第22話 歓迎祭 リーグ終了後

ども。『あかつき』のソラです。

前回は全年次リーグをソラが優勝しました。

では、本編、どうぞ。




保健室にて。


ソラ「よ、無事か?」

カエデ「どこをどう見て言ってるの??」

ソラ「わ、悪かったな」

カエデ「それと、貴方は私に勝って見せた。だから────ソラくん、生徒会やらない??」


ソラ「うーん、別にいいんだけど────あいつら女子4人組も入れられないか?」

カエデ「ふむ。行けるよ。大丈夫だ。」

ソラ「ほんとか!?よかったぁ。まぁ確認が前提なんだけどね。────」


??「いいわよ。」


ソラ「い、いいのか!?」

アリシア「ええ、いいわよ。皆で話し合ったもの。」


カリン「ほんとだよー!!」

アメリア「ええ、事実よ。」

モミジ「まあ、いいよ。」


うん。まあ、これなら、いいかな。


ソラ「まあ、これならいいか。」

カエデ「ほんとか!?良かったぁー。人が足りなくってな。因みに、個室を与えられるぞ。」


ソラ「まじすか!?」

カエデ「ああ、生徒会棟に個室が与えられるんだ。それじゃあ、この書類に────」


??「なにしてるんですか??会長。」


カエデ「いいじゃないか。素晴らしい実力の持ち主なんだからね。」

??「はぁ、勧誘ですか??まぁ、あなたがたならいいですけど。それと、会長は少し休んでください。私がやっておきます。」


カエデ「えぇー??でも、私の量は無理でしょ??」


ソラ「どんぐらいの量なのかは知らないですけど、大体は出来ますよ。事務仕事。」

??「冗談じゃなく??」


ソラ「まじです。」


ところで、この人誰だ??


??「あ、ありがとうございます。私は副会長です。」


あ、そうなんですね。


副会長「あ、ところでですけど、ソラさん誰かが呼んでますよ?」

ソラ「………どなたなんでしょうか??」

副会長「私にはサッパリ。」


ふーん??分からんな。まあ、いいか。




移動しました。


ソラ「誰だろうなぁ。」

??「ふん。私だ。無能。」


あ〜、はいはい。クズですね。


ソラ「なんの用ですか?」

父親「戻ってこい。公爵家に。」

ソラ「なぜですか?」

父親「ふん、分かっておけよ。それくらいな。無能が。」


ほほう??


ソラ「では、断らせて頂きますね。」

父親「なっ!?なぜだ!?公爵家に思いもないのか!?」

ソラ「そーですね………まぁ、未練はあると言えばありますけど、まぁ、いいかなって。」

父親「クソガキが!!!やれ!!」


お??


ソラ「あ〜、はいはい。暗殺者アサシンね。」

父親「っ!?バレただと!?」

ソラ「そんなもん分からないとでも??」


父親「チッ。とにかく殺れ!!」



??「承知しました。」


おー、だぁ。ラッキー。

って危なっ!?ナイフ投げてきたぞぉっ!?!?接近してきてナイフで殺しにかかってくるのかよ!!


ソラ「久しぶりだな?」

??「あなたは────アル様では、ありませんっ!!」

ソラ「そりゃ、そうだ。だって名前変えてるしなぁ。魔力の量も違うし。」

メイド(仮)「だからっ、なんだというんですかっ!!」

ソラ「じゃぁ、君の名前を当ててあげよう。」

メイド(仮)「私の名前なんて当たりませんよ。」



ソラ「答えは────『ゼーア』だろ????」

ゼーア「な─────」




ゼーアside


アルバート家の双子たちが産まれた時、私はアルフレッド·アルバートの専属メイドとなった。

周りの召使い達は残念な目を向けていた。

なぜなら、アルバート家の男は性格が終わっているのである。

(大体の貴族は性格が終わっている。)


そして、奥様は良心的な方であり、皆が忠誠を誓っていた。

アルフレッドの双子の妹であった、アメリア様は女性なので、大丈夫であろうと考えていた。

実際、アメリア様は、良心な心の持ち主であった。


そして、アルフレッド様は、何も学ばなくとも大体が出来てしまう『神童』であった。

だが、彼は人一倍自分に厳しく、他人に優しかった。

それに召使いにも優しかった。

例え話があるとするならば─────


すみません。少しここは『アルフレッド』ではなく、『アル』と書かせて頂きます。



回想。


アル「執事様、ありがとうございました。私兵の皆様もありがとうございます。掃除も手伝わせて頂きます。」


執事「ありがとうございます。

(本当にこの方は『アルバート家』の男の一員なのだろうか??

不思議なほど優しすぎる。

私たち、召使いにも気遣いすらしてしまう。)」



そうして、私達のアルフレッド様への忠誠は強まって行った。

あの時までは。




アルフレッド様は【祝福の儀】で『創造』を受けてしまった。だが、私達は納得が行かなかった。

だから、本人に確認しようとした。

したのだが、当主に『あの無能は家を追い出した。』と言われた。

だから、玄関まで走った。全速力で。

『会いたい。喋りたい、専属メイドとしてでも───』と願いながら。


果たして───その願いは叶った。が。


私「アル様!!なぜ出ていくのですか!?」

アル「なんでって??さぁね。ただ1つ。言えるなら───『僕は神に嫌われていた。』

それだけかな。」


なんで、そういうこと言うんですか??アル様。

私の好きな───あの笑顔を見せてくださいよ。

今のアル様は───見ることも見れないような酷い顔をしていますよ。

特に目の色。

あんなにも綺麗な金色な目だったのに、今はただの黄色となってしまっています。


私「それじゃぁ、私も連れてってくださ────」

アル「ダメだよ。さすがに。綺麗な女性を連れていくことは出来ない。

…………あ、そうだ。伝言。お願いしていい??」

私「なぜ、ですか??」


アル「いいから、これが伝言。

『今までありがとう。皆。

こんな嫌な家系から産まれてから気づいたよ、皆の冷たい視線に。

僕は───嫌われてるんだって。

だから、頑張って嫌われないように頑張ったつもりだったけど、どうだった?

好きに、なってくれたかなぁ??

なんで、こうなったんだろうなぁ。

まだみんなと楽しく………いたかったなぁ。』

以上。ごめん。ゴミみたいな言葉残してごめんね。

それじゃぁ、行くね。」


私「まってくださ───」

ソラ「ごめん。それと───ありがとう。」


伸ばそうとしていた手を下ろした。

雨が、降っていた夜だった。

アル様の伝言を皆に伝えて、私は自室でずっと夜中まで泣いていた。



それが過去だ。それから私は専属メイドの仕事を辞め、ただの屋敷にいるメイドとして働いている。

クズな当主からは、『私の専属となる気はないか??』と言い寄られているが、私は『私の専属はアル様だけなので。』と断っている。

だが、その代わりに暗殺者として、活動している。



当主「おい、『バタフライ』」


これは、合図だ。私の暗殺業仕事の依頼に対しての。


私「はい、なんでしょうか。」

当主「ふん、アルフレッドの名前を騙る不届き者がいるらしい。処刑してきて貰えぬか?」


なぜ??あれほどにも嫌っていた、疎遠となっていたアル様を??

でも、アル様の名前を騙るのはいけない人。

そいつは、殺す。




そうして、現在。



ソラ「答えは────『ゼーア』だろ????」


ゼーア「な─────」


な、なんで、私の名前を??私の名前は召使いとアル様しか知らないはず。

そして、彼を殺す対象って言ったのは─────クソ当主じゃない??

クソ当主が!!殺してもいいか??

(目の前にいます。)


ソラ「違うか?ゼーア。」

ゼーア「せ、正解です。アル様。元気で何よりです。」

ソラ「いやー、久しぶりだね。数年ぶりかな?あ、今はアルフレッドじゃなくて、ソラって名前だよ。」

ゼーア「はい、ひさしぶりですっ!!抱きしめてもいいですかっ!?」


あ、つい本音が。

ソラ「うん。いいよ。」

ゼーア「やったぁあああああ!!!」



ソラside

ゼーア「抱きしめてもいいですかっ!?」


!?!?!?だ、だきしめるっぅ!?


ソラ「うん。いいよ。」


あ゙〜〜〜〜〜〜!!!!?!?つい本音がっ!!


ゼーア「やったぁあああああ!!!」


あ、うん。まぁ、いいか。ゼーア喜んでるし。


ソラ「………もがっ!!」


って、苦しい苦しい!!胸が、おっぱいがおおきいのぉ!!呼吸出来な────


クソ「おい!!ゼーア貴様っ!!なにをしとるかっ!!そいつを殺せっ!!私の命令だぞ!!メイドだろう!!召使いであろう!!召使いなら、主人に仕えるが道理だ!!」


うわ、出た。貴族の特性、『クズ理論』。

『クズ理論』の特性として、貴族がよく喋る、道理じゃないルール。自己中とも言える。


ゼーア「は?何言ってんだ?このクソ野郎。

私は、いつ、どこで、あんたを主人って認めた??

そもそもな、私言ったよね?

『奥様か、子供がいいです。どちらか1人だけ。』って、言ったぞ??

だからな、あの屋敷に愛着はあってもあんたには無いよ?

それに、アメリア様やアル様に忠誠を誓うけど、アル様の弟には忠誠を誓う気は無いしね。」

クソ「な、なんだとぉおおおお!?!?」


ひっどい言われとるやんwwwwww。ボロカス言われてるwwww


ソラ「ひっどい言われようだなぁ。クズ。」

クズ「な、なんだと!!この公爵家を─────」

ソラ「あんたが喋ると、公爵家が不当に落とされるから喋んな。」

クズ「ごほぉっ!!」


うるさいよ。クズ。黙ってろ。二度と喋んな。そして、1発殴っていくぅ〜!!


ゼーア「あ、じゃあ私も。(スッ)」

おい、待て。ナイフを使うな。ナイフが汚くなるだろ。

ソラ「やめとけよ。ナイフが可哀想だ。例えでいうなら、あれだ。そう。

『伝説の武器をゴキブリに向ける』のと同じだよ。」

ゼーア「そ、そうでしたね。それではどこに行きますか?」

ソラ「なんだ?着いてくる気なのか?」

ゼーア「私は、専属メイドですよ?ついていくに決まってるじゃないですか??」

ソラ「まぁ、いいか。」



保健室に戻って。


ソラ「ただいまー。」

保健室の先生「あなたの家ではないのよ?」

ソラ「すみません。………どうですか?」

先生「そろそろ良さげね。」

ソラ「そうですか。良かったです。」

先生「そういうなら、もう少し抑えて欲しかったのだけれどね。」

ソラ「すみません。………お、アリシア起きたか?」

アリシア「まあね。もう動けるようにはなったわね。………ところでだけど、その人まさか────」

ゼーア「あ、私から名乗らせて頂きます。

ソラ様が子供時代のとき、まあ、いわゆるアル様と呼ばせて頂いた時代の頃の専属メイドです。

因みにアメリアに暗殺術を教えたのは私です。

アル様は子供時代はよく周りに好かれておりました。

私にとっては自分に厳しく、他人には甘い。そこが可愛らしかったですね。1番好きなとこです。」


アリシア「そうだったのね。やっぱり昔話はするに限るわね。ソラ、もういいからちょっと出ていて。

ソラ「分かった。」



アリシア「ところでなんだけども、??」

ゼーア「と、言いますと?」


ゼーア、少し困惑。そして、少しだけ警戒。


アリシア「私たちはね、今私達の担任と一緒にSラとえっちHする計画、通称SH計画を立てているのだけれど────」

ゼーア「乗らせて頂きます。」


警戒。だが、即落ちした。


そして、情報交換を暫ししまして。


ソラ「そろそろいいか?」

アリシア「ええ、どうぞ。」

アメリア「ん〜、疲れたわねぇ。」

ソラ「そりゃ、皆そうだよ。」



カエデ「さて、明日生徒会棟に来るように。いいね?」


ソラ「わかった。」

アリシア「わかりました。」

アメリア「わかったわ。」

カリン「わかった。」

モミジ「わかったわ。お姉ちゃん。」

カエデ「グハッ」


あ、吐血した。お姉ちゃん呼び慣れてないみたいだね。お姉ちゃん。


ゼーア「では、私もソラくんの身辺整理させていただきます。なぜなら、私は専属メイドですから♥」

ソラ「あ、はい。」








はい。これにて、歓迎祭は完璧に終わりました。

あとは、生徒会編ですかね??

まぁ、一応リクエストも受け付けてます!!

こういうシチュが欲しいって言うなら答えるようにはします!!頑張りたいです!!頼む。フォローと、星、コメントをくれ。お願いします!!モチベが上がるんで!!



あとは、

『俺修羅』(俺からしたら修羅場なんだが。ここ。)もお願いします!!まぁ、最近全然書いてないんですけどね。ネタが無い。誰かリクエをしてくれると助かる。(切実!!)

『信号待ってたら隣に立ってたのが幼馴染だった。どうしよっか。』もお願いします!!こっちもリクエしてくれると助かる!!

ってか、ネタが無い!!

そんでもって、全部にリクエストくれると頑張る!!頑張れる!!

まだ舞えるんです!!

お願いします!!(他力本願。)



星、フォロー、ハート、コメントもくれると嬉しいです!!どうか恵んでください!!、順位を上げたいんです!!出来れば1000位を切ってみたいんです!!(願望)




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