第13話再会へ2
ルーナお姉ちゃんは僕にご主人様に会って欲しいんだって。
でも少しご主人様が落ち着くまで待たなくちゃいけないって、牛さん達は危ない魔物さん達でご主人様達今になって怖くなってきちゃったんだって。
仕方ないよね、僕も怖いのいっぱいあるもん。落ち着いてお話しが出きるようになるまでエル達と遊んで待ってます。
「あれっ?君もしかしてタッくんっすか?」
「誰ですか?あれ?でも聞いたことある声?」
エルVS僕&ハート&ルークで綱引きで遊んでたら騎士様の一人がお話ししてきました。
僕が顔をあげるとか「やっぱり!俺っす覚えてないっすか?」って兜をとってお顔見せてくれました。
「レオンさんだぁ!なんでここにいるの?」
僕知ってる人で、僕のお友達のおうちにいる騎士様の一人レオンさんです。
だとしたらご主人様って
「何でってお嬢の護衛っすよ普通に」
「ひぃちゃんいるの!?」
「っす。お嬢はあの馬車の中っす。今呼んでくるっす。」
ご主人様ってひぃちゃんだったんだ。
レオンさんひぃちゃん呼びに行きます。でもひぃちゃん大丈夫なのかな?まだ……
「お嬢!助けてくれたのタッくんだったっす。元気そうっすよ。お嬢も早く顔見せてあげないと。」
レオンさんおっきな声で少しはなれた場所から声をかけながら近づいてました。
…………
「早く言いなさいよぉっ」
あっいつものひぃちゃんだ。
バァンって馬車の扉が開いて赤くて綺麗な髪の毛のお人形さんみたいな可愛い女の子が飛び出してきました。
「タッくん!!」
僕の方に女の子が走ってきます。そして僕にどーんって(飛び付き抱きつく感じ)
「ひぃちゃん!?」
うけとめます。うんって尻尾で踏ん張ります。
久しぶりにひぃちゃんに会いました。ひぃちゃんはね、僕のお友達でね同じ六歳の女の子なの。最後にあったときはリーダーのパーティーにいたから遊べなくてひぃちゃん怒っちゃったんだけど今日は怒ってないみたい。
よかった。でもね
「僕、ひぃちゃんにごめんなさいしなくちゃいけないんだった。
この前は遊べなくてごめんね。あの時はお仕事で僕ひぃちゃんのお約束破っちゃいました。」
ひぃちゃんにごめんなさいします。(腰から曲げるか達で頭を下げる感じ)次あったら遊ぶお約束してたのにお仕事にいっちゃったの。
「タッくん……私のこと嫌いになってない?」
ひぃちゃんなんだかうるうるです。(泣きそう)
なんでだろう?ひぃちゃんは大好きなお友達なのに…僕「なんで?」って聞いてみました。わかんないのは嫌だから。
「お仕事なのに私、知らない娘と一緒にいるタッくんに嫌いって」
リーダーとパーティーの皆と一緒にお仕事にいこうとしてたんだよね。帰ってから遊ぼうと思ったんだけど…仲間外れにしちゃったかなぁ?
「お約束してたのに破った僕が悪い子だったんだよ?ひぃちゃんのこと嫌いになら無いよ?どうしたの?さっきから?」
「お母様が“しっとぶかいおんなはきらわれる”って。だから怒ってタッくんいなくなっちゃったって思って」
「しっと?」
『ヤキモチ妬いたんだよ。こいつは、タッくんのこと大好きなんだよ。』
「エル?」
『ははっ苦労しそうだなお前も。』
「?」
ヤキモチって……まさか(笑)僕のことそんな風に好きになる娘なんているわけ無いじゃん。
エルの勘違いさんです。怒ってひぃちゃんお顔真っ赤です。
「で、でもお手紙かいてもお返事こなかったし… お家から追い出されて行方不明って」
「お手紙?お家に帰ってくるなって言われて貴族さんもやめちゃったけど……行方不明って……
あれ?」
「どうやら、なにやら裏がありそうですね。」
「誰?」
忘れてた!背中がピンってなるような綺麗な声が聞こえます。聞こえた方を向いてみるとルーナお姉ちゃんのご主人様なのかな?馬車から僕達くらいの女の子がゆっくりと降りてきました。
「サファイア姫殿下!」
えっお姫様!?
えっとえっと……取り敢えずお膝をついて頭下げます。
~視点変更(ハート&ルーク)~
『父ちゃんデリカシー無い』(笑)
『騎士のあんちゃんも無い、無い』(笑)
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