第11話 女って怖い

ども。『あかつき』のソラです。前回では学びました。



『学院はクソめんどい。』



ということを学びました。なので、反省して、今回の会話です。



ソラ「眠いなぁ。」

カリン「なんで?……ところで、今日のHRやばいんだって〜。」


ソラ「夜中ぶっ通しでゲームやってた。……ん?なんかあったっけ?」


カリン「ゲームなんでやってんの?……あるよ!!大ありだよ!!なんか私たちのクラスに飛び級してきた天才が来るらしいよ!!」

ソラ「へぇ〜、興味無いな。そいつって、そんな天才なのか?」


カリン「そうだね。天才と言わざる負えないくらいだね。だって、この学院のテストをほぼ満点だからね。」



へぇ〜、そんな凄いのか。ま、気にしないけどさ。いや、そりゃ、この入試難度トップと言われてるだけあって難しいしね?おれは難しくなかった。


だって、【頭脳プレーン】を使ってたし。


(ども。褒められちゃった【頭脳プレーン】です。それは、ともかく、おまえ、ドーピングだからな?カンニングだぞ?)


バレなきゃ犯罪じゃない。それに、教師どもは、気付かなかった。まぁ、可能性としては、学院長は、気づくだろうな。気にしなくていいけど。


(そんなもんなのか?まあ、いいが。そういや、人間界ってどういうことだ?)


あ〜、俺もあのクソ公爵家の本で読んだんだが、

この世界には『人間界にんげんかい』、『魔界まかい』、『天界てんかい』、『神界しんかい』、『冥界めいかい』、『悪魔界あくまかい』が存在している。


(そういや、こいつ【祝福の儀】までは、神童って呼ばれるくらいには魔力操作、努力と向上心がえぐかったらしいや。)


因みに、『人間界』は名前の通り、人が住む世界。エルフや、獣人などの俗に言う『亜人』もいるらしい。


『魔界』は魔族が住んでいるらしい。魔物が出現するのはここから。だが、マナがあれば勝手に出現してるのが魔物なので、どこでもでてくる。(天界、神界を除く。)


『天界』は天使が住んでいる。堕天使となる天使の異分子は、即追放らしい。よく分からないが。


『神界』は神様が住んでいるらしい。よく分からないが、最強なのは、ここ。


『冥界』は単純に言えば、ゴースト、いわゆる『アンデット』の居場所のようなものだ。まあ、人間界にいる、アンデットとは存在の格が違うけど。


『悪魔界』は悪魔が住んでいる場所。何体居るのかは知らない。堕天使もたまにいるとか。







そんな話はともかく、HRです。



ソラ「そんな頭いいのかなぁ〜。」

アリシア「いいよ。私よりも知識はあると思う。」


ソラ「へぇ〜、じゃぁ、武力はアリシアが上回ってるんだ。」

アリシア「そうね。かなり、ギリギリだけど。」


カリン「そんな強いんなら私はソラに稽古つけてもらおうかなぁ〜。」

アリシア「っ!?」


ソラ「ん〜、まあいいぞ。」


アリシア(ずるい。私も参加したいけど、むむむ。ソラくんの立場がなぁ〜。)


ソラ「じゃあ、あの学院長にちょっと話してくるわ。」

カリン「え?」


ソラ「ん?だって、部活動をしますっていう建前で稽古すんだぞ?ってか、それ以外ない。場所を借りる方法がな。」


カリン「あ〜、そうだね。……どこでやろっか?」

ソラ「場所は決まってる。『第5闘技場』だ。」


カリン「あ〜、あそこなら、広いね。……でも、汚れてない?」


いや、その言葉で済ませられるほどあそこは、容易くはない。だがまあ、簡単に汚れは落とせるだろう。………俺だから。


(学院長から許可が貰えるのが確定で行くな。)


うるさい黙れ。確定なんだよ。既に話は通してあるからね。




カーマイン「さて、そこの3人組。いや、ハーレム野郎。いい加減にしろ、馬鹿弟子。」

ソラ「ひどくない?」


カーマイン「ま、いいだろう?気にするな。話を戻そう。これから飛び級してきたバカ天才がくる。気を引き締めるように。」

ソラ「ねぇ、そんな強いの?」


カーマイン「見れば分かる。………ほら、来たぞ。」



ガラッ



ソラ「え?」


アリシア「あ〜、この子かぁー。」

カリン「ふーん?」


彼らがこの反応をした理由は至極簡単である。

それは、昔の知り合いだったから。



??「よろしく!!私は、『アメリア·アルバート』よ!!」



ソラ(うわぁー、寄りにもよってこいつかよ。こいつは俺の妹だ。)



アメリア「よろしく。………アリシア義姉さん。」

アリシア「こんにちは。」



こっわ。目笑ってないんですけど。アリシアさん。



ソラ「なぁ、アリシアってなんであいつから義姉さんって呼ばれてんの?(小声)」

カリン「知らない。(小声)」


アリシア「あら、知りたいですか?2人とも。」


カリン「い、いえ。(ちょっと涙目)」

ソラ「少し興味があるかな。(震え声)」


アリシア「そうですよね。とはいえ、『·』ですもんね。」(大声)


ソラ「………」


ねぇ、ここでばらすことなくない?ねぇ?酷いと思うよ??

ほら、師匠も昴も……って、笑ってやがる。

爆笑?どこにツボったの?ねぇ?ま、いいか。後でシバくしかないな。


(確定事項。)


ああ。確定事項だ。


アメリア「………アルフレッドく〜ん。出ておいで〜?今なら、魔術ぶち当てるだけで済みますよ〜?」


き、キレてる……こわ。


カリン「はい!!アルフレッドくんです!!今の名前は、『ソラ』です!!」


お、オーイ!!貴様!!なにしとくれとんねん!!殺す気か?

いや、殺す気だよなぁ!!

うちの元妹キレると怖いんだぞ!!(涙声)

ヤバいんだぞ!!(涙目)

あんたらはしらないだろうけどさぁ!!(発狂)


アメリア「ふーん。あなたが本当に私の兄なのよね?アルフレッドお兄ちゃん?」


ソラ「は、はい。(震え声)」


アメリア「あなた、本当に私の双子の兄なの?」


ソラ「そうです。(震え声)」


アメリア「なら、それ相応の態度があるよね?挙句の果てにアリシアさんがせっかく入れてくれた孤児院も脱走しちゃうらしいじゃん?」


ソラ「勝手に抜け出して大変申し訳ございませんでした。」


アメリア「それは、アリシアちゃんに言うよね?」


ソラ「アリシア様、その節は大変申し訳ございませんでした。(土下座)」


アリシア「い、いいよ?別に。イジメ受けてたし、それを知らなかった私も悪いし。」


アメリア「ん?どういうこと?イジメ?」


まって、魔力圧エグすぎ。死ぬ。圧迫感半端ない。(冗談。)



ソラ、アリシア説明中。



ソラ「という訳です。」


アメリア「ふむ、この件はソラに非はないということで。……でも、なんで勝手に私に言わずに家を出るのかなぁ?心配で仕方なかったんだよ?」


ソラ「すみません。あの時は『クソジジイ父親がさっさと出ていけ』と言っていたので、挨拶は要らないね。と、自己判断しました。」


余談ですが、クソジジイとは実の父親です。


アメリア「ふーん。そう。……あのクソジジイがぁあああああああああ!!

やっぱりかぁああああああああ!!!

ずっと一緒に過ごせると思っていたのにいぃいいいいい!!!」


え?なんで?お前かなり俺に対して冷たかったじゃん?


ソラ「なんで?」


アメリア「は?兄妹なんだよ?ずっと一緒でしょ?血がつながってんだよ?」


ソラ「えぇ?こわ。ブラコンだぁ。」


アメリア「なに?その『ぶらこん』って。」


昴「ブフォッ」


あ、ツボった。やっぱりね。知ってた。こうなるって。ま、一応説明しておくか。




ソラ説明。

アメリア「………ええ。そうよ。私はブラコンよぉおおお!!」


あ、認めた。じゃあこっちはどうかな?


ソラ「じゃあさ、お前の弟はどうなの?」

アメリア「は?そんなやついたかしら?」


あ、そうなんだ。こいつ弟嫌いなんだなぁ。

因みに俺も嫌い。


アメリア「でも、考えてみると……あなたは家を出されたのよね?

不本意だけど。本っ当に不本意だけど。」


そんな嫌だったのか。俺が家を出るのが。


ソラ「そ、そうだな?」

アメリア「なら……私達は結婚してもいいのよね?」


なぜそうなる?なんで?


ソラ「なぜそうなる?」


昴「だめだ。許すわけないだろ。」


アメリア「あなたはお兄ちゃ……コホン。ソラくんのなに?」


昴「友達だ。まだ、な。」


アメリア「そう。なら、付き合ってもいいよね?」


昴「だ、だめ───」


アメリア「ええ。そう言うと思ったわ。だから、分け合わないハーレム作らない?」


昴「………ありだな。」


落ちやがった。こいつ。

ってか、アメリア元妹が強すぎる。策士かよ。


アリシア「私もダメだと思う。」


お、いいぞ。がんばれ!!


アメリア「だから──ゴニョゴニョ」

アリシア「………いいわ。その案乗った。」


カリン「ちょ、ちょっとアリシア!?」


カーマイン「あ、私は当然乗るぞ?2年前と同じだなぁ。」

昴「そうね。」


アメリア「は?」

アリシア「え?」


アメリア·アリシア·カリン「「「どういうこと?ソラ?」」」


ソラ「え!?い、いや、その………」


カーマイン「ん?簡単だぞ?私たちが」

昴「犯した。」


アメリア「は?」

アリシア「ん?」

カリン「へぇ〜?」


ソラ「あ、そ、その………えっと……はい。犯されました。2年間。」


アメリア「大変だったわね。ギユッ」


あの、やわっこいんですけど。胸成長し過ぎじゃね?こいつ。かなり前までは、ぺったんこだったのに!?!?


ソラ「んぐっ!!!??」

アメリア「あんたねぇ!?失礼なことかんがえてんじゃなぁい!?」


ソラ「い、いえ考えてません!!」

アメリア「じゃあなに考えていたのかしら!?」


ソラ「え、えーと、その〜、」


アメリア「女の勘だと、『昔は胸ぺったんこじゃなかったっけ?』とか思ってんじゃないの?」


き、気づいてやがる!!


ソラ「い、いえ。おもってません!!」

アメリア「そう。まあ、いいわ。……よく頑張ったわね。」

ソラ「う、うん。」


あぁ。こうされると落ち着くなぁ。


カーマイン「おい。貴様、死ぬ覚悟は出来ているな?」

アメリア「死にたくはないわ!!でも、ソラと結婚するの!!」

カーマイン「なぜ?言っておくが、私は『世界』だぞ?」


アメリア「だからなに!?私は『審判ジャッジメント』よ!!」

カーマイン「ふむ。完全アルカナ持ちか?」


アメリア「そうよ!!」


カーマイン「ならばいいだろう。乗ってやろう。だが、私の屋敷で行う。」

アメリア·アリシア·昴「賛成。」


は!?勝手に決めんなぁ!!


カリン「ちょ、ちょっと!?」


アメリア「そういえば、カリンさんって………」

カーマイン「ソラと同じ部屋だな。……はぁ?死にたいのか?貴様。」


なんか勝手にキレた。どういうこと?


カリン「い、いやぁ………仕方ないでしょ!!

私だってねぇ、私だってねぇ!!!!

もともと男子のフリしてたんだよ!!

そしたら、部屋に帰ってきたソラと着替え中の私が鉢合わせだよっ!!」

昴「死にたいのね。」


カリン「ち、ちが────」


カーマイン「よし。こいつはソラに犯させるとして、どうする?」


おい。確定させんな。


カリン「………私、犯されちゃうの?」

カーマイン「そうだ。」


カリン「………ソラに?ほんと?」


\(^o^)/オワタ。


カリン「やった。嬉しいなぁ。」


は?え?ちょ、ちょっと待って?


ソラ「待て待て待て待て待て待て!!おかしいだろ!!」


カリン「ちゃんと、犯してね?」

ソラ「言葉がおかしいぃいいいいいいい!!!」


女子全員「「「「「あっははははははははははははははははは!!!!!」」」」」




そうして、俺は前回同様、学んだ。

『女は怖い。』

以上である。




7月12日現在、軽く修正しました。


星、フォロー、ハート、コメントをどうかよろしくお願いします!!!恵んでください!!


他作品もどうかよろしくお願いします!!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る