第9話 寮。

どうも。『あかつき』のソラです。




前回の顛末。




ソラ「んじゃ、2人とも。行ってきます!!」



昴·カーマイン「「あ、ああ。行ってらっしゃい。」」





でした。寮に向かったソラでした。

これから今回の会話です。



ソラ「寮に到着!!」




ソラ「俺の部屋どこだっけなぁ。」


ここは、学院の寮である。入試1位アリシアは、一人部屋。他の人は2人部屋となる。

ソラは、2位だったため、3位の人と一緒となる。




ソラ「お、ここだここ。………よろしく〜。」

??「あ、ああ。よろしく。……僕は、『カリン·スーマット』だ。男だよ。よろしく。」


ソラ(へぇー、良かった。女の子だったら、死んでたわ。)


(ども。【頭脳プレーン】です。

………へぇ〜、女の子だ。男に扮しているんだなぁ。言わないようにしよ。)


ソラ「お、よろしく。俺は、『ソラ』だ。よろしくな。」


カリン「うん。よろしくね。」

ソラ「おお〜、よろしく。とりま、荷解きするわ。」


カリン「手伝おうか?」

ソラ「いや、いいよ。すぐ終わるし。荷物そんなにないし。」

カリン「そうなの?確かにないね。」

ソラ「だろ?」



ソラ「クローゼットあるの、助かるなぁ。……地球純日本産のラノベは……机の上に『影書庫かげしょこ』で置いておくか。」


カリン「な、なに?それ。」

ソラ「ん?これ?これはな、『影書庫』って言うんだけど、書庫だよ。ちょっと、のね。」


カリン「お、おかしいと思う。まあ、いいんだけど。」


ソラ「んじゃ、おやすみ。」

カリン「え!?早いよ!?」

ソラ「そういや、そうだな。まだ、昼間10時だしな。」


カリン「さらに、これから授業あるよ?って言っても、自己紹介みたいなもんだけどね。」


なるほどね。HRか。めんど。



ソラ「え?嘘だろ?」

カリン「うん。あるよ。」


ソラ「何時から?」

カリン「昼過ぎてからだから、15時からかな。」


ソラ「何時まで?」

カリン「4時まで。」


ソラ「中途半端すぎるだろ。」

カリン「ふふっ。そうだね。……ほら、行こ。」

ソラ「どこに?」


カリン「ご飯食べに。いかない?」

ソラ「あ〜、俺はいいや。飯食べてきたし。」


カリン「………」


なんだよ。そんな、ジト目で見んなって。辛い。男だとしても、それは効くから。一緒に食べたかったのか?俺は飯食わなくてもいいの。


ソラ「ん〜、俺が飯作ろうか?」

カリン「………作れるの?」


ソラ「作れるぞ。普通だと思うけど。」

カリン「そうなんだ。食べさせてもらうね。」


ソラ「………好きにしてくれ。」

カリン「じゃあ、待ってるよ。」

ソラ「期待はするな。」




2作り終えた。

場所はここ。まじでなんでもあるな。



カリン「なにこれ?」


ソラ「おおう。良くぞ、聞いてくれた。

これはな、(日本で知った)『ラーメン』と呼ばれるものだ。

まぁ、時間はかかるがな。今回は、醤油ベースだ。

案外食べてみると上手いんだ。これが。」


(おい。時間かかってないだろ。それ。2分で作ってんだから。)


あ、麺からだぞ。作ってるのは。


(おかしい。)


仕方がない。俺だから。


(もういいわ。)


カリン「い、いただきます。………熱っ!!」

ソラ「ははっ。『ふぅふぅ』って冷ましたりするんだぞ。」

カリン「他は?」

ソラ「おすすめしないけど、待つ。ほんとにオススメしない。理由としては、不味くなるから。」

カリン「むぅ。まああいか。そして、この『箸』とやらも難しいね。」

ソラ「そうだな。」


カリン「ま、どこの知識?とは問わないけどさ。」

ソラ「それはどうも。」




 そうして、昼飯を食べきったころ。



ソラ「ふぁ〜〜。……眠い。」

カリン「ソラ。ここで、寝ちゃダメだよ。」

ソラ「わ〜ってるよ。ベッドで寝るから、おやすみ〜。」

カリン「………はぁ。おやすみ。」





そうして、深く眠った頃。



カリン「え!?」




一瞬で叩き起されることとなる。




ソラ「なんだよ。寝れなかったじゃん。」

カリン「い、いや。なんでもない、かな。」


ソラ「なんなんだよ。」


カリン(流石に言えない。いきなり黒髪から、赤髪に変わったのは。さらに、一瞬だったけど、今、金目じゃなかった?………知り合いでいた気がする。だれだっk……)

カリン「思い出したぁ〜〜!!」

ソラ「なんだよ!!もう、寝れないじゃん!!」

カリン「寝させないよ。ソラ。どういうことかな?説明してよ。ソラくん。それか、『アルフレッド·アルバート』くんと呼んだ方がいいかな?」

ソラ「………誰ですか?その、アルフレッドさんって。」


ソラ(こっわ!!あってる!!ど、どうにかして誤魔化さないと。)


(あばよ。次回、ソラ、死す。デュエルスタンバイ!!)


おい!!勝手に殺すな!!勝手にデュエルをスタンバイさせようとすんな!!

カリン「あれ?君じゃないの?ソラくん。僕は君だと思ってたよ。」

ソラ「内緒だぞ。」

ソラ(ってか、こいつ知り合いか?こんな人見たことないんだが。そして、王族だろ?記憶にないなぁ……)

カリン「本当にアルフレッドくんなのか!?アルフレッドくん。って呼んでもいい?」

ソラ「ダメにきまってんだろ。せめて、ソラって呼べや。」

カリン「………仕方がないなぁ。分かったよ、ソラ。」

ソラ「………良かった。マジで内緒だからな?約束だからな?破ったら、シバくからな?」

カリン「うん。分かった。約束ね。」

ソラ「ああ。」




そうして、少し身バレしたが、大体は安全だった。

そして、貴族の女性になんかめっちゃ声かけられた。

やれ、「王子と代わって!!」だの、「王子様に馴れ馴れしく話しかけないで!!」だの。

うるさかった〜。疲れるわ。こんなん。

一応、丁寧に、貴族の礼儀に沿って、断ったけどさぁ。

困るんだよね。迷惑って言葉知らないのかな?

あ、知らないから、こういう迷惑行為をするんダッタ。





寮生活で1ヶ月が過ぎた頃だった。事件は起きた。




ソラ「はぁ。ただいま〜。」

「………」



そこ部屋は無音だった。

数分程度だろうか。沈黙だった。

そりゃ、そうだ。俺が帰ってきたら、なぜかカリンが女の体をしていて、サラシをまこうとしていたのだから。下は履いてない。




先に意識を取り戻したのは俺だった。だから、こうした。



ソラ「すみません。間違えました。」


と言ってやったぜ★


そしたら、

ユラりとカリンが意識を取り戻しました。



カリン「ふぅ〜。まてまてまて!!!」

ソラ「なんだよ。」

カリン「戻ってきて、今すぐ。言いたいことがあるから。…………………変態。」

ソラ「いやちが……」

カリン「えっち。私の胸、ガン見してたでしょ。分かってたよ。」

ソラ「ち、ちがうって……」

カリン「わ、わたしの秘密を知ったんだから、ここで殺すか、記憶を消すか、け、結婚しかない!!」

………どれも嫌です。

ソラ「どれも嫌だ。」

カリン「ふぅ、ふぅ、ふぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。や、やっぱりころすしか………」

ソラ「や、やめろぉおおおおおおお!?」



やはり、これは、そうなのか。これはカリンを誤魔化した罰と、学院長を煽った罪なのか。

ひどい。惨すぎる仕打ちだ。

男だと思ってたら、女だっただなんて……ひどい、酷すぎる!!


(知ってたwwwwwうん。こうなるってwwwわかってたww分かってたけどww むり、もう、だめ。………あっははははははははははwwwwwwwwwwwwwwwwww)


おい。貴様プレーン〜〜〜〜〜!!知っていたな!?知ってて黙っていやがったな!?こなくそ!!

(いや〜、これは……www弁明の、wwしようが、wwない〜〜〜〜!!(´º∀º`)ファーʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬ)

くそが!!しね!!シバキ回すぞ!!地獄の果てまで追いかけて、殺してやるぅううううううう!!




ソラ「さ、さーせんした。」


土下座である。これはまさに土下座案件である。


カリン「いいよ。僕も悪かったし。」


ソラ「そ、そうだな。これは、俺のと交換条件って事で。」

カリン「……いいよ。わかった。弱みを握りあったってことで。」


ソラ「ああ。当然こっちは内緒にするし、そっちが内緒にしないなら、露出狂って、噂を流す。せめて、同じ部屋だし、信憑性はある。写真を記録する媒体で撮ったしね。しっかりと。」


カリン「…………………やっぱり、変態ぃいいいい!!」

ソラ「なんで、…………あ、で、でも、これは必須だ!!お前を黙らせるために!!いかがわしいことに使うわけじゃないし、そんなつもりもない!!」


カリン「わ、わかったわ。悪気はないようだしね。………これらについては、秘匿案件って事で。墓まで持っていくとしよっか。」

ソラ「ああ。俺も持ってく。墓まで。」


死なないけどね。




そうして、大波乱だった、寮の話はおわり。



結局、要約すると、『ソラが寮から帰ってきたら、カリンが着替え中で、実は女で、意外とプロポーションがあった。』ということである。


なぜ、プロポーションが豊かなのに、男に扮することができるのかというと、サラシには、封印の魔術が付与されており、それで胸が一時的に封印されるのである。だが、なぜ大きくなったのかは、封印の魔術が原因とされている。つまり、押さえつけられることにより、反動で大きくなった。と、言うことだ。


なぜ、男にふんしてたのかは、男装していれば舐められないから。なんだとか。これは本人に聞いたそう。






最近、ラブコメを作りました。

「俺からしたら修羅場なんだが。ここ。」

というのを作りました。見てくれると幸いです。

ラブコメの方では、略称を決めましたが、改めて報告させていただきます。

まず、この「勘違いされていたスキル」の方は、「創作魔法」とさせていただきます。

次に、ラブコメの方は、「俺修羅」とさせていただきます。

どうか、どちらもよろしくお願いします。



7月12日現在、修正しました。


星、ハート、フォロー、コメントをどうかよろしくお願いします!!!恵んでください!!


他作品もよろしくお願いします!!

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