第3話
彼氏の一輝とデートをしてから美幸の家へとやって来た。
私は張り切ってハイヒールのニーハイブーツに、レザーのミニスカート、ニットのセーターのコーデ。
眠っているのに、足元でブーツを履かされていり感覚がする。
そして、私があまり聞いた事のない音。
『シャー、ギチギチ、シャー、ギチギチ』
何か単調な音が続いている中、私はまた眠くなり意識を手放した。
私が目が覚ました時には、ブーツを履かされて椅子の足に沿うようにギチギチにラップが巻かれていた。
それだけではない、下半身もそれに腕も背もたれから真っ直ぐ椅子の足に沿わせるように気をつけの姿勢にされてラップで固定されていた。
今、私が動かせるのは首と顔だけ。
ラップを外そうと体を動かそうとしたが、全く動かない。
それもそのはず、ラップは何重にも厳重にまかれており、透明のラップが白く見えるその奥に私の履いている黒いニーハイブーツや黒いレザーのスカート、絶対領域の太ももがどうにか確認出来る程度になっていた。
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