第14話お姫様すごいね1
森のなかで薬草採取してたら
周りがぐにゃってなって
そしたら馬車が牛さん達に襲われてて
エル達が牛さん達やっつけて
馬車に乗ってたのがお友達で
ケンカ?してたんだけど、またあえてごめんなさいしたら仲直りして、お話ししてたら今度はお姫様があらわれました。
なんかお腹がいっぱいです。
今僕ねお姫様にごめんなさいしてるの(頭下げています。)
「どうか、頭をあげてくださいませ。」
だめだよ。平民さんは貴族様に礼を払わなくちゃいけないんだよ。それに僕は……
「僕はお姫様とか“こうきなみぶん”の人には見られちゃ駄目だっておじさんが言ってた、ちがっ言われてました。すぐにいなくなります。ごめんなさいです。」
お姫様すごいね。とっても偉いんだよ。僕、貴族さまじゃなくなったしおじさんのお家にいた時もこうきなみぶんの人が来るときはお家にいちゃいけなかったの。こうきなみぶんの人の気分を害したらいけないんだよ。だからね僕はすぐにいなくなります。
「……」
お姫様お喋りしなくなっちゃいました。肩を落としてはぁーって溜め息してる。やっぱり僕がわるいこだから怒っちゃったんだ……
「あのですね、私はそのおじさんという方に何を言われてどんな命令をされているか存じませんが
私とりあえずこの国の王族なのでそんな身分を見当違いに掲げた馬鹿げた命令は王族の“サファイア・ミラ・フォン・ブルー・アストライア”の名において“そんな命令は全て無視しなさい”と上書きいたします。
ですのでタマモ様、頭をあげてくださいませ。」
えっ!?
おじさんが言ったこと護らなくて良いの?お姫様 僕にそう言ってくれました。
なんだかお胸の辺りがぽかぽかします。少し位ならお話ししても良いかなぁ?
お話ししたいなぁって思ってお顔少し上げてみました。
「ふふ、声の通り可愛らしい方ですね。私はアストライア王国 国王、ゴールド・フレア・フォン・サンライズ・アストライアが第三子サファイア・ミラ・フォン・ブルー・アストライアともうします。
この度は危ないところを助けていただきありがとうございます。
勇敢な方、お名前を聞かせいただけますでしょうか。」
そしたらお姫様のお顔がすぐ近くにあるの。僕吃驚して近くにいてくれたエルにしがみついちゃいました。
「えと、僕の名前は……タマモ……ただのタマモです。」
お姫様僕のお名前知りたいんだ。僕、ちゃんといえたかなぁ?
「タマモ様ですね?」
「(こくん)…」
「そんな緊張なさらないでください。王族とはいえ継承権はあってないようなものですし。タマモ様はサウスバード公爵令嬢いえ、ヒメちゃんのお友達なんでしょう?でしたら敬語も敬称も不要です。」
お姫様優しい。僕なんかに優しい。なんでだろう?リーダーは僕に気安く話しかけないでっていつも怒ってたのに……
って今、ひぃちゃんのこと“こうしゃくれいじょう”って言った?
「ひぃちゃんって“こうしゃくさまのれいじょうさま”なの?……なんですか?」
「だめ、私に様とか敬語とか使わないで。使ったら怒るから」
ひぃちゃんも“こうきなみぶん”の人だったんだ僕勘違いしてたみたい。ちゃんとしなくちゃ。
って思ったらひぃちゃんに怒られちゃいました。僕どうしたら良いんだろう。
なんか頭がぐるぐるします。
「ですね、そうだ!私にも愛称(あだな)をつけてくださいませんか?友達同士は愛称で呼び合うと聞きますし」
「愛称?」
「はい、私に是非」
お姫様が僕にそう言ってきました。お友達同士の呼び方?僕達お友達?
だと嬉しいな……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます