第10話 学院ってめんどいわ。

ども、『あかつき』のソラです。もうね、前回はまじで死ぬかと思った。




前回の顛末です。


『ソラが寮から帰ってきたら、カリンが着替え中で、実は女で、意外とプロポーションがあった。』



以上です。

これからは、今回の会話です。



朝。


ソラ「ん〜、おはよう。カリン。」


カリン「んぅ、おはよう。」


ソラ「寝癖直してこいよ。やばいぞ。」


カリン「えっ、え!?そ、そんなにひどい?」


酷いどころじゃない。まじか、こいつってくらいにボンバーしてるんだけど。


カリン「な、直してくるね。」


ソラ「おう。その間にご飯作っとくわ。」


カリン「お願い!!………今日の朝ご飯なに?」


ソラ「ん〜と、ブレッドに、べコーン、エグ焼き。」


カリン「やった!!」


因みにブレッドは食パン。べコーンはベーコン。エグ焼きは目玉焼き。

そうして、食べ終わる。



ソラ「んじゃ、制服に着替えるか。」

カリン「……覗かないでよ?」


ソラ「覗かねぇよ。どんなバカがいるんだよ。」

カリン「ここにいるじゃん。」


ソラ「あれは、不可抗力だっただろうが!!」

カリン「どうだか。……あっち向いててよ。」


ソラ「向いてるって。………今日は、薬草学と魔術学、地理とかだっけ?」

カリン「そう。すごいよね。一コマ2時間だよ?」


ソラ「それで、3つしか出来ないって少しヤバいけどな。」

カリン「そうだね。」



HRの時間になる。


ソラ「ん?先生遅いな?」

カリン「そうだね。なんかあったのかな?」


??「お隣よろしいですか?」

カリン「僕の横なら空いてるけど。」


??「いえ、のお手を煩す訳にはいこません。………お隣、いいですか?ソラさん。」


ソラ「いいけど、誰?」


カリン(こいつ、ヤバすぎる。私はさ、いいんだよ?

だって、王族だけど、私から『気楽に仲良く過ごそうね。』って言ったしね?

でも流石にないよ?公爵令嬢にタメ口は。)


??「あら、すみません。名乗ってませんでしたね。私は、『アリシア·グリックルス』です。クラスメートですので、よろしくお願いしますね?」


ソラ「………俺に声かける必要なくない?」


グリックルス………って、アリスか!?

ど、どうしよう。ご、誤魔化すか?


アリシア「いえ、優秀な人材は囲っておけと父からの伝言でして。」

ソラ「そうかい。それは嬉しいもんだね。」


まったくもって嬉しいとは思ってもないけど。

迷惑だと思ってる。


アリシア「そうですか。それでは失礼しますね?」


こういうときは、断らないのが1番かな?


ソラ「どうぞ、お好きに。」

アリシア「では。」


カリン(むむむむ。ずるい。いや、でも、もう少し近づくか?いや、でもなぁ、………えい!!近づいちゃえ!!)


アリシア(カリンさん本気ですね。堕ちた雌の顔をしてます。私もですが。胸がないのに頑張ってますね。)


やめろ、辛い。胸を押し付けんな。

社会的に死ぬから。マジでやめろ。

辛すぎる。片方が大きくって、もう片方がなんか不思議。

見た目小さいのに、触れると大きいとか、違和感しかない。どうゆうこと?





ガタン


よ、ようやく来たぁ〜。助かったぁ。



??「ここの教師が空いてるとのことでな、臨時教師とこれからここの担任教師を務めることになった、『カーマイン』だ。よろしく頼む。」




はあ?


ソラ「はぁあああああああああああああ!?」


カーマイン「ほう。威勢のいい死にたいガキがいるようだな?」


ソラ「さーせんした。」


カーマイン「許す。………ソラぁああああああああ!!」


ソラ「ちょ、まって、それはシャレになんないって。」


今、カーマインが放とうとしているのは『黒炎』である。これは、消えない炎。全てを灰燼にする炎。

シャレになんないどころか一国が消えるクラスである。


??「ちょっと待ちなさい、カーマイン!!」


聞き覚えがあるぞ?


??「 同じ帝国軍所属の『スバル』だ。よろしくな。」


………終わった。だれか助けて。


昴「あ、ソラ。久しぶり。」


ソラ「ああ、久しぶりだな。1ヶ月ぶりか。」






モブ男「なんだあの美女と美少女は!?綺麗すぎる。って、あの平民が知り合いだと!?………おい、平民。………その立場寄越せよ。な?(小さい声。)」


ああ〜、この世界にもいるんだなぁ。いや、いたか。あのくそ公爵家父親がよぉ。



モブ「おい、聞いてんのか!?」


ソラ「ああ、すみません。聞いてませんでした。蟻が話しているのを聞け。と言われても分かりませんので。」


モブ「お、おれが蟻だとぉ!?」


なんか言ってるなぁ。


ソラ「なんか言ってるなぁ。」


昴「ソラ、心の声ダダ漏れだぞww」


モブ「ッチ。」


カーマイン「………あ?誰に舌打ちしたんだ?小僧?」



そうして、クラスが恐怖に陥った。これが俗に言う『恐怖政治』か。いや、違うか。クラスだしな。なんて言うんだろ。まあ、恐怖政治だろ。


そもそも恐怖政治とは。

フランス革命後に起きた『ロビスピエール』が先導して行った恐怖で国民を支配して政治を行うというものである。まあ、後に処刑されたけどね。


(ども。【頭脳プレーン】です。おまえ、のほほんとしすぎだろ。)


悪かったな。まあ、カリンもアリスも怯えちゃってるし止めますか。


ソラ「先生、HRしません?」


カーマイン「あ〜、それもそうだな。(命拾いしたな、小僧。)」


昴「いいと思います。(命拾いしたわね。)

……あぁ、私は副担任だから。よろしく。」


ソラ「よろしくお願いします。」


アリシア「………よろしくお願いします。」


カリン「……よろしくお願いします。」


カーマイン「おう!よろしくな。んじゃ、席につけ〜。」




カーマイン「さて、どうしようか。自己紹介してもらおうかな。最初の一コマは自由時間だしな。」


ソラ「では、俺から。まあ、先生とは知り合いなので自己紹介はしませんが、何の

担当ですか?」


カーマイン「あ〜、なんだっけなぁ。」


昴「私たちは新カリキュラムの軸です。そして教える内容は『軍事練習』。

略して『軍練』です。

まあ、担任は魔術と地学その他魔術に関して全て教えますけど。

あ、私は冒険者、暗殺者を教えます。」


そう。ここは魔術騎士養成学院と謳っているが、実際は何でも育てる学院である。冒険者でも、暗殺者でも、何でも。

しかし、暗殺者は絶対冒険者の盗賊にされるが。




すみません。ここで修正。

魔法騎士養成学院なんですけど、魔術騎士養成学院にしようと思います。この名前が出てきた話も修正をかけさせていただきます。



ソラ「へぇ〜、凄いですね。因みに今まで軍でどんなことしてきたんですか?」


昴「私は入軍して間もないですが、ドラゴン討伐はしました。」



カーマイン「私は………『世界』とだけ言っておこう。」


カリン(まじか。この人が『世界』なのかよ。………まあ、納得かな。だとしたら、ソラってマジモンの何者?)


アリシア(納得ですわね。最強の名を冠するもの。圧倒的強者。………では、ソラくんは何者?)



カーマイン「んじゃ、そろそろ時間だし、魔術学を教える。」

昴「私は仕事があるのでこれで失礼します。」


カーマイン「おう、じゃあな。」

昴「では。」

クラス全員「「「「………!?」」」」


驚くなよ。簡単だろ。窓から飛び降りて、外へ出て、闘技場に向かうだなんて普通じゃないのか?

いや、普通じゃないか。確かに俺だって日本にいた時はしてなかったしなぁ。




授業を終えて


アリシア「ん〜、すっごい難しかったけど、分かりやすかったなぁ〜。

まぁ、でも、いきなり『いいか!!貴様らは弱い!!弱すぎる!!だから貴様らには基礎中の基礎しか教えん!!』とか言われたのはびっくりだったなあ。

………そしてソラくん?

ちゃぁんとあの美人2人との関係を教えて?」


カリン「本当だよ?教えてね?ボクにも、ね?」


ソラ「ヒェッ。………はい。」


まって、こっわ。なにあの笑顔。笑顔なのに、殺気しか感じないよぉおおお。

断れなかった。すまん。師匠、昴。もう腹括るしかないようです。




ソラくん、説明中。


ソラ「かくかくしかじかで〜。」


カリン「ふ〜ん?」(アリシアをどギツイ目で見ている。)


アリシア「えっ?」(マジで驚いている。だって、真相言ってないもん。)

この時は、孤児院脱走した時。


ソラ「んで、こうなって〜。」



アリシア「へぇ〜!!」

カリン「おぉ〜。」

この時は、軍、冒険者でやっていた時。


ソラ「あの時はね〜。」


カリン「ふ〜ん。」

アリシア「へぇ〜?」

この時は昴との知り合った方法。

(異世界に言ったことも言った。ほぼ1日一緒に居たとも言った。)

そしたら、なんか目が冷ややかになった。

そして、叩かれた。殴られた。魔術ぶち込まれた。剣術で膾切りにされかけた。

おかしい。なぜだ。解せぬ。

まあ、全部余裕で避けるんですけどね。





ともかく結論を言おう。

「学院はクソめんどい。」

以上である。




7月12日現在、軽く修正しました



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