第22話お昼寝します。
「御姉様大変です!」
「なんだ騒々しい」
私がフレンチトーストの余韻に浸っているとそれをぶち壊すかのようにミリアが大声で飛び込んできた。
しかも医療班の班長と騎乗馬の世話の当番の団員をつれて。
「団長!馬が、馬の皆が……」
馬がどうした!まさか……私は焦りを覚えた。陛下から賜った駿馬、我が相棒“リリィ”が……
「全快してます。というか今朝より元気になってます。」
はあ?
「団長、負傷者なんですが……」
なっ団員達が……やはりこの衛生状況では無理があったか……みな、すまない…
「全快してます。というか訓練始めてるんですが」
はあぁぁ?
「ちょっとまて、何が」
いや、考えるまでもないか(諦めたかのように笑いながら)
「タマモくんか?」
「はい」
「はい」
何をしてるんだあの子は?いや、悪いことではないんだが
話を双方から聞くと
世話役の団員は馬達の世話をしていたらやってきたタマモくんが馬達に食事を与えたらしい。その食事がなにやら馬達にやたら好評で食事の購入経路と割合、実際のメニューを聞きに来たとのこと
医療班の班長は苛ついていたとはいえ怒鳴ってしまった。謝罪をしたい。とそして是非ともシチューのレシピを売ってはくれまいかと
双方とも共通してタマモくんが用意した食事を接種したら負傷者の怪我や状態異常が全快服した、是非お礼がいいたいとタマモくんをさがしていた、とのだった。
もう一度言おう。「何やってんの?タマモくん?」
まずはタマモくんに何をしたのか聞いてみようか。とりあえずタマモくんを探そう。
私達はタマモくんをさがしはじめた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「なんだか悪いことしちゃった」
僕は反省してます。忙しそうだったからね僕お手伝いしたかったの。
でもお邪魔ししちゃったみたいです。怒られちゃいました。
僕ごめんなさいしてね、バイバイしました。
『気にしなくても大丈夫だって。タッくんがしょんぼりしてたら俺達もしょんぼりしちゃうよタッくんはそっちの方がいいか?』
エルはズルいです。僕、皆ニコニコがいいに決まってる。だから「やだ」ってエルにぎゅってします。
『だろ?だったらタッくんもしょんぼりやめような』
『そうだ、笑っとけ』
『ニコニコ、一番♪』
皆しょんぼり嫌いなんだね。僕もニコニコがいい。
安心しました。そしたら眠くなってきました。
「お昼寝しよっか。」
出発は明日だから、僕は皆でお昼寝しようと思います。命具から枕だして……お昼寝の準備です。
「ふぁ~~あ……おやすみなさい」
『おやすみ』
起きたら……もう……いっ…い…ごめ…ん…さい……ます。
(起きたらもう一回ごめんなさい言います。)
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます