第6話
美幸はまた私の足元で何かを始めた。
今度は合皮で私の足と椅子の脚をくっつけて一体になるように巻いている。
しかも椅子の脚の裏側でガンタッカーで仮止めし、さらにビスでしっかりと固定している。
私の体を合皮で包む前に膝の上と胸からお腹にかけてクッションを入れられた。
クッションと私の包み込むように合皮をかけるとタッカーで合皮を固定していく。
そして、さらにネジでしっかりと固定する事も忘れない。
私は自分の体を視線だけ落として確認したが、人間の面影はどこにもなく、もう完全に椅子にしか見えなくなっていた。
それでもまだ、美幸の手は止まらない。
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