勘違いされていたスキル"自由創作"で気まぐれに生きる

第24話 樹海での戦闘

はい。どうも。『暁』のソラです。

前回は、校外遠征の始まりの所でした。カーマイン（先生）に自由にしろと言われたので樹海に向かうところで終わりました。

では、本編、どうぞ。

「………ついた。」

ようやく着いたよ。樹海。待ってた？？

「ぼっちで頑張るぞぉ！！」

「お、お待ちください！！ギルドカードを提出してもらわないと───」

「はい。」

「え、えっ！？SSランク！？」

あーあ、バレちゃった。俺が目立つのは嫌いって知ってるはずなんだけどなぁ。まぁ、新任だから仕方ないと言えば仕方ないな。

まあ、バレないように動けばバレないでしょ！！

と思っていた時期が私にもありました。

何故か近くにいた人が、どうもこいつらに報告したようです。

場所を変えて、現在、俺は今、正座をしています。

「なんか言うことは？」

「大変申し訳ございませんでした。」

「なぁ、確かに、私は出かけてもいいとは言ったが、樹海に行くバカがどこにいる！！」

「ここにいますけどぉ！？」

「あぁ、そうだったな！！心配させるな！！連絡をしろ！！せめて昴にでもな！！」

「はいはい、俺が悪かったです！！ごめんさい！！」

「心配させるなよ！！じゃ、行ってこい。気をつけていけよ。ただ、夕方までにはもどることだ。いいな？？」

「はいはい。わかってるよ。行ってきまーす。」

過保護すぎる。なんでこんな過保護なんだよ。そんなに過保護にならんでいいのに。たかが死にかけるだけだろうが。まぁ、死なないですけどね。

あ、着いた。意外と遠いんだよなぁ。

説教するまで女性に連行される所なんて見られたくないわ。連行されたからなぁ。おかしいって、まじで。あいつら。

「まぁ、いいや。そんなに愚痴っている暇ないし。………〈術式変更（シフトチェンジ） 〉【 終焉（エンダー）】」

この〈術式変更〉とは………

元来ソラに存在している【創作（クリエイター）】を別の術式に切り替えるスキルである。

【終焉】とは………

〈術式変更〉を使ってから初めて使えるようになる術式。他に〈術式変更〉を使って使えるようになるものは【破壊（デストロイヤー）】がある。

まぁ、それは置いといて、何が言いたいのかと言いますと………

【終焉】を使えば大体を終わらせることが出来るっていうことですね。

注釈しておきます。

壊すことと、終わらせることは違います。理由としては、壊すことはまぁ、そのまま『破壊する』と言った感じですが、『終わらせること』は存在自体を終わらせるという感じなので全く違います。

「さぁ、夕方までらしいし、さっさと発散させますか。『暁』の名に掛けてね。」

深淵樹海84階層

「敵が多い。」

なんなんだよ。異常型ミノタウロス、異常型スライム、名前持ち（ネームド）ゴブリン、その他もろもろバーゲンセール。モンスターのバーゲンセール。腐ったミカンじゃないんだからさ。

「まぁ、いいか。消し飛べ。【終焉の火】………って、やっぱり火力不足だな。」

火力不足が凄い。慢性的な火力不足。【終焉の火】とは言ったものの、まだ残り火だぜ。弱すぎる。火力上げたい。やっぱり火力と搦手は全てを制する。

「追加でもういっちょ。【終焉の────】」

あ、閃いた！！

「【終焉の業火】」

轟音。続いて、視界が紅色に染まる─────

うん。これなら問題ないな。

あ、階段見っけ。ラッキー。

お、更にツイてる。階段の近くにセーブポイントがあるなんて。

普通は階層内のどこかにある。階段の近くにあるのは稀。

「これでよし。……んー、帰ろ。」

余裕綽々でしたが、『異常型』について、説明します。

どこかおかしい個体のことです。まぁ、分かりやすく言うなら、モン○ンのゴア·マガラの特殊個体な感じが1番似てる。

角がねじ曲がった〜とか、触手、体の色が変化した〜とかちょっとした異常がある。よって異常型。因みに普通に強い。例を挙げると、異常型スライムは、野生のドラゴンを1人で殺すなど。異常型はバケモノ。最弱モンスターと舐めてかかると死ぬ。

「ただいまー。」

「ふむ、ご飯前には帰ってきたようだな。偉いぞ。ソラ。」

「はいはい。どうも。」

「ねぇ、ソラー、ご飯食べよー。」

「はいはい。」

「食べさせて？みんなに。」

は？？なんで？？風邪ひいてないだろ？？

「風邪ひいてないようなのでダメ。」

「そんなぁ。」

「むむむ」

「そんなにもして欲しいのかよ。」

「うん！！」

「お兄ちゃん、シて欲しいな？」

やめろ。アメリアが言うと別の意味な感じがする。

「はぁ、わかった。食べさせてやるから。」

「わぁい。」

あーんをさせました。

「ねむい。もうねる。」

「私の膝で寝る？？」

「や。べっとで。」

「かわいい。こっちおいで〜。」

「い、かないぃ。」

「かわいい妹のところにおいで〜。何もしないよー。」

ねむい。

「わかったー、そっちに行くー、」

ねむい。ねむすぎる。

「はい、到着ー！！偉いねー。」

「うん。おや、すみぃ………」

ソラ、妹の膝でご就寝。

ソラが寝たあと。

「はぁ、かわいい。」

「そうだねー。」

「かわいいなぁ、ソラくん。おやすみ（のちゅーしよ。）」

チュッ

「あっ！？」

「なっ！！」

「むっ！？」

「えっ！？」

「抜けがけダメだよ！！モミジ！！」

「早いもん勝ちだもーん。じゃ、おやすみ。」

「むむむ、私達もキスして寝よっか。」

「「「「そうしよう。」」」」

そうして、気づかれない間にキスされていて、朝起きたら妹のベットで起きてびっくりしたのは別の話。

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