれたからだよね、後で何かお礼しないとだね。


「もうラビリルの事は驚き疲れた……」


ぐったりと寝転んで私のことを見てくるベルテ。


「一瞬、速すぎて見えなかったのじゃ……」


そういえばあるふぁさんはパラにちょっと食べられてたね。


「ただ珍しくラビリルが舐めプして遊んでいるのは見ていて面白かったよ、笑顔は怖かったけど」

「最後の言葉は余計だよ!」


楽しいことは笑っちゃうじゃん!普通に笑ってるだけなのになんでみんな怖いとか言うの!


「ラビリル様!しゅばらしい試合でした!」


そしてなんでモブさんは私のことを崇めるような感じでさらに泣いているの……。


「ああ……天使、神々しいでしゅうぅぅ……!」


天使というよりは悪魔だけどね、悪魔になれるし。


天使といえば名もなき天使さんがいたっけ?悪魔を食べたらパラが強くなったし天使さんを食べさせたら何かスキルとか取得するんだろうか?翼の一部むしり取って食べさせようかな?


悪魔転生があるくらいだし天使転生とかもありそうだよねー……私が天使さん倒せば取得できたりするかな?


でも悪魔と同じで桁違いのレベルだと思うんだよね、ただパラがいれば勝てると思う。


「そうだ!モブさんに何かお礼させてよ!」

「ふぁい?!」


天使の事で忘れところだった、何かお礼出来る事あるかな?


なんか装備品を誰かと一緒に作っているっぽい?し爆発する包帯とかいるかな?


「これとかいる?」

「こ、これは……!ラビリル様が使っていた謎の包帯……!良いのでしゅか!」


なんか凄い食いつきようだ、アルマさんも欲しがってたけどそんなに珍しいものなの?


「えー私も欲しい!生産職に高く売れそう」

「ベルテはダメ、パラに勝てたら良いよ」

「……やめとく」


ベルテはすんなりと諦めてくれた。


もう既に売る宣言してるのにあげるわけ無いじゃん、そんなに金欠なの?


「じゃあ我が焼きキノコにしてや……ごめんなさいなんでもないです、すぐにその口を開けてるキノコをしまってください」


あるふぁさんが戦いたそうにしていたのでパラを召喚したのにすぐに降参してきた。


私はパラを送還してモブさんに爆発する包帯を何個かあげた。


「ありがとうございましゅうぅぅ!」


とても喜んでくれて何よりだ。

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