勘違いされていたスキル"自由創作"で気まぐれに生きる

第18話 秘密の会談とその翌日。

どうも『暁（あかつき）』のソラです。

前回は、秘密の会談を始めたっていう所で終わりました。では、本編、どうぞ。

ソラ「久しぶりだな。入学式振りか？来たくなかったよ。」

??「入学式の挨拶にいなかったろ。

………じゃぁ、来ないでもらえる？」

ソラ「来たくなかったけど来なきゃいけないんだよ。それで───少しお願い事だ。

………歓迎祭をちょいと細工してくれん？」

??「ふむ？？学院長に頼むのかい？」

ソラ「んなわけねぇだろ。後輩からのの願いだよ。」

学院長「ふーん？なんかあるようだね？」

ソラ「ああ、訳ありだ。」

学院長「訳あり、ね。いいよ。言ってご覧。この『隠者（ハーミット）』の『セシリア·クローディス』に。」

ソラ「んじゃぁ、遠慮なく。」

セシリア「いいよ。」

ソラ「アリスが『魅了（チャーム）』されたんだが。」

セシリア「は？………いやいや、ぶっこみすぎだろ？それに、冗談でしょ？」

ソラ「…………」

セシリア（あ〜、マジなのね？）

セシリア「本当なの？誰が掛けた？」

ソラ「ああ。………アイルフォルト·リーバル。」

セシリア「なるほどな。…………証拠は？」

ソラ「録画してある。」

（ども。【頭脳（プレーン）】です。

…………は？いつ録画した？それに、いつ気がついた？）

『いつ？』ってンなもん決まってんだろ。まだ、撮ってねぇよ。

（は？それなのに法螺吹いたのか？）

その通り。それに関しては─────

セシリア「嘘ね。私は『隠者（ハーミット）』よ？嘘を見抜くなんて朝飯前。」

ソラ「ああ。正解だ。」

セシリア「で？嘘をついてまで何がしたいの？」

ソラ「だから、さっき言ったろ。──────だよ。」

セシリア「もう1回お願い。貴方が言ってることが分からなかったわ。」

は？また言わないといけないの？めんどいなぁ。

ソラ「だから、『アリスを助ける為に細工しろ』って言ってんの。」

セシリア「うん、わかった。………で？どうやんの？」

ソラ「急かさないで。これからちゃんと言うから。」

セシリア「じゃぁ、どうぞ。」

ソラ「細工の方法なんだが─────」

そう。細工の方法。これはいい具合の塩梅が必要である。警戒させすぎるとだめ。

かと言って、警戒させないと調子に乗る危険性がある。

だから、俺はこう提案しよう。

ソラ「歓迎祭リーグのトーナメント弄って？」

セシリア「は？………無理に決まってんだろ。まだ決まってないけどさ。」

ソラ「じゃぁ、いいだろ。俺も手伝うから。」

セシリア「………どこまで手伝う？」

ソラ「会場準備までは。」

セシリア「……………いいよ。乗ってあげる。それに、生徒が催眠の術中っていうのもヤダしね。」

なんだかんだで、甘いセシリアである。

ソラ「じゃぁ、トーナメントなんだが、これ、全員強制なんだよな？」

セシリア「ええ。絶対強制よ。」

なら、組めるな。

ん？組めるって何がって？

答えは────

ソラ「じゃぁ、こうしよう。グループに分けて。」

セシリア「順番は？」

ソラ「学院長の独断。」

セシリア「なるほどね。」

セシリア（これなら、ソラの思い通りになるってか。いいじゃん。）

ソラ「そんで、順番だが─────」

翌日。

カリン「わぁ、綺麗に別れたね。」

そう、俺は、セシリアにこう提案した。

『俺とクズ魅了（チャーム）持ち、カリン、アリシア、アメリアとあと1人をワングループの勝ちにすれば良くない？』とな。

まあ、分かりづらそうなのでこんな感じ。

Aグループ

ソラとその他。

Bグループ

アイルフォルトとその他。

Cグループ

カリンとその他。

Dグループ

アリシアとその他。

Eグループ

アメリアとその他。

Fグループ

その他。

って言うのが予選。

決勝はバトルロワイアル（味方無し）。

質問がある方は学院長まで。

ということらしい。

カリン「これ、ソラくんだよね。」

ソラ「なんでそう思った？」

アメリア「なんでも使ってやるって言ってたじゃない？お兄ちゃん。」

ソラ「………ああ、その通りだよ。絶対返させてもらう。」

カリン「いやー、楽しみだなぁ。ソラくんと戦えるんだもん。」

ソラ「ああ、それともう授業休むから。んじゃ。」

アメリア「え？き、急すぎない！！！！！？？？？！？」

数分後

ソラ「うん、これなら大丈夫そうだな。確実に潰せる。

待ってろよ。

くそ転生者め。」

7月12日現在、少し修正させて頂きました。

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