第10話なんか襲われてます3 前後で視点変更あります
「あの、この牛さん達僕にも少し分けてくれませんか?」
え?
「あれ?この牛さん達、晩御飯に少し分けてほ貰いたいんですが、良いですか?」
僕変なこと聞いたかなぁ?えっとね、ギルドでねお姉さんに薬草収集の依頼を受けたから森で薬草集めしてたらの、そしたら魔力?まだ良くわからないんだけど周りがぐにゃってした気がしてどうかしたのかなってぐにゃってしたほうにきてみたの。
来てみたら馬車があってその周りに兜や鎧来たカッコいい人たちがいて、鎧来たカッコいい人たちが牛さん達と戦ってたの。
いっぱい牛さんいるから少し“みんな”の晩御飯に分けて貰えないかなって聞いてみたの。
カッコいい人たちお返事してくれませんでした。
僕の声聞こえなかったのかな?
「うーん、だったら勝手に貰っちゃうね。ちゃんと僕達が食べる分以外はお返しするので心配しないでください。」
よし、ちゃんと大きな声で言えた!僕おじさんのおうちには帰れないからご飯くらいは自分で集めないとね。がんばるぞっ!
「エル、ハート、ルーク!お手伝いお願いしても言い?」
『呼ぶのが遅い』×3
「あはは、ごめんね」
~視点変更~
「あの、この牛さん達僕にも少し分けてくれませんか?」
えっと、この子は?
魔物達と対峙する我が騎士団の警戒の中“かれ”はあろうことか魔物を少し分けてくれ等と問うてきた。
「あれ?この牛さん達、晩御飯に少し分けて貰いたいんですが、良いですか?」
いや、聞いていないわけでも聞こえていないわけでもない。気を抜けばそこが穴となり殿下達に危険が迫る。
騎士道に反しはするがここは……
「うーん、だったら勝手に貰っちゃうね。ちゃんと僕達が食べる文以外はお返しするので心配しないでください。」
はっ?
そんな心配してない、とにかくキミは逃げて
“かれ”は見当違いの勘違いをしたのかこちらに笑いかけると一歩前進し
「エル、ハート、ルーク!お手伝いお願いしても言い?」
あれは“かれ”の命具だろうか?何処からか分厚い本を取り出して叫んだ
『呼ぶのが遅い』×3
えっ、なっ、は?
叫んだと同時に(若干食いぎみに)命具が光輝き地面に魔方陣が広がり巨大な狼が三頭飛び出してきた。
「あはは、ごめんね」
あははって……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます