校外遠征

第23話 校外遠征前

少し書き方を変えますが、ご了承ください。




ども。『暁』のソラです。前回は歓迎祭がありました。

(時期的には6月くらいだったりする。)


では、今回から始まる『校外遠征編』どうぞ。




カーマイン「おい!!そろそろとある行事が始まる!!では、5人班を作れっ!!」


「「「分かりましたっ!!」」」


「えっ??」


また??置いてけぼりですか??

なんも知らされてないんだが??

まじで教えろや。なんも知らねぇ。

ってか、班行動??どうすんの??

おれ、ぼっちなんだけど??



「ちょっといいかしら?」


「ん?なんだ??」

「私たち5人で組まない?」


まぁ、ラッキーではある。うん。ありだな。


「いいよ〜。」


「やったわね。」

「うん。」

「やったね!!」

「やったね。」




そうして、班が決まって────


「では、班が決まったようなので、これから行き先を決めようと思う!!どうする?皆。」



どこでもいいや。


「そうねぇ、ビーチは??」

「ありあり!!」


「カーマイン先生!!」

「お?なんだ?」

「ビーチはどうでしょうか??」

「ほほう??なぜそこを選んだ?納得出来る理由をつけろよ。」

「えーと、…………」


はぁ、助けてやるか。にしても、アリシアが困ってるのは珍しいな。


「それは俺から話させて頂きます。

まず、治安が他と比べてそこそこいいこと。

次に、2年次の予習が出来ること。

予習があるのとないのとでは全く違うから。

建前はこんなとこですかね。」

「ふむ。では、聞こう。本当の理由は??」

「このクラスの女性の限定ですが水着が見れるかと。男なら喜ぶのでは??俺を除きますが。」

「「「お、おおおおおお!?!?!?」」」


ああ、やりたくなかった。言いたくなかった。

こうしないと『お前、殺すぞ?』みたいな圧が来てたんだもん。

なんか男子が勝手に崇め始めたし。やめろ。

崇めるな。

俺は崇高な人間じゃない。


「まぁ、これなら大丈夫であろう。んじゃ、よろしく〜。」


は??プレゼンってこと??アリシア………お前、謀ったなぁ!?


「てへぺろ☆」


くそがぁ!!嵌められた!!………まぁ、仕方ないか。


「分かりました。」




プレゼンが終わり───



「はい。というわけで、希望通りビーチになりました。」


まぁ、皆が言う『ビーチ』って、『帝国迷宮研究所』なんだけどね。

2年次に習うって言ったのは、2年次では、迷宮ダンジョンに入るから。

そこの近くにビーチがあるって言うだけ。


(ども。【頭脳プレーン】です。

因みにこの『帝国迷宮』と樹海は全く違います。場所が違う。正反対と言っても過言ではない。)



「そんなこんなで、学院側から条件も付けられました。」


「ん?なんだそれ?」

「冒険者カードは持っていくように、だそうです。」


「ふむ??」


「冒険者カードがないと迷宮に入れないので、冒険者カードがあるのが必須だそうです。」


「ああ、なるほどね。………いいか、お前ら?持ってるよな?紛失したらビーチにいけないからな?そんじゃ、これからは自由時間だ。好きにしろ〜。」


「え?」


好きにする??何すんの??

あ、冒険者ギルドに行って、ちょっと遊んでこよ〜。


「ねぇ、ソラ?私達に着いてきて欲しいんだけど??」

「いや、用があるから無理。」

「どうせ兄ちゃんの用なんて冒険者ギルドでしょ?」


ば、バレてる。流石は妹。


「うん。そうだな。」

「じゃぁ、行きましょ。私達もそこに用があるの。」


ん??あぁ、水着買いに行きたいのか。

まぁ、確かにあそこ冒険者ギルドは何でも売ってるけどさ。


(当然防具も売ってるし、ポーションも売ってる。他に水着や、日常の服も売ってる。

売ってないのはほとんどない。

でも流石に素材は売ってない。

他のギルドに回してある。理由は討伐依頼の証明を買って、それを依頼達成を証明にする奴がいるかもしれないから。)


「わかった。」



「やった。」

「行こ〜。」

「やったわね!!」

「やった〜。」


ん??4人もいるの??あれ??

両手に花どころじゃないぞ??これ。




冒険者ギルドに到着!!



「んじゃ、あとは女性達でどうぞ───」

「え?何を言ってるの??私たちの水着を選んで欲しいんだけど??」


知らん。聞いてないよー!!俺は、流石に選ばんよ!?久しぶりに樹海行きたいのに………



「はぁ、分かったよ。………仕方ないなぁ。」



そうして、順調に選んでいき───

「私が最後だね!!」

「はい、そうですね。モミジが最後です。」


もう、疲れた。なんなのこの女性

(ドンマイww)


お前、【頭脳】めがぁああああああ!!

笑いやがってぇ!!

俺は!!服の機微なんて知らねぇよ!!

似合ってればそれでいいタイプなの!!

語彙力がないから、辛すぎるわぁあああああああ!!


(最強なのに語彙力はないのか。

ああ、だから大抵の異世界の主人公は女の尻に敷かれるんだろうなぁ。)


なんかいったか??


(いや、なんも。)


ってか、水着選びは視線をどこに向ければいいのか困る。

せめてモミジだけは真っ当な水着を選んでくれ。頼む。


(因みに他の3人は水着だけど、露出度高すぎな水着でした。)




「できたぞ〜。」

お、真っ当な水着のように。


「あ、他の人は居ないか??」


きょろきょろ

………ついでに索敵。


「うん。居ないね。誰もいない。ここの半径15mには居ないね。」


この世界の単位。(金を除く。)

地球の日本と同じ。

だから、日本に行った時はめちゃくちゃ楽だった。



「わ、わかったわ。じゃ、行くわね。」

「えっ!?あ、あれで行くの!?モミジ??」

「え、う、うん。」

「え、えーと、まぁいいや。」


なんなんだ??そんなやばいのか??


「こ、これだよ??」


…………ハッ!?やべ。見とれてた?って言うか、なんだその服装はぁああああああああああ!?!?!?

もはや服ないだろ!!どこにあるの??服?


「え、えーと、これが水着ってお姉ちゃんに言われた。」

「うん。それは違う。絶対違う。少し中入って待ってて。選んでくる。お前の姉ちゃんは信用ならん。」


そう。カエデを信用しない理由は1つあるのだ。最近できた。プレゼンしてる最中なのだが、


『ねぇ、私も連れてって?』

「年次が違うから無理。」

と正論突っ込んだら、


「あ、そうなのね。ふーん。」

と、理解はしてくれたらしい、のだが、


「わかったわ。もし、私のかわいいかわいい妹に手を出したら殺すから。手を出したいっていうなら、私も連れてって?そしたら、手を出させてあげる。私と一緒に。姉妹丼だね??」

あ、シスコンだった。やばいなこの人。こわ。それにさらっと欲望出しやがって。お前、生徒会長だよな??


(お前もやろ。シスコン。)


っていう理由。理由にはならないが、ちょっと怖い。



「んーと、モミジに似合うのは………」


まぁ、これでいいでしょ。無難に。



「モミジ、これでどうだ?」

「ん?え、えーと、いいわよ。これで。」

「胸とかは大丈夫か??」

「えーと、ちょっと窮屈ね。」

「あ、ふん。………店員さぁ〜ん!!」

「はい、なんでしょうか??」

「この人に合うこの水着ってある??」

「少々お待ちください。………ありました。」

「やった。」

「では、取りに行きますので、お待ちください。」


「では、どうぞ。」

「う、うん。」



「あ、ちょうどいい。」

「では、ほんの少しだけ大きくしておきます。」

なんで??

「なんで??」


「成長期ですので1週間後には大きくなっているかもしれませんので。(これは建前だけど。後で本人には話しておこ。)」


「そっかぁ。ありがと!!」


「良かったな。」

「うん!!買えてよかったぁ。」


「んじゃ、俺は樹海に───」

「えー?」

何事??なんで止める??


「んだよ?」

ああ、そういうこと?


「………払ってやるよ。」

「やった!!」


当たり。やったね!!


「では、俺が払うので。」


「そうですか。(贈り物だぁ。しかもデート中っていうね。まぁ、4人いるけど。四股??ま、いいのか。青春だなぁ。)」



ちゃりん。


「いい買い物が出来たようで良かったよ。」

「うん!!」

「やったねー。」

「そうね!!」

「やった!!」


「んじゃ、俺は樹海にいくんで。仲良くやっててね?」

「え?」

「いや、樹海行かないと行けないんで。そろそろ腕なまってきてる気がするから、腕をならしてかないと。」


「そっかぁ。行ってらっしゃい。」

「ん。」




はい。というわけで校外遠征前のお話は終わりました。これからは少しソラの樹海攻略のお話もして行こうと思います。



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