第8話 寮へ。

ども。『あかつき』のソラです。




前回の顛末。




入学式は終わった。





以上!!少なくて、ごめんなさい!!1文じゃ、足りないけど、気になった人、又は、見てない人は、見てきてね★


そんなこんなで、今回の会話です。




ソラ「あ〜、もう抱きつくなって、やめて。」

昴「やだ。もうちょっと。」


ソラ「向こうで言う、7月から始まる、『夏休み』の時にはちゃんと帰ってくるよ。」


昴「そこだけじゃん〜!!」


ソラ「ま、まぁな?お前も仕事あるし。………ってか、そうそう忘れてた。昴。」

昴「な、なに?」


ソラ「悪人に対しては、情けをかけるなよ。」

昴「なんで?」


ソラ「なんで、ね。じゃあ、少し、話そう。昔話さ。俺が初任務だった頃の話。」





回想。

ソラ「行ってきますね。クロアさん。」


クロア「お。初任務か。ちびっ子が、こんなにつよくなるとはなぁ。………気をつけろよ。」

ソラ「はい!!行ってきます!!」




そうして、俺は初任務へと出た。


その内容は、『』だった。

そこまで、「難しい内容ではない。」と、考えていた。実際、そんなに少女の救出は難しくなかった。


だが、問題はそこからだった。



救出できた時。


ソラ「うし。大丈夫か?」

??「コクコク。」

ソラ「そっか。名前を教えてくれ。」


??「私は『シア』です。」


ソラ「そうか。シアって言うんだな。………いい名前だね。

んじゃ、少し走るから、舌切らないようにして。

これから、君を攫って、監禁したクズを殺しに行くから。

ついてくる?危険は無いと思う。

でも、無理強いはしない。」


シア「っ。……や。」

ソラ「そっか。そうだよね。ん。ちょっと待ってね。」


シア「………」

ソラ「おっけ。影の中に入って。」


シア「わかっ、た。」

ソラ「っ〜〜〜〜〜〜!!??早く!!」


シア「ん!!……入った。」

ソラ「うし。……少し、中に居てね。」





そうして、『彼女シア』を安全なの中に入れた瞬間。




ソラ「あっぶな!!」



シアを攫った首謀者が、斧槍ハルバードを振り回してきた。まぁ、容易く避けるけど。




首謀者「くそ!!当たれチビ!!」


ソラ「チビじゃねえよ!!まぁ、7歳だけどさ。」

首謀者「雌をどこにやりやがった!!」


ソラ(うわ〜、いたいけな少女を雌とか言った。絶対ボコす。)




首謀者「わ、悪かった。おれが、悪かった。奴隷を見繕ったりしねぇから!!助けてくれ!!命だけは!!頼む!!」


ソラ(仕方、無いか?どうしたもんか。………枷を付けて、逃がす?だが……ま、どちらにせよ一旦、捕まえるか。)



人の善人の心は、あると疑わなかった。実際、自分が1番分かっていたのに。


誰しも悪人の心と善人の心はどっちもあると言うのに。


悪人は前者の方が高いのに。


ソラ「とりあえず、捕まえる。」

首謀者「そ、そんな。生きて行けねぇんだよ!!頼む。だから、どうか。」


ソラ「そうか。悪さをしなければいい。じゃあな。二度と悪さをするな。」




俺は、単純だった。任務をこなした。と考えて、浮かれていたんだ。そこまでする命を狩る必要はない。と。



そうして、3週間が、立ったある日。

その日は、任務が終わって帰っている時だった。


見逃せなかった。どうやっても。だって、それは、路地裏で、が、女性を犯していたから。



この時、俺は世のありもしない希望願いを捨てた。


ああ。もう、この世界は救いようもないゴミで溢れているのだと。

悪人は、一切の躊躇いなく殺し続けるしかないのだと。



ん?そうして、犯してた男?

当然、殺した。が、一切、気にせず殺した。


ソラ「以上だ。あの時は、憤りと罪悪感しかなかったな。

なんてったって、あの時、止められた犯罪を俺が、増やしたんだ。

だから、それからは確実に、悪人は、必ず殺した。

命乞いをしようと。

そもそも、俺らが働いている場所リーデア帝国軍には重い任務しかこない。だから、手を抜くな。躊躇をするな。

悪人は、殺せ。としか、言いようがないかな。」


昴「そ、そうなんだ。躊躇いはしない。よし、覚えた。」


ソラ「気をつけろよ。あれ?初任務はどうだった?」


昴「楽な任務だったよ。『ドラゴンの討伐』楽すぎて欠伸が出すぎたね。」

ソラ「そんな眠かったのか。ま、寮に行ってくるわ。」


昴「うーん、行ってらっしゃい。」


なんかすっごい不機嫌だった感じが……


(ども。【頭脳プレーン】です。………不機嫌?そりゃ、お前のせいだな。)


なんで?


(なんでって、あいつがお前のことを好きだからだよ。……言わないけど。)



ソラ「あ、師匠。来てくれたんですか?……ん?仕事中じゃなかったっけ?」


カーマイン「いや、それどころじゃなくてな。

(ソラのことで頭いっぱいいっぱいで、仕事事務)に集中できない。)」

ソラ「そうですか。なんか、ありますか?」


カーマイン「いや、………ふむ。一つだけ言っておこう。『たのしんでこいよ。』」

ソラ「………はい!!」



そこに生まれていたのは満面の笑みを浮かべるソラ弟子と、少し悲しげな表情をしていたカーマイン師匠の2人がいた。




ソラ「んじゃ、2人とも。行ってきます!!」



昴·カーマイン「「あ、ああ。行ってらっしゃい。」」




7月11日現在、少し修正入れました。







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