第21話 歓迎祭 歓迎編

ども。『あかつき』のソラです。

前回は1年生リーグで優勝しました。


では、本編どうぞ。




司会「え〜、皆様。1年生リーグがようやく終わりました。2年生、3年生のリーグは終わっているので、優勝者同士でバトルロワイアルをしていただきます。と、言うことなので最も闘技場の損傷が少なかった1年生リーグを行った闘技場で行います。それでは皆様、どうぞ、楽しんでください。」



ソラ「ん〜、良かった良かった。」

アリシア「なにが?」

ソラ「大した怪我をしてなくて。」

アリシア「いや、にされたんだけど?ソラくんに?」

ソラ「いや、それは────」

発言。気をつけて???

カリン「責任とってくれるよね?」

話聞いて??

ソラ「いや、だから────」

アメリア「とってよ?お兄ちゃん?」

お前も話聞こうね??

ソラ「いや、あのな────」

モミジ「とってください。」

ソラ「いや、だから、そんな人数は無理だって。」

アリシア「ふぅーん?先生達は良くて私たちはダメなんだ?」

ソラ「いや、だからさ?」


誰か、助けて。話聞いてくれないし、責任取れって言われるんだが?助けて。ほんとに。



司会「そろそろ歓迎祭最後の試合へとなって参りました!!年次優勝者はお集まりください。」



あ、助かった。


ソラ「んじゃ、行くわ。」


アリシア「勝ってきてよ?」


なにいってんの?当然だろ。


ソラ「わかってるよ。」




闘技場に入って。


ソラ「ん〜、あ、会長。久しぶりですね。」

カエデ「ええ、久しぶりね。私は2年生の優勝者なのだけどね。」

ソラ「…………」


アイコンタクトをしておこう。


カエデ「コクン」


わかったようだ。それでは────

司会「バトル、スタート!!」

ソラ「『雷掌らいしょう』」


3年生に『雷掌』をぶち当てる。それだけで────


司会「な、なんということでしょうか!?3年生が1年生に腹パン食らって場外だぁああああああ!?おい、3年生リーグ優勝者!!もっとシャキッとしろやぁああああああ!!!友達がかなりの金日本円にして9000円ほど賭けてんだぞぉぉぉぉぉおおおお!!!

あ、当然私はソラに賭けました。」


おい、公私混同甚だしいぞ。


ソラ「ダメじゃね?」

カエデ「いいや、私が認めた。」

ソラ「将来ギャンブラーになるんじゃねぇの?」

カエデ「なにをいってるんだい?人生こそが───賭博ギャンブルだよ?」


まあ、確かにね。


カエデ「私はソラに助けられている。だから、ソラの強さは特段知っているからね。本気を────出させてもらうよ。」


ソラ「どうぞ。ご自由に。」


カエデ「アルカナ権能:『ムーン』」


へぇ〜、アルカナの権能ね。しかも『月』と来るか。何が出てくるのやら。


カエデ「『対刃剣ついじんけん:三日月みかづき 上弦じょうげん/下弦かげん』」


ガチだな。なら─────それ相応の態度ってもんが必要だろ?


ソラ「『雷帝纏らいていてん』。

一応、これについて説明しておこう。

これは────ノーリスク、ハイリターン、ノーモーションの技なんだ。

雷帝らいてい怒りいかり』の『雷帝らいてい』を纏わせた技。」


カエデ「うん。私死んだわ。」

ソラ「大丈夫、大丈夫。死にはしないから!!」

多分だけど。


ソラ「そんじゃ、行っくよ〜!!景気付けに1本目!!『雷閃らいせん』」


カエデ「っ〜〜〜〜〜〜!!『新月しんげつ』っ!!」

あ〜あ、避けられちゃった。まあ、多分『新月』って奴がかなり優秀だな。


ソラ「なんそれ?全自動で避けれるやつなの?」

カエデ「そんなわけないでしょ。『満月』」


急に目の前にカエデが来て、ヒュンって刀振ってきたよ。

挙句の果てに首から頭にかけてを狙ってるね。

って、うおわっ!?!?あっぶな!!


ソラ「転移はずるいだろ!!転移は!!」

カエデ「うるさいわね!!しかも転移じゃないわよ!!次元操作!!」


はぁ!?大して変わらんやろ!!むしろ転移より次元操作の方がムズいんだが??


ソラ「と、とりあえず─────『雷牢雷獄』」

カエデ「ソラのほうがやばいじゃないか!!全方位攻撃に抜け出せないとか頭狂ってんだろ!!」


ソラ「うるさい黙れ!!あんぽんたん!!」

カエデ「あー、もう私じゃなきゃ死んでるよ??『新月』」


抜け出せないはずなんすけど??おかしいと思うけど???なんで??


カエデ「はぁあっ!!」

ソラ「いや、だから袈裟斬りやめて!!」


カエデ「てぇえええ!!!」

ソラ「いや、だから────っぶね!!」


カエデ「ほらほらぁ!!私は生徒会長なんだよ!!負ける訳には行かないっ!!それに────かわいい妹も見てるんでな!!」

ソラ「くっそ!!ふざけんなぁ!!」


いや、これ─────カエデの妹モミジが俺に惚れたってことを知ったら……………あわわわ。ど、どうしよう??

お、落ち着け。うん、もう大丈夫。


ソラ「ふぅ─────来い。『陽硬刀』」


カエデ「っ!?!?」


カエデ「『孤月こげつ』!!」

マジかよ。

ソラ「『昼夜神秘 白昼夢』!!」


『孤月』は対刃剣の三日月を繋げ、一撃を当てる技。

『白昼夢』は全ての攻撃をたたき落とす技。


カエデ「なっ!?」

たたき落としは成功。次が行くよ〜。

ソラ「『昼夜神秘 黄昏』!!」

カエデ「これは勝てないわね。私の妹が、あの『拙者より強い男じゃないと付き合わないでござる』っていう私の妹が惚れるわけだわ。」

ソラ「惚れないでよ??」

カエデ「惚れるな。と言われたが────残念だね。もうとっくに惚れてるよ。」

ソラ「終わった。………まあ、これで終わりだよ。」

カエデ「そのようだね。あー、私、勝ちたかったなぁ。」

ソラ「残念。お疲れ様。」


激音。


司会「おおおおおおおおおお!!!!!!!し、勝者が決まったぁあああああああああ!!!!おーYES!!おー、YES、YES!!これで金がガッポリだぁああ!!ソラに賭けなかったバカどもお疲れ様でしたぁ!!ご愁傷さまです!!これで懐が温まったぜ!!ありがとう!!ソラくん!!」


ソラ「うっしゃ、勝った!!」



周りが歓声に包まれる─────。









歓迎祭はこれにて終了です。後日譚とかも出せれば出そうと思います。

それとまとめたほうがいいですか??ちょっと情報多いので、まとめれたらまとめます。

えーと、新しく小説を書いたので、読んでくれると幸いです。

名称は『信号待ってたら隣に立ってたのが幼馴染だった。どうしょっか。』です。

読んでくれると嬉しいです。

星やフォロー、コメントもつけてくれると嬉しいです!!

強制はしません。つけてくれると嬉しいというただの承認欲求です。

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