第6話 皇太子に会う!

仲良くなるためにバカ殿下の好みを知るため皇太子に謁見を求めたらすんなり通されてちょっと緊張する


「私に話があると聞いたが?どの様な内容だ」


圧が王族としての圧が凄い!バカ殿下にはない威厳の圧!めっちゃ緊張するけど挨拶をしてから席を進められて着席


「リディアルド殿下、その個人的なお話でアルベルト殿下と仲良くなるために好きなものとかをお聞きしたくて、このような場をもうけていただきました。申し訳ございません。」


貴族間なら情報戦略だが王族の事をこそこそ調べるのは不敬になるしあのバカ分かりづらい兄上がリディアルド殿下と同い年で交流を一時的にしていたので聞いてみたがやっぱり駄目か?


「あーーーアルベルトとの中は亀裂の走ったままか?」


「ハイ・・」


最初からね!


「報告は受けてるがその、すまない、私で良ければ相談に乗る」


その言葉は嬉しくて貴族あるまじき素の表情を出してしまった。しかも兄上との話も聞きたいとおっしゃられて僕はポンコツバカ殿下を忘れて兄上の何処がかっこ良くて素晴らしいかをリディアルド殿下に自慢した!


勉強で疲れると甘い物が欲しくなることを使用人のベイが言ってたので僕がお菓子を作って兄上に届けた事を説明したら


「仲が良いのだな、今度私にもお菓子を作ってくれないか?」


皇太子のお願いを無視できないよね?出来る人いるかな?僕の答えは勿論かしこまりました。ですよ!


「ルカーお帰りー」


「ただいまーロアン!ねぇー聞いてよー皇太子様から僕の!お菓子が食べたいって言われちゃったよー」


「ふーん、がんばれ!」


「ロアン!お願い手伝って!」


「えーーー俺お菓子苦手なのに?」


必殺!うるうる攻撃!込みのお願いを再度してもロアンがうんと言わないのはお菓子作りが苦手だからだ


「ロアン・・作るのは僕がするけどそのカットとかのお手伝いもダメ?」


「・・・あーその目のお願いずるい!断れないしその位の手伝いなら良いですよ!ったくルカのその顔は卑怯だぞ!」


ロアンが手伝ってくれると了承を得て嬉しくて


「どんなかおー?」


「綺麗な輝く銀の髪に春のすんだ空色、可愛らしいまーるいお目目にぷっくりとした頬でスッキリした鼻筋の綺麗な顔」


めっちゃ誉められて恥ずかしくてロアンの


「う・・うん、ありがとう、ロアンはキリッとした眉にメアリー譲りの優しい目線に森の彷彿とさせる深い緑の色、スッキリとした顔立ちに固さを見せるライトブラウンの髪、触れると柔らかくて一度触りると中々手が放せない、それに・・・」


「ルカ!流石にもう止めてく!恥ずかしい!!」


真っ赤に染まったロアンに止められてしまったがロアンの良いところはもっと有るのになー

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